靖国神社と皇室典範をイデオロギーに捉われずに考えています。
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片岡鉄哉 略歴 1933年、栃木県に生まれ。元スタンフォード大学フーバー研究所研究員。早稲田大学政経学部卒業。シカゴ大学大学院政治学部博士課程修了。 1969年ニューヨーク州立大学政治学部助教授、1982年筑波大学歴史・人類学系教授に就任。1984年スミソニアン・インステテューション Woodrow Wilson Center fellow
「二正面戦争と小泉総理の決断」
昨年、四月四日のことだ。それまでイラク戦争に対して局外中立を保っていたシーア派が、スン二派のゲリラと合流した。戦争はスン二三角形からイラク全土に拡大し、米軍は苦戦に陥った。この新局面は、おそらく台湾海峡での米中緊張にひっかけて、二正面作戦を米国に挑んで漁夫の利を占めようという大胆なものだった。イラクでの地域紛争が一挙に戦略的危機となってブッシュ政権を直撃した。
絶体絶命の窮地に追い込まれた大統領は、チェイニー副大統領を派遣して、小泉総理に応援を要請し、総理はそれを受諾した。そうすることで日米同盟は攻守同盟に格上げされた。憲法は後から付いていくことになるだろう。総理の決断は天晴れなものだと賞賛したい。
ここでは上記の経過を説明し、総理の決断が正しかったことを証明したい。