Vol. XII, No. 91 平成十八年九月二十八日

「もし日本の新総理・安倍晋三が去り行く前任者小泉純一郎と同じくらいに愛されて成功したいのなら、安倍は失敗した過去の政策を捨てることでも、小泉と同じくらい勇敢でなければならない。安倍の出発点は明らかに中国との割れた関係を再構築することだ。

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前号で紹介したポストの論説と同じく、これは非常に友好的な助言としてとるべきであろう。双方とも阿部内閣の誕生に期待しているのだ。

アメリカのリベラルが、日本のA級戦争犯罪を語る時には、必ず真珠湾への奇襲攻撃(先制攻撃)を避ける。そして日本の中国に対する残虐非道を語る。前者は「平和に対する罪」そのものであり、後者は「人道に対する罪(B, C 級)」である。

アメリカが自分に対する攻撃を語らず、対中攻撃だけを語るのは何故か。それはあたかも、真珠湾攻撃を戦争犯罪にしたことを恥じているかのようである。


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