靖国神社と皇室典範をイデオロギーに捉われずに考えています。
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片岡鉄哉 略歴 1933年、栃木県に生まれ。元スタンフォード大学フーバー研究所研究員。早稲田大学政経学部卒業。シカゴ大学大学院政治学部博士課程修了。 1969年ニューヨーク州立大学政治学部助教授、1982年筑波大学歴史・人類学系教授に就任。1984年スミソニアン・インステテューション Woodrow Wilson Center fellow
どぶ板民主主義IIという新時代が開幕した。民主主義過剰の時代だ。利権で動いてきた日本が、シンボルという風で動くことになる。だからブレが大きくなる。二二六事件で軍部を鎮圧した天皇は不在だ。エリート官僚は官邸から外されて無力だ。農村と土建屋に根をおろした利権集団は破壊された。「良識の府」としての参議院は衆議院の奴隷になった。これからは都市に吹く風が主権者になる。うつり気で、低俗で、近視眼で、涙っぽい群衆政治(mass politics)の時代だ。マック憲法の「主権在民」が最 悪の形で具現されたといえる。
戦後政治は三段階に分類できる。(1)吉田とマッカーサーが提携して、天皇陛下と新憲法を守ったことで、官僚国家の時代が生まれた。大日本帝国の官僚は世襲制ではなかったが、本当の意味でエリートだった。国益を優先させたからだ。(2)しかし憲法には「官僚国家」とは書いてない、「主権在民」と書いてある。これをテコにして、田中角栄が佐藤栄作を追放し、どぶ板民主主義Iの時代を築いた。彼は霞ヶ関と土建屋を駆使して、裏日本、農村、庶民に利権をばらまいて、集票組織をつくった。利権の政治は、バラまきが続くかぎり安定する。(3)これを「ぶっ壊した」のが小泉純一郎であり、どぶ板民主主義IIが誕生した。
アメリカと比べてみよう。・・・・・
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