靖国神社と皇室典範をイデオロギーに捉われずに考えています。
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片岡鉄哉 略歴 1933年、栃木県に生まれ。元スタンフォード大学フーバー研究所研究員。早稲田大学政経学部卒業。シカゴ大学大学院政治学部博士課程修了。 1969年ニューヨーク州立大学政治学部助教授、1982年筑波大学歴史・人類学系教授に就任。1984年スミソニアン・インステテューション Woodrow Wilson Center fellow
遂にドル暴落が到来・今年中
米中相互依存の崩壊が起因
米諜機関の予告
昨年、顕著になったふしぎな現象がある。米中が経済的に相互依存していることだ。中国は、アメリカ市場に膨大な輸出をすることで高度成長を維持している。その見返りとして、アメリカの国債を大量に買っていることだ。
つまり、中国は輸出で稼いだドルで、米国債を買う。そうすることで、自分の高度成長を維持し、同時に、アメリカにカネを貸しているのだ。この相互依存は、日米間にも存在する。円高になると対米輸出が減るので、日本政府は円安にするためにドル買いをし、買ったドルを米国債に投資してきた。
中国と日本が違う点は、中国元と米ドルの為替レートが固定されていることだ。これをpeg (釘付け)と呼ぶ。
ともかく、中国の繁栄はドル安にかかっている。同時に、アメリカの巨大な財政赤字は中国からの借金で埋められてきた。相互依存である。