Vol. X, No. 130 平成十六年十一月七日

改憲失敗ならニクソンショックが来る

世界日報への寄稿論文

「日本の社会と国家の枠組みを変える重要課題がここ一、二年の間に一気に押し寄せてくる」。公明党の幹部が、10月5日の朝日新聞に語っている。小泉総理が進める憲法改正の話しなのだが、敏感な公明党には読めるのだ。ところが自民党には、総理の動きを権力闘争とみなして反対する者がいる。これは余りにも無知で、危険なことである。実は佐藤栄作が米国政府の改憲提案を拒否して、ニクソンショックという一大危機を招いたという不吉な前例があるのだ。