Vol. XIII, No. 10 2007年2月13日

近い将来において、日本は必ず核武装することになる。ポスト冷戦の世界を動かすのは米中の覇権競争である。二十年内に米中は互角のプレーヤーになるが、台湾問題のくびきに縛られる。台湾はゼロサムゲームであり、妥協はあり得ない。米中の間に立つ日本が、アメリカに一方的に傾斜し、コミットすることは必ず中国を挑発する。

どうして日本はアメリカにコミットするのかを探ると、自前の核兵器が嫌だからという答えにぶつかるのだが、自前の核兵器が嫌だから中国と戦争するというのは支離滅裂であろう。核武装こそが米中紛争を超越する唯一つの手段であり、核アレルギーという情緒に流されれば戦争を招くのだ。


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