Vol. X, No. 142 平成十六年十一月三十日

耐え難い堂々巡りの連続

増税でも破局、借金でも破局

民主平和主義にみる日本の痴呆性

遂に、また、私はきれた。きっかけは二つある。その一つは自民党税制調査会のハムレット芝居だ。朝日の見出しは、「増税是非 与党割れる・景気 財源、不安抱え」。つまり増税でも破局、借金でも破局。だから堂々巡りをつづける。

1989年にバブルが弾けて以来、堂々巡りの15年だ。いつも議論は同じだった。進んでも破局。退いても破局。そういいながら、道路族、郵政族、農林族、厚生族、等々々は個の利益を優先させてきた。