靖国神社と皇室典範をイデオロギーに捉われずに考えています。
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片岡鉄哉 略歴 1933年、栃木県に生まれ。元スタンフォード大学フーバー研究所研究員。早稲田大学政経学部卒業。シカゴ大学大学院政治学部博士課程修了。 1969年ニューヨーク州立大学政治学部助教授、1982年筑波大学歴史・人類学系教授に就任。1984年スミソニアン・インステテューション Woodrow Wilson Center fellow
近い将来において、日本は必ず核武装することになる。ポスト冷戦の世界を動かすのは米中の覇権競争である。二十年内に米中は互角のプレーヤーになるが、台湾問題のくびきに縛られる。台湾はゼロサムゲームであり、妥協はあり得ない。米中の間に立つ日本が、アメリカに一方的に傾斜し、コミットすることは必ず中国を挑発する。
どうして日本はアメリカにコミットするのかを探ると、自前の核兵器が嫌だからという答えにぶつかるのだが、自前の核兵器が嫌だから中国と戦争するというのは支離滅裂であろう。核武装こそが米中紛争を超越する唯一つの手段であり、核アレルギーという情緒に流されれば戦争を招くのだ。