☆「アメリカ通信」がリニューアルしました。

『片岡鉄哉のアメリカ通信』を新生「アメリカ通信」として
地政学者・奥山真司が執筆します。


日本を代表する「リアリスト」であった
片岡鉄哉先生のご遺志を受け継ぎ、
世界の政治の動きをリアリズムの観点から分析します。


生前の片岡先生が標榜していた「リアリズム」という概念の普及。
そして、「リアリズム」とは切っても切れない
「地政学」という学問概念の普及。
そして、情報化が激しく進行した現代社会において、
致命的な力を持つに至った「プロパガンダ」という手法の研究。


「リアリズム」
「地政学」
「プロパガンダ」


この三つのキーファクターを柱にして、広く世界を展望し、
日本にとっての真の国益、日本のあり方を追求するような
企画を展開してゆきたいと考えています。


無料メルマガ「アメリカ通信」にぜひご登録下さい。


奥山真司ブログ「地政学を英国で学んだ」


☆故片岡鉄哉さん三回忌 〜追悼の夕べ〜


故片岡鉄哉先生 三回忌
 〜追悼の夕べ〜のご案内


故片岡鉄哉先生の三回忌を「追悼の夕べ」
として執り行うことになりました。


※お申し込みは終了致しました。



■故片岡鉄哉先生三回忌 〜追悼の夕べ〜

■とき:12月21日(月曜日) 午後六時半(六時開場)

■ところ:市ヶ谷 ホテル「グランドヒル市ヶ谷」 三階 瑠璃の間

■会費:おひとり一万円

■式次第(仮)

・献花、黙祷

・追悼挨拶(発起人数名)

・献杯

・ビデオ上映

・追悼挨拶

・中仕切り

・解散



■発起人■


青木偉作(翻訳家)

井尻千男(評論家)

入江隆則(明治大学名誉教授)

岩崎旭(李白社)

植田剛彦(評論家)

遠藤浩一(拓殖大学教授)

呉善花(評論家)

大島信三(元『正論』編集長)

岡崎久彦(元サウジアラビア大使)

加瀬英明(外交評論家)

川口マーン・惠美(作家)

佐々木俊夫(三島研究会)

白川浩司(元『文藝春秋』編集長)

田久保忠衛(杏林大学客員教授)

田中英道(東北大学名誉教授)

田母神俊雄(前空幕長)

力石幸一(徳間書店)

富岡幸一郎(文藝評論家)

永野茂門(元法務大臣)

西尾幹二(評論家)

西部邁(評論家)

西村幸祐(ジャーナリスト)

長谷川三千子(埼玉大学教授)

浜田和幸(評論家)

藤井厳喜(評論家)

藤岡信勝(拓殖大学教授)

松本道明(ワック)

水島総(桜チャンネル社長)

南丘喜八郎(月刊日本)

宮崎正弘(評論家)

山本卓真(富士通顧問)

渡部昇一(上智大学名誉教授)

和田憲治(株式会社リッテル)


(順不同・敬称略)

☆片岡先生と渡部昇一氏の対談映像

故片岡鉄哉先生と、
渡部昇一先生の対談映像があります。

■日本に求められる核武装と覚悟■







☆片岡鉄哉先生が逝去されました。

アメリカ通信読者のみなさま

ご無沙汰しておりました。


片岡鉄哉先生は、昨年12月27日,東京都内にて永眠されました。

生前は励ましいただきありがとうございました。


今後のアメリカ通信ですが、国際政治情報を伝えてくださる方から

記事をいただいて、この無料版(LITE版)のみ当面配信いたします。


国益を考えるメールマガジンとして

配信させていただきます。


これからもよろしくお願いいたします。

☆Vol. XIII, No. 74/07・11・7

やはり小沢は不毛だった。1993年に宮沢を引き摺り下ろした時も同様だった。細川護煕内閣が成立し、小沢は前途洋洋と見えた。スタンフォード大学に奉職していた私は、この快挙を喜び、羽田務、鳩山由紀夫らと共に小沢応援の一 兵卒になることを誓った。しかし小沢は半年たたずに村山・自社政権の復権を許した。羽田がもう一回選挙をやろうといくら懇願しても聞く耳がないのだった。「やりたければお前たちだけでやれ」というのだ。今度の政変もあれと同じだ。

☆Vol. XIII, No. 73・11・2・07

自民党政権は崩壊寸前である。何故か判りますか?福田は安倍晋三の轍をふんでいるのだ。守屋事務次官の「悪」を民主が指摘すると、これを全面的に認めている。安倍が国民年金の問題で同じことをやり、自滅したのを覚えていますか。

☆Vol. XIII, No. 72/10・29・07

自民党政権は崩壊寸前である。何故か判りますか?福田は安倍晋三の轍をふ んでいるのだ。守屋事務次官の「悪」を民主が指摘すると、これを全面的に認 めている。安倍が国民年金の問題で同じことをやり、自滅したのを覚えていま すか。

☆Vol. XIII, No. 71/10・25・07

日本政府はアメリカの不良債権に責任がないというのは、真っ赤な嘘であり 、自己欺瞞のマスターベーションである。小沢一郎の政権交代が近づくにつれ て、民主化と有権者のご機嫌とりが癌のように異常発達しているに過ぎない。

☆Vol. XIII, No. 70/10・8・07

 「アメリカの軍事外交政策は完全に失敗し、威信は地に落ち、共和党は08年 選挙で地すべり的な大敗北に向けて転げている。ブッシュと言う男がこれほど の馬鹿だったのか」というのがアメリカ市民大多数の偽りない判断であり、日 本でも同様であろう。しかし、これはとんでもない誤解・歪曲である。彼はジ リジリ勝者の地歩を築きつつある。次の選挙はいざ知らず、歴史に残る戦略家 の列に入る可能性さえもあるのだ。ブッシュが勝つということは、中東の石油 に依存する我々日本人にとって、神佑天助とさえ言えることなのである。だが 日本には馬鹿がなんと多いことか。

☆Vol. XIII, No. 69/9・29・07

社保庁の犯罪が浮上した時、安倍はいとも気軽に「これは安倍内閣に発生し た事態だから安倍内閣が責任を持って決着させます」と言ってのけた。実は、 民主党の長妻議員が国民保険問題を突っつき始めた時に、安倍は参院選に勝つ 大義名分を手に入れたのであった。ただ彼は余りにお人好しだった。社保庁の 犯罪は巨大なのだ。

☆Vol. XIII, No. 68/9・28・07

当時、片岡家は山形市から千葉市に引っ越したばかりだった。父は朝日新聞 の山形支局長で、母屋と離れの弐棟からなる大邸宅が官舎で、山形県庁の真横 にあった。親父は県庁に取材にいくときには、「おい、鉄ついてこい」と言っ て長男を同伴したものだった

☆Vol. XIII, No. 67/9・17・07

  • 「小泉改革はもうこりごりだ・
  • みんな仲良く抵抗勢力に戻ろう」
  • 福田を選んだ自民党の痴呆症
  • 安倍敗北の解析に誤り、小沢の餌食か

全派閥(マイナス・ワン)横断の福田康夫が次の自民総裁になるらしい。安 倍晋三の敗北は、小泉路線を踏襲したからだという単純な、あまりに素人的な ミスが発端だ。事実は逆なのだ。私が指摘してきたように、安倍は小泉路線を 放棄したから負けたのだ。自民党は「自民回帰」したくても出来ないのだ。先 の参院選で一人区の殆どを失ったのが証拠だ。自民の痴呆症的政治家は小沢に もう一回負けないと目が覚めないのだ。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 66/8・31・07

  • 派閥横断の調整型内閣
  • 「専守防衛」で反撃戦略なし
  • 持して何を待つのか

本号は組閣直後に出す予定だったが、唖然とした私は何を書くべきか考え込 んでしまった。この内閣の布陣には、焦点も戦略も見えないのだ。敵の戦略に 対症候的に(後手後手に)対処する意図しか見えないのだ。集団的自衛権など は論外だ。イラク特措法も妥協するといわれる。「上げ潮」経済路線はバラマ キの餌食になる。何が残るのか。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 65/8・26・07

  • 拝金主義排除で投降、三越
  • エコノミックアニマルが日本を救う

1990年代の終わりまで三越のデパ地下ほど楽しい場所は無かった。 あれほど豊富な食べ物が、廉価で買えたのだ。私は著名なユダヤ人教授たちを 意識して連れて行った。いろんな食べ物のサンプルを唯で食べさせるのだ。東 欧のオープンマーケットの高級版だ。そのデパ地下を破壊したのが三越だ。鯖 の味噌煮が一切れ600円になった。庶民の魚サバの値段がスーパーの二倍だ。 コストの半分は無用なパッケージングだ。三越は何重ものプラスチックに包み 、欲しくもないドライアイスを入れ、手提げ袋を「無料」でくれる。更に各カ ウンターには数人の女性が張り付いている。人海戦術だ。三越は、運転手つき のベンツに乗る階級の店になった。セビロは最低十万円から。青山やユニクロ は「品格」のない拝金主義であり、格式高い三越では十万円以下の背広は売ら ないのだ。三越本店の二階の全部は紳士服だ。三越ブランドというのは無い。 ずらっと並ぶのは30ほどの外国ブランドだけだ。つまり本店の目玉フローアは 賃貸料を稼ぐ。伊勢丹のように自分のブランドは売らない。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 63/8・6・07

  • 意識せずに反小泉「宣言」
  • 安倍のリーダーシップについて、再び

安倍大敗の原因では年金問題が第一だと朝日はいう。本当だろうか。でも霞 ヶ関の官僚が総理大臣をサボタージしているとしたら、これは政治的に天佑神 助でないのか。敵が現れ、犯罪をおかしてくれたら、有難いでないか。私は安 倍大敗の原因は、彼が小泉改革を放棄したことだと思う。しかも放棄したこと を意識していない。何が大事か判ってないことが致命傷だと思う。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 62/8・2・07

  • 民主党が勝てば反動は必ず来る
  • 「米国で輸入車がデトロイト製より多く売れた」
  • Detroit Is Outsold by Imports in U.S.

現下のアメリカ世論は、ブッシュ・イラク戦争の非難で明け暮れている。ブ ッシュは、戦争で中東石油の高騰を抑えるという政策に失敗したばかりだ。し かし如何なる国であろうと、自動車産業市場を他国に譲渡することはあり得な い。反動は必ず来る。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 60/7/27/07

  • 「F-22は日本に売れない」、ペンタゴン
  • 安倍失脚の日本は同盟でも失格か
  • 日米の将来を考える

F-22ラプター(猛禽)はロッキード・マーチン社が開発した次世代迎撃戦闘 機だが、ペンタゴンは「日本には売れない」と防衛省に宣告した。これまでな ら、「貿易黒字を減らすために早く購入しろ」と催促したものだった。風向き が変わったのだ。その理由を考えてみよう。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 61/7・29・07

  • 民主の公約は財源なしの空手形
  • なぜこの詐欺を突かないのか、安倍
  • 総理大臣が絶叫・連呼する哀れさ

総理は負けるべくして負けた。私はそう思って疑わない。例えば「格差」の 問題だ。格差は小沢にとって棚から牡丹餅だった。野党は責任がないから、バ ラマキを公約できる。そして小沢のバラマキは酷いものだった。児童手当、農 家への収入補填、年金を国庫負担とする提案、等々。しかし安倍は、この詐欺 を突かない。その代わりに、「再チャレンジ」を提案した。これは格差を認め て、小沢を支持することだ。終盤での安倍は、候補者の名前を連呼していた。 うぐいす嬢になったのである。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 59/7・26・07

  • 過半数割れなら小泉指名を
  • 安倍以外の誰の責任か
  • 悪足掻きするな自民、改憲が目的だ

大新聞の全て(朝日、読売、日経、産経、毎日、東京)が自民党の過半数割 れを予告している。例え自民が衆院の三分の二を押さえていても、予算を除い ては参議院の多数派との妥協なしで法案は通らない。自民は安倍を擁護して危 機が過ぎるまで待つべきでない。安倍は宰相の器でないのだ。彼が年金問題の 責任を取るというのだから、それで決着するべきだ。小泉を後継に指名して、 改憲への道を繋いでおくべきだ。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 57/7・23・07

  • ようやく自分の声を発見した安倍
  • 生存競争が政治家を育てる
  • これで勝てるかも・鹿児島での演説

昨夜、NHKで鹿児島における安倍晋三の選挙演説を聞いた。 未だにタドタドしいが、かなりの進歩である。終盤戦における「雄たけ び」には届かないが、説得力が出てきた。小沢に政権を取られる可能性 に直面して、安倍はアゴを出して走り始めたのだ。経済競争の不可欠な こと。日米関係が大事なこと。改革が好景気をもたらすこと。全ての点 でメッセージは正しい。80点だ。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 57/7・16・07

  • 改憲失敗なら・・・・
  • 日米崩壊、米中接近
  • 世界日報より

憲法改正が参院選挙の争点となるはずだったが、内閣の不手際で年金 選挙になってしまった。自民党が過半数を取れないと、改憲は更に遠ざかるだ ろう。改憲が挫折すれば最終的な没落が待っていることに日本人は無知である。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 56/7・10・07

  • 安倍があぶない参院選
  • 若年愛国者はどう動くか
  • 敗北すれば経済悪化も不可避

次に引用するのはスリーネーションズリサーチの植草一秀氏による参議院選 挙の予測である。優れているので、引用する。彼はフーバー研究所のフェロー として二年ほど留学し、私の同僚であった。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 55/7・9・07

  • 「原爆しょうがない」批判は日本独立の第一歩
  • 「歌を忘れたカナリア・安倍」への失望も
  • 流動化する60年の化石(世論)を分析する

「ミネルヴァの梟は夕暮れに飛び立つ」とはドイツの哲人ヘーゲルの格言だ。ミネルヴァの梟とは哲学の知恵を指す。文明の持つ深遠な意味を解読するような知恵は、文明の最盛期にではなく、日暮れになって生まれる、というのだ。久間発言を糾弾する轟々たる嵐を目撃して、私はこの格言を思い出した。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 53/7・2・07

  • ブッシュも安部を見放す
  • 米朝協議から日本を除外
  • 今や、選挙も改憲も赤信号

ブッシュ政権は、核問題に関する米朝協議から日本を外したことが判明した。拉致問題を解決するために、ブッシュは、日本政府が「拉致問題」の範囲を定義し、北朝鮮から何を求めるのかを確定せよと要請していた。しかし安倍総理は回答を事実上拒否したものと見える。ここで見切り発車になったのだ。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 52/6・29・07

安倍内閣は就任早々、慰安婦問題に関する日本政府の公式見解である、村山内閣の河野洋平官房長官の発言を再確認した。つまり安倍も謝罪したのだ。と ころが、その直後に、河野談話について、「(談話発表までに)政府が発見した資料の中には、軍や官憲による、いわゆる強制連行を直接示すような記述は見あたらなかった」と総理が指摘した。

☆Vol. XIII, No. 51/6・25・07

  • 年金(ドロ沼)の他に争点なし、参院選
  • マイナス劇場政治の不利
  • 頼りは小沢民主の敵失だけ

七月の参院選に向けて臨戦態勢に入った安倍総理は、非常に不利な立場に嵌りこんだようである。総理は年金がドロ沼であることを当初から理解していた。この問題で選挙を戦うのは非常に不利だからだ。しかし逃げるわけにはいかない。教育基本法と憲法の改正は売り込みたい。だが憲法を争点にするのが怖いということらしい。これでは自民の旗印は昼アンドンでないか。マイナス劇場政治でないか。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 50/6・22・07

  • 「アメリカが反対するから」という嘘
  • 石破茂の核武装反対
  • なぜ真実を隠すのか、その本音

小泉総理の防衛庁長官だった石破茂が核武装反対の主導権をとって急浮上してきた。彼は田中角栄の指図によって政界入りしており、保守本流の哲学と政策を継承している。吉田茂の再来と言ってよい。頭脳明晰、理路整然、弁舌さわやか、議論に強い。良い政治家だが、核問題になると詭弁を駆使する。彼の本音を探る。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 49/6・3・07

  • 英語音痴でスポーツに勝てるのか
  • 大リーグ日本人選手を見て
  • 或る考察

先ず、タイムズの記事となった写真の経緯を説明しよう。アレックス・ ロドリゲズ(A.ロッド)はヒスパニック系の強力打者で、ヤンキースのエー スだ。彼は金髪の女性と不倫をしているという噂がある。松坂大輔のボストン ・レッドソックスは、ヤンキースと宿敵の関係にあるが、レッドソックス・フ ァンが金髪女性のお面をつけて球場に集まり、A.ロッドに嫌がらせをしてい るのだ。ヤンキースのエース打者を退治しようという狂言だ。日本だったら「 いじめ」だから、禁止されるだろう。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 48/6・1・07

  • 朝鮮戦争式の決着を掴む
  • ベトナム式の総崩れは回避
  • イランとの交渉で逆転勝利のブッシュ

前号で本誌は悲観的に過ぎた。米イランの二国間政治折 衝を報じるについて、民主党系ワシントンポストの多数派意見に頼った のが間違いだった。「日米関係について、不吉な予感がする」と予告し たのは間違いだった。イラク戦争の決着は、ベトナム式の総崩れ、総撤 退でない。朝鮮戦争式の休戦、恒久対峙、恒久占領になるようだ。ブッ シュは運の強い男だ。以下の情報は未だに断片的だが、米諜機関からの ものだ。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 47/5・30・07

  • 「イラクに攻撃兵器を禁止せよ」
  • 「核開発にも干渉するな」
  • イランが米に要求、二国間折衝で
  • ブッシュ、敗北しての大譲歩

これはブッシュ政権にとって、大幅な譲歩である。イラ ク戦争が不首尾であることを間接に示唆している。三万人の緊急増員は 焼け石に水だったのか。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 46/5・28・07

  • 自殺する政治家は落第だ

政治家の自殺は少ない。私が知っているのは、北海道選 出の中川一郎だけだ。彼は中川昭一・政調会長の父親である。一郎の自 殺の裏には鈴木宗雄の裏切りが絡んでいるといわれた。宗雄は一郎の主 席秘書で、全てを知っており、それをネタにして脅迫したといわれる。 どうして自殺する政治家が嫌いなのか自分でもはっきり判らない。敢え て言うならば、政治家は選挙民の判断にアピールし、従うべきだと思 う。一人で決めるのは僭越だ。松岡はしょせん官僚だったのだと思う。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 45/5・29・07

  • プーチンの侮日に報いた一矢
  • 両陛下、バルト三国訪問
  • 安倍の対米協力も一役

天皇陛下の行幸に、これほどの政治的意図が負荷された 例はあまりない。恐らく天安門事件で孤立した中国を救済するために、 宮沢喜一が陛下の訪中を企画したのが最後だろう。だが、あれは天皇外 交の悪用だった。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 44/5・24・07

  • 殉職警官に冷淡な政府、その愚かさ
  • 治安と国家安全とは同義語なり
  • なぜ「戦死した」警部を礼賛しないのか

最近、警察官の殉職がつづいている。これらは全て戦場 で名誉の戦死をとげる兵士と同じ行為である。しかし安倍総理が口に出 したのは「叙勲と内帑金」[1]という二義的な話であり、国と公共のため に命を投げ出すことの尊さを礼賛しなかった。これを褒めちぎっていれ ば、憲法第九条改定の意味も説明できたのに、残念である。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 43/5・19・07

  • 「悪」を追放した日本に蔓延する凶悪犯罪

最近、目に余るような凶悪、残忍、猟奇的な犯罪を若者 が犯すようになった。母親の首を切り取って警察に自首し、「殺すのは 誰でもよかった」と言ったそうだ。こういう犯罪が蔓延するのは、日本 人が善悪という概念を喪失したからだと思う。そして、この喪失の原因 は憲法にある。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 42/5・18・07

  • 帝国は撤退するのか戦うのか
  • 総撤退はパックスアメリカナの崩壊だ
  • その後にくるもの

5月6日のタイムズは、新型の反戦運動が民主党を乗っ取りそうだとい う。[1] これまでの反戦運動は民主党が選挙に勝つためのゲームだった が今度は違う。これで政局は一変した。日本としては米帝国の生存か崩 壊かという二つの結果を勘案せざるを得ない。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 41/5・15・07

  • Every Report Aiming To Ignite Fire
  • Japan-Basher-in-Chief Plies His Liberalist Trade
  • Are We Too Yeller Not To Despise?

タイムズの東京支局長ノリミツ・オーニシ氏が、本社の デスクに送る全ての記事は反日のジャパン・バッシングである。悪口し か書けないのだ。アメリカのリベラリズムとはこれほど醜い。こんな男 はpersona non-grataにするべきであろう。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 39/5・12・07 速報、曙光が見えたイラク戦争

  • 米の撤退を応援する、イラン政府
  • イラク・シーア派の「イラク化」
  • スンニ派も参画に同意

米諜報機関によると、イラク・シーア派の「イラク化」 についてブッシュ政権とイラン政府の間に合意が成立した模様である。 イラン政府は、イラク・シーア派の長老シスタニ師に自主独立を許す。 しかしシーア派は、反乱しているスンニ派に譲歩をして、スンニ派が政 治に参画できるように応援するらしい。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 40/5・12・07

  • 拉致解決で梯子を外した米
  • 4月の日米会談から沈黙の安倍政権
  • これで泣き寝入りしかできない

4月の日米会談でブッシュ政権は、拉致問題の解決を北朝 鮮との和解の条件にしないと宣言したらしい。それ以来、沈黙を守って きた阿部政権は、事実上の冷凍期間を使って既成事実にしてしまった、 といえるだろう。なんとおとなしいことか。一声の抗議もない。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 38/5・8・07

  • 「もっと働きもっと稼ごう」・サルコジ
  • 僻んで拗ねて尊大で弱いフランスの終わり
  • 小沢民主と瓜二つのロワイヤルは敗退

どの国家も過去を引きずっている。しかし後ろしか見て いない国は滅びて行く。フランスは名目上の連合国で、国連の常任理事 だが、戦前の栄光というぬるま湯につかって、反米マスターベーション をしている内に、観光で飯を食うスペイン、ポルトガル級まで転落し た。新大統領の処方箋――積極的軍事と市場改革――は小泉のと同一 だ。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 37/5・7・07

  • なぜブッシュは戦術転換を拒んだのか
  • 反戦の嵐をまねいた頑固さ
  • イラク戦争の秘密をさぐる

03年に始まったイラク戦争がゲリラ戦争に変わったのは 11月のラマダンという断食祭の時だ。それから今年3月にブッシュが米派 遣軍の「急増(surge)」に着手するまで、米軍の戦闘序列と戦術は変わっ ていない。一貫して彼は戦術転換を拒否し、大きなコストを払ってき た。現状維持のどこがそれほど大事だったのか。本誌だけが、世界で初 めて答えてみせよう。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 37/5・7・07

  • Why Bush Refused Tactical Shift in Iraq?
  • Fear of Vietnam-type Disintegration
  • なぜブッシュは戦術転換を拒んだのか
  • 反戦の嵐をまねいた頑固さ
  • イラク戦争の秘密をさぐる

03年に始まったイラク戦争がゲリラ戦争に変わったのは 11月のラマダンという断食祭の時だ。それから今年3月にブッシュが米派 遣軍の「急増(surge)」に着手するまで、米軍の戦闘序列と戦術は変わっ ていない。一貫して彼は戦術転換を拒否し、大きなコストを払ってき た。現状維持のどこがそれほど大事だったのか。本誌だけが、世界で初 めて答えてみせよう。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 35/5・1・07

  • Is Jerald Curtis Serious Or What?
  • Noted Japanologist Wonders Why Abe Wants Regime Change
  • Answer: Japan Cannot Afford Extortion Racket
  • レジームチェンジを求める安倍が理解できない
  • コロンビアのカーチスは薄ノロか
  • 回答は憲法が諸悪の根源だから

コロンビア大学のジェラルド・カーチスは日本研究大家として持ち上げられる。ただしアメリカでではなくて、朝日新聞によってだ。先日、論説主幹・若宮啓文との対談でカーチス曰く。「安倍さんが『戦後レジームからの脱却』というスローガンを掲げていることが外国でもっと知られたら、世界中にたいへんな誤解を招くことになるでしょう。民主主義国のリーダーが自分の国のレジームチェンジを訴えるなどというのは、理解にくるしみます」 。この傲慢と独善は、マッカーサーのGHQで、あの憲法草案を書いたケージス大佐に匹敵するでないか。


う〜ん、この続きを読みたい方はこちらから!!

☆Vol. XIII, No. 35/5・1・07

  • レジームチェンジを求める安倍が理解できない
  • コロンビアのカーチスは薄ノロか
  • 回答は憲法が諸悪の根源だから

コロンビア大学のジェラルド・カーチスは日本研究大家 として持ち上げられる。ただしアメリカでではなくて、朝日新聞によっ てだ。先日、論説主幹・若宮啓文との対談でカーチス曰く。「安倍さん が『戦後レジームからの脱却』というスローガンを掲げていることが外 国でもっと知られたら、世界中にたいへんな誤解を招くことになるで しょう。民主主義国のリーダーが自分の国のレジームチェンジを訴える などというのは、理解にくるしみます」[1]。この傲慢と独善は、マッ カーサーのGHQで、あの憲法草案を書いたケージス大佐に匹敵するで ないか。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 34/4・12・07

  • 慰安婦問題、どちらが嘘つき?
  • 韓国:「日本政府・軍が強制動員」
  • 日本:「組織的強制徴用なし」
  • 米議会報告についての報道

もう一度ミリタリー・セックスについて。米議会が慰安婦問題で決議案を討論するので、議会調査局が問題点を整理・報告した。それを日本と韓国の新聞が報道したが、まったく逆の結論を引き出した。どちらが嘘つきなのか知りたい、という要望があった。だが、誰も24頁の英文オリジナルを読めないので、私が読んで、判定する。


責任回避する本当の理由とは?
この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 33/4・9・07

  • そのまんま東の勝利――政党離れ――
  • 現職知事九人が勝利
  • 民主主義の愚劣さをどうする

三ヶ月前、宮崎県知事選でそのまんま東が当選した。無党派層を独占したからだ。 「談合ばかりしている現職知事は出て行け」と言うのだ。東が勝ったので、彼の真似 が燎原の火のように広まった。「政党は避けて、風に依存せよ」が選挙マニュアルに なった。そこでマニフェストが登場した。たが、無党派はそんなものに興味が無いか ら風が止んだ。これで石原など九人の現職が当選した。つまり、現職反対のおかげで 現職が勝ったのだ。


民主主義の愚劣さと温家宝の微笑み外交
中国政府の真の狙いは? この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 31/4・4・07

  • 慰安婦で全面降伏、政府
  • 河野談話を受諾、拒絶、再度受諾
  • 幼稚な官邸外交、愚劣な決着

安倍総理と側近は、日本軍が慰安婦、集団自決(沖縄)などに関与し ていないと言いたいのである。ともかく言いたいことを言えば気持ちが良い。それだ けで良い。結果については後から考える、ということらしい。ところが外国では大騒 ぎになる。そこで政府は再度降りて、再度謝罪する。これがパターンである。愚劣き わまりない。


慰安婦問題は勝てる!
勝つための大前提とは?
この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 30/3・30・07

  • イライラの二兎を追うのかブッシュ
  • ならば、対イランは唯の恫喝
  • 目的の定義に理論が欠如

ブッシュと新国防長官は、イラク戦争を遂行するために、イランとの 衝突を求めている。しかしアフガニスタン、イラクの上に第三の戦線を開くことは絶 対できない。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 28/3・29・07

  • 「唯一の超大国」を降りるアメリカ
  • 戦争で負けたら逆戻りは不可能
  • multi-polarの世界と日本は?

ここ数ヶ月、私はイラク戦争に関する報道・コメントを避けてきた。 ブッシュの兵力増強などは最後の足掻きに過ぎない。アメリカは勝てないのだ。ゲリ ラ戦では勝てないと負けだ。でもアメリカが崩壊するわけでない。国際政治が多極の 世界に移行するのだ。仏のゴーリストと中国が声高に求めてきた構造だ。これは安倍 晋三の憲法改正にとって追い風となる。アメリカが台湾を放棄するに至っても、非核 三原則に固執する日本人は売国奴だ。村八分にするしかないだろう。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 25

  • 「改憲は必要でない」
  • 「靖国例大祭に総理は参拝せよ」
  • 岡崎久彦の提案を分析する

Voiceの3月号で首相の外交問題アドヴァイザーである岡崎久彦が興味ある提 言を発表している。

政局に対する判断として意味深長なので紹介する。どうも彼は首相の政治力に は余り期待していないに見える。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 24

  • 「広義と狭義の慰安婦」
  • 安倍が言わんとした事・・・
  • 真実を探る

「日本人の最悪の敵は日本人だ」というコトワザが西洋にある。これは日本 人が自分の行為を説明できないこと、したがって誤解を招くことを指す。これが今回の慰安婦騒ぎの核心だといいたい。安倍総理は嘘をついたのではない。舌足らずだったのだ。彼は何を言わんとしたのかを考えよう。そこに真実が隠れている。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 22

  • 慰安婦で総理撤退、側近は護身に汲々
  • タイムズ立腹でブッシュも介入
  • 憲法改正にも影響か

就職したばかりの晋三君は社内研修の最中で、試行錯誤で学習している、といったところだ。

慰安婦問題には『広義の強制性』があったが、『狭義の強制性』はなかったと いう発言で火がついた。つまり、河野洋平(宮沢内閣官房長官)の出した正式謝罪を確認しながら、同時に、拒絶するというのだ。これは全く無作為、無邪気のエラーである。赤子の手をひねられたようなものだ。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 21

  • 現状では安倍は負ける
  • だが勝つ方法はある
  • 慰安婦問題の経緯、産経から

慰安婦問題で謝罪と反省を表明した平成5年の河野官房長官談話に対する、 安倍晋三首相と塩崎恭久官房長官の微妙なスタンスの違いが表面化しつつある 。官憲による強制連行を否定、談話の見直しを示唆した首相に対し、塩崎氏は 談話見直し論の火消しに躍起だ。背景には、本来の"安倍らしさ"を取り戻し、 「保守回帰」を強める首相と「歴史認識問題には関心が薄い」(官邸筋)とさ れる塩崎氏のすれ違いがありそうだ。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 20

  • Japan’s Going Nuclear Is Inevitable
  • To Protect Against U.S. Domination Primarily
  • 安倍総理に神佑天助あれ
  • 改憲へおも舵いっぱい(右)
  • 平時のレジームチェンジは可能か

なにか起きたなと私は見ていた。スーパー紳士の安倍晋三が国会の審議で声 高に野党の発言を遮ったり、タカ派の中川昭一政調会長が中国を挑発していた からだ。でも、昭一が出れば、秀直幹事長は引っ込むはずだ。そして、やはり 「シーザーはルビコン川を渡った」のだった。 安倍は改憲に向けて不退転の 一歩を踏み出したのだ。総理と祖国に神佑天助をいのる


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 19

  • Japan’s Going Nuclear Is Inevitable
  • To Protect Against U.S. Domination Primarily
  • なぜ日本人はかくも憎まれたのか
  • イーストウッドの「硫黄島」を見て
  • ポストのジョージ・ウイル

ポストの保守派コラムニスト、ジョージ・ウイルが「同情という硫黄島の教 訓」をしたためた。第二次大戦で日本人は人間以下の動物として蔑まれた。( これはアメリカ人が人間以下の動物に成り下がったからなのか。)感傷を抜き にして、ウイルはこの事実を認める。そしてイーストウッドの硫黄島二部作で 、アメリカ人は日本人を人間として認めたのだと指摘する。


この続きはコチラから!

☆Vol. XIII, No. 10 2007年2月13日

  • Japan’s Going Nuclear Is Inevitable
  • To Protect Against U.S. Domination Primarily
  • 日本核武装は不可抗力
  • 対米独立の唯一の手段
  • (出版予定の論文)

近い将来において、日本は必ず核武装することになる。ポスト冷戦の世界を動かすのは米中の覇権競争である。二十年内に米中は互角のプレーヤーになるが、台湾問題のくびきに縛られる。台湾はゼロサムゲームであり、妥協はあり得ない。米中の間に立つ日本が、アメリカに一方的に傾斜し、コミットすることは必ず中国を挑発する。

どうして日本はアメリカにコミットするのかを探ると、自前の核兵器が嫌だからという答えにぶつかるのだが、自前の核兵器が嫌だから中国と戦争するというのは支離滅裂であろう。核武装こそが米中紛争を超越する唯一つの手段であり、核アレルギーという情緒に流されれば戦争を招くのだ。


この続きはコチラから!

☆Vol. XII, No. 112 平成十八年十二月七日

  • 日本核武装に反対したブッシュ
  • イラク敗戦で日米同盟は崩壊するか

佐藤栄作の大チョンボがニクソンショックという破局を招いてから、日本核武装はワシントンで鬼門となった。最初、ブッシュ大統領でさえも反対していたが、去年の京都訪問で賛成にまわった。だが彼には二年の時間しか残っていない。更に、次期大統領が民主党となる可能性が高い。その場合、米中が日本非武装化に協力するシナリオもあり得る。イラクから撤退するアメリカと日米関係の将来は非常に暗いものになるだろう。

                  ###

佐藤総理は「核抜き本土なみ」という過激な政策を、沖縄で一方的に宣告することで、ワシントンに有無を言わせなかった。ところが、ニクソンがそれに乗って来たのだ。

佐藤が中国に対抗する核武装を考慮していたのを知っていたニクソンは、日本核武装で米軍撤退を埋め合わせてはどうかという対案を提示した。これで「核抜き本土なみ」の条件は満たされ、日本は大国になれる。だが、栄作はこの提案を拒否し、米軍の駐留継続と「核抜き本土なみ」の並立を要求した。

ここでニクソンは不本意ながら日本の保護国化に同意し、プロテクション・マネーの支払いを要求した。それが対米繊維輸出の自主規制だった。栄作は京都産業大学の若泉敬を通じてこれに合意しながらも、不履行で傍観していた。

怒髪天を突いたニクソンは、日本の頭越しに米中接近に踏み込んだ。驚いた栄作は、土壇場で繊維交渉を纏めてくれと田中角栄に泣きつく。佐藤の弱味につけこんだ角栄は、逆に政権を奪ってしまう。官僚国家は崩壊し、職業政治家による保守本流の時代が幕開けとなる。

核武装を拒否しながら、アメリカと喧嘩中の日本が中国に接近したのだから、周恩来の手玉に取られたのは当然だった。対中謝罪外交はここで始ったのである。


う〜ん、この続きを読みたい方はこちらから!!

☆Vol. XII, No. 111 平成十八年十一月三十日

  • 「基地闘争」で敗北した小沢と朝日
  • その理由はゆうばり効果にあり
  • 親方日の丸に頼れない地方自治体

朝日は、教育基本法の審議において、政府が単独採決を押し付けると、沖縄の知事選で負けると脅していた。だが知事選で自民党は勝った。その因果関係がはっきり見えてきた。わが国の現状では、親方日の丸に甘えて補助金をせびることは不可能なのだ。親父の脛はかじれない、と悟った沖縄県は平和主義の夢からさめて、正気に戻ったのだ。


う〜ん、この続きは!!

☆Vol. XII, No. 110 平成十八年十一月二十二日

  • Fixed End (Const. Change), Flexible Means
  • Yasukuni, An Idiocyncratic Foraging by Koizumi
  • Why Abe Is So Successful: Analysis
  • 目的(改憲)は公開・不動、手段の選択で柔軟
  • 中国・朝日・靖国特攻を迂回して中和
  • なぜ安倍戦略は成功するのか:解説

靖国特攻を私が笑ってきた理由は彼らが愚かだからだ。勝つよりは桜の花のようにきれいに散ることを求めるからだ。結局、安倍総理は靖国参拝を「曖昧」に凍結することで、中国、朝日、民主党、靖国特攻(桜井よしこ)の統一戦線を迂回した。これで安倍は靖国に参拝できないので、将来、必ず分祀という選択に戻るであろう。私がたった一人で唱えてきたことが正しかったのだ。それが認知されつつある。


う〜ん、この続きは!!

☆Vol. XII, No. 100 平成十八年十月二十四日

  • 胡錦濤、新米総理の器量と度胸をためす
  • 毅然として譲らぬ晋三
  • 角栄・正芳の謝罪外交と決別

サンケイ新聞が非常に大事なエピソードを伝えているので紹介する。安倍の新ナショナリズムが日中関係を平等互恵へと改築しているのだ。これはお祝いに値する。


このつづきはコチラから!

☆Vol. XII, No. 99 平成十八年十月二十四日

  • 衆院補選は鎧袖一触 [1]
  • ニュー安倍演出の効果てきめん
  • 次は増税なしの財政赤字解消か

安倍が過去の発言を封印し、「安全運転」を始めたと朝日が指摘したのは9月下旬だった。中国がニュー安倍を賞賛するに至って、朝日も追従した。演出の効果は、衆院補選において覿面だった。これは単に二つの選挙区で勝ったということでない。これまで阿部・小沢・胡錦濤の三角関係において、小沢−胡錦濤が最も接近していたが、今や安倍−胡錦濤がとって代わったのだ。民主党は牙をぬかれて、顔色ない。しかし安倍の戦術転換は9月下旬に、本人が渋々受け入れたものだ。彼の腕を捻ったのはブッシュと中川秀直だ。

・・・・中略・・・・

(ご存知ですか皆さん。現在の時点では、中国政府の方が日本政府よりもアメリカ大統領の意志に従順であるという驚くべき事実を。)


この続きはコチラから!

☆Vol. XII, No. 97 平成十八年十月二十日

  • 1) In U.S. God We Trust (on Security)
  • 2) Win at Home or Bust
  • Can Abe Sell A Constitutional Change?
  • 1)安全保障は米におんぶ
  • 2)内政では選挙の勝利が全て
  • これで改憲・教育改革は可能なのか?

就任以来の二週間で安倍政権の基本的な外交スタンスが浮き彫りになってきた。北朝鮮が核実験を断行しても、アメリカの核の傘に全面的に依存する姿勢は変わらないという。とすると安全保障は米におんぶ、となる。これは自民・抵抗勢力と妥協することにならないか。更に、リトルブラザー・ビッグブラザーの関係がつづくとすると、憲法改正の目的は何になるのか。米軍への補助部隊を海外派遣するための改憲なのか。給水のためにイラクに派兵するのが「美しい日本」なのか。


この続きはコチラから!

☆Vol. XII, No. 96 平成十八年十月十日

  • 歴史封印・ベタ降りの安倍は裏切り者か
  • 或いは現実主義リンカンの再来か
  • 失望を感じる若者への助言

就任してからの安倍晋三を見て、彼の愛国主義に惚れ込んできた若者は幻滅を感じるだろう。安倍は「登録商標」である歴史認識を封印し、靖国参拝は事実上棚上げし、中韓と手を結び、補欠選挙での勝利しか眼中にない。「なーんだ、唯の政治屋じゃないか」という声が聞こえる。しかし勝つことが政治の本質である。私が知っている世界級の大政治家エイブラハム・リンカンの例を検証してみよう。


勝つことが政治の本質。
ただし、目標なしに手段だけを追求すれば・・・
大政治家エイブラハム・リンカンに見る大宰相の資質とは?
この続きはこちらから!

☆Vol. XII, No. 95 平成十八年十月九日

  • 参拝すれば小沢(と中国)に選挙で負ける
  • 参拝しないと右派が怖い
  • 核実験で救われた安倍総理

首相に就任した安倍が直面したのは、去年8月に小泉が直面したと全く同じ政局だった。当時は岡田克也が靖国参拝に反対し、水面下で中国政府と共闘していた。安倍が参拝すれば中国が反日デモを仕掛け、07年参院選で小沢の勝利を助ける、というシナリオだ。しかし靖国で「ベタ降り」して、右派が離間するのも怖い。[1] 絶体絶命の安倍を救ったのが北朝鮮の核実験宣言だ。村山宣言を受諾しようが、しまいが、安倍は安倍だ。北朝鮮の挑発に応えて核武装に踏み込むかもしれない、と北京は読んだのだ。

その良し悪しはともかくとして、現状のままで靖国参拝をつづけるのは政治的に無理だ、と私は一年ちかく発信してきた。だが雑誌編集は売文稼業だから、売れるものなら何でもいい。靖国特攻隊を雇った。しかし結局のところ、正しかったのは私だった。

靖国問題というのは、日米問題であり、それを中国が上手に利用している。そして総理就任と同時に、タイムズとポストの論説が、友好的な警告を出した。それを報じることで、アメ通は「ベタ降り」か敗北かの二者択一を暗示していた。

実は安倍氏は、小泉の官房長官になってから極度に慎重になっていた。環境が余りに変わったのだ。長州藩の素封家エリートのボンボンであるのと、総理大臣であるのとでは環境が違う。

政治の判断には年季が要る、とアリストテレスは言う。十代の少年で数学の天才になることは充分あり得る。しかし数学の天才だからといって、首相の仕事を任せることができるだろうか。政治とは正しいよりは勝つことなのだ。

私は安倍の変心にゴーリスト的な決断力を見る。日本人に特有な馬鹿臭いコダワリがない。ドゴール将軍は、アルジェリアの「独立戦争」にフランスが勝てないと知るや、右翼の落下傘部隊将校を切り捨てた。勝てないものは駄目なのだ。

  • 降って沸いた北の核実験

・・・・・・・


政治とは正しいよりは勝つこと
北朝鮮の核実験の影響は?
この続きはコチラから!

☆Vol. XII, No. 94 平成十八年十月六日

Abe’s Concession To China on History Acknowledges Bush’s Helpless Drift

  • 自分の歴史観を封印、村山談話受諾
  • 中朝へのごますりが目的か、総理
  • それとも地政学的戦略の布石か

所信表明で、安倍総理は一挙に右派から中道左派に軟化した。総裁選の政権公約で打ち出した「戦後レジーム(体制)からの船出」という言葉を、所信表明演説で封印した。「植民地支配と侵略」を認めた村山談話、従軍慰安婦に関する河野官房長官談話を容認した。朝日は、「首相は新たに背負った政権の重責と、これまで掲げてきた理念のはざまに立っている」と読む。右翼は右翼で、「裏切り」を感じている。単細胞な人間は書かれた文字にこだわり、大きな戦略が見えないのだ。安倍は北朝鮮の核実験とブッシュの弱体化に対処しているのだ。


この続きはコチラから!

☆Vol. XII, No. 93 平成十八年十月二日

  • 「安倍は思ったより臆病」・朝日
  • 憲法も「鳴くまで待とうホトトギス」?
  • 新総理の人格をさぐる

「信条より無難策・『歴史認識』封印の船出」と9月30日の朝日のみだし。総理の足を引っ張ろうという意図も見えるが、無視できない観察である。これと符合するデータが集まりつつあるからだ。彼は中国・韓国との仲直りに積極的であり、靖国参拝も避ける可能性が多大になってきた。あれほど多数のタカ派で側近を固めたのは、不安 (insecure) だからなのか。それとも政権を一枚岩にして大仕事を押すためか。知りたいものだ。

上記の記事を読んでみよう。


この続きはこちらから!

☆Vol. XII, No. 92 平成十八年十月一日

  • 選挙直前に石油暴落、株暴騰
  • でも「八百長」とは誰も叫ばない
  • ブッシュが勝つ可能性

「オクトーバー・サプライズ(十月のびっくり箱)」というのは、アメリカの選挙ではつきものだ。与野党が票稼ぎのびっくり箱を開けて見せる。レーガンはテヘランで人質になっていた米市民を解放する約束を取り付けて、発表した。勿論レーガンが勝って、民主党のカーターが負けた。今週の石油と株の動きは九月のびっくり箱だ。


ブッシュが勝つ可能性が出てきた!?
この続きはコチラから!

☆Vol. XII, No. 91 平成十八年九月二十八日

  • The Times and Post Against Abe
  • タイムズも安倍に助言 [1]
  • 深まる米中vs. 日本の亀裂

「もし日本の新総理・安倍晋三が去り行く前任者小泉純一郎と同じくらいに愛されて成功したいのなら、安倍は失敗した過去の政策を捨てることでも、小泉と同じくらい勇敢でなければならない。安倍の出発点は明らかに中国との割れた関係を再構築することだ。

・・・・略・・・・

  • 解説

前号で紹介したポストの論説と同じく、これは非常に友好的な助言としてとるべきであろう。双方とも阿部内閣の誕生に期待しているのだ。

アメリカのリベラルが、日本のA級戦争犯罪を語る時には、必ず真珠湾への奇襲攻撃(先制攻撃)を避ける。そして日本の中国に対する残虐非道を語る。前者は「平和に対する罪」そのものであり、後者は「人道に対する罪(B, C 級)」である。

アメリカが自分に対する攻撃を語らず、対中攻撃だけを語るのは何故か。それはあたかも、真珠湾攻撃を戦争犯罪にしたことを恥じているかのようである。


詳細、この続きはこちらから!

☆Vol. XII, No. 90 平成十八年九月二十六日

  • 「歴史で安倍は極端化した小泉だ」・ポスト [1]
  • 快刀乱麻の解決できない日本政府
  • 総理は内弁慶アドヴァイザーを解雇せよ

総理に就任する安倍晋三を、ワシントンポストが論説で批判した。以下は翻訳である。

・・・・略・・・・

  • 解説

私は東京裁判が最終的な正義であるとは思っていない。ジョン・W・ダワーもそうは言わない。戦争とは頭脳と力で決るものだ。同時に、国際的な秩序も、究極的には勢力均衡の反映に過ぎない。

この意味で、正義とは相対的であり、北極星や南十字星のように永遠・絶対ではない。例えば、パックスアメリカナの崩壊は既に始っているかもしれないのだが、そうなれば東京裁判も意味を失うことになる。


詳細、この続きはコチラから!

☆Vol. XII, No. 89 平成十八年九月二十四日

  • Waiting For A Pearl Harbor, Japan Tries To Be Reborn
  • 安倍、解釈改憲「五年近く」の真意は?
  • 支持も反対もなしで握りつぶしたい野党
  • やはり戦争なしの改憲は不可能

朝日は「安倍官房長官、改憲に『5年近く』」と報じている。[1] 当面は解釈改憲で既成事実をつくりあげるというのだ。彼の判断では、小沢民主党は現在のノラリクラリを続けるだろうということだ。つまり、改憲に賛成も反対もしないで、責任を回避しつつ、握りつぶす。この野党を改憲に追い込むには、焙り出ししかない。外からの侵略を使って世論を動員し、「護国か、売国か」の二者択一を迫るのだ。5年の間に戦争は必ずくる。


やはり戦争なしの改憲は無理?
このつづきはこちらから!

☆Vol. XII, No. 88 平成十八年九月二十二日

  • Is Asahi Really Liberal?
  • Or A Reincarnation of Herbert Norman
  • And His Regicidal Inclinations?
  • 朝日は本当のリベラルなのか
  • 踏み絵としての「天皇制支持」

現在、日本の政治構造は急激に変化しつつある。全てが星雲のように渦を巻いている。結果がどうなるかは判らない。小泉が自民党の保守本流を「ぶっ壊した」のが転機になった。保守本流とは吉田学校の別名だが、1972年以降、どぶ板政治家が本流になった。つまり田中派が中道で、右派と左派の均衡を維持してきた。この中道を「ぶっ壊した」ことで、小泉は右派を最大の政治勢力に盛り上げた。左派は社民党だったが、自滅した。その空白を朝日新聞が占拠している。これが現在の構図であり、大問題なのだ。朝日のDNAには「天皇殺し」が入っている可能性があるからだ。


中道の消滅で日本の政治はどうなる?
立憲君主制こそ政治の要。
この続きはこちらから

☆Vol. XII, No. 87 平成十八年九月二十日

  • 法王、イスラムに手榴弾を投げる
  • ブッシュとカトリック教徒に激励
  • バチカン外交の優雅な権力闘争

法王ベネディクト16世は、9月12日、係争中のキリスト教vs.イスラム教の宗教戦争に手榴弾を投げつけた。1391年にビザンチン皇帝の言った言葉を引用して、法王は言った。「モハメッドがもたらしたもので新しいものがあったら見たいものだ。彼のもたらしたのは悪と非人道だけでないか。例えば、信仰を剣で広めよという教えだ」。中東からの反応は半狂乱なものだった。法王は陳謝しているが、発言は撤回していない。これは周到に計画された法王庁外交の一環なのである。いうべきことを言ったのだ。日本の祭司(天皇)のように無色透明、人畜無害では尊敬されない。


権力がなければカリスマはない!
天皇の権威の為に必要なこととは・・・。
この続きはコチラから!

☆Vol. XII, No. 86 平成十八年九月十七日

  • 安倍の小泉(竹中)路線反対で
  • 慌てた朝日が軌道修正 [1]
  • 「格差」攻撃から「民営化」後押しへ

朝日は小泉改革が社会格差を拡大するという理由で、今年の年頭から攻撃してきた。「官から民」への動きは、自民党が築いてきた金太郎飴社会を破壊する。だから問題だというのだ。ところが安倍晋三が登場する。彼は小泉路線修正にコミットしている。「官から民」への動きに反対し、自民党の現状を是認する。ここで朝日は怖くなったらしい。首になった竹中に名残りを惜しむかの如くに、「『官から民』への風止めるな」と騒ぎ出した。


朝日新聞の軌道修正の意味するものは?
この続きはコチラから!

☆Vol. XII, No. 85 平成十八年九月十四日

  • 松井のヤンキース復帰に思う
  • 日米関係と歴史問題

復帰した松井秀喜は四本の連続ヒットでヤンキー・ファンを熱狂させている。これでいいのだ。これが日本の前途だ。日米は更に平等に、更に交じり合い、更に強くなり、更に繁栄する。だからといって、日本が植民地になるはずがないことは経験ずみだ。他方、日本でバブルが崩壊し、全てが停滞し、世界から軽蔑されているのに、過去にこだわり、「論理よりも情緒、英語より日本語、民主主義より武士道」などと嘯くのは、見え透いたデマゴーグであり、敗者の逆恨みだ。逆恨みで勝てるならいいが、勝てなかったではないか。橋龍を見よ。日本は前進するのだ。勝つのだ。繁栄するのだ。

(1)歴史というものは一度起きたら永遠である。真実は真実だからだ。中国政府も、アメリカ政府も、文部科学省も、朝日新聞も、それを修正することはできない。日米開戦の真相、ヒロシマの惨劇は真実として永遠に残るのだ。

歴史に対する私の態度は「ディプロマシー」の著者ヘンリー・キッシンジャーと同じものだ。真実を追究するのが私の義務であり、これを捨てれば生きている意味を失う。同時に、日米間の公共の場(パブリック・ドメイン)で真実を語るわけにもいかない。だから「後世史家の判断に任せる」という処方箋をとる以外に方途はない。一種のダブル・アイデンティティーだ。

私が安倍晋三に関して持つ不安は、彼が公共の場においても、シングル・アイデンティティーに近いように見受けるからだ。


国際政治で勝つために何が必要か?
この続きは一部コチラに公開!

☆Vol. XII, No. 84 平成十八年九月十日

  • The Central Truth 真実の核心
  • タイムズのフリードマン[1]

「簡単に言うと、イラク戦争とは、スン二派が『一人一票』の原則を拒否したことから始った。その理由は多数派のシーア派が初めて政権をとるのは目に見えていたからだ。フセイン大統領を含むスン二派主流にとって、シーア派はイスラム教の『賎民』[2] であり、スン二派による統治は絶対許しがたいのだ。イラク戦争初期 に、スン二派アラブの有名人が私に内々で指摘したものだ。『フリードマン、シーア派は本物のムスリムではないよ』と。


イラク国民は反米になったか?
この続きはこちらから

☆Vol. XII, No. 83 平成十八年九月三日

  • 毛沢東と南京大虐殺はどこにいった?[1]
  • 中国、歴史教科書の大幅修正
  • グローバル・ハイテク・近代化が前面に

今秋、上海の高校で歴史の教科書を開く学生たちはびっくりするかも知れない。新しい教科書から戦争、王朝、共産主義革命が抜け落ち、その空白を埋めるのはテクノロジー、経済、社会慣習、グローバリゼーションである。プロレタリアート独裁の国家において、どうしてこれほどの急旋回ができるのか。答えは、独裁国家だからこそができるのだ。・・・

   ・・・・・中略・・・・・

現下の日本のニーズは中国の逆である。我々は未だに平和主義に縛られた国家であり、国を守ることができない。小泉純一郎の「靖国参拝」も、安倍晋三の「美しい日本」も、後ろ手に縛られながらも憲法改正をするための手段と見てよい。

最低限の愛国心がなかったら、公共善という概念は優先しないのだ。


この続きはコチラから!

安倍晋三の経済政策を心配するアメリカ
経済政策を誤ると憲法改正が危なくなる!?

☆Vol. XII, No. 82 平成十八年九月一日

  • So Pro-American And So Pro-Japan
  • Will PM Abe Divide Against Himself, Or Won’t He?
  • 安倍内閣はどちらを選ぶのか
  • 1)政権と赤心の二者択一で割れる
  • 2)親米一辺倒で割り切る(岸信介流)

小泉純一郎という例外を除いて、安倍晋三ほど親米で、アメリカの支持に依存する総理はいないだろう。しかし同時に彼は大きな自家撞着(矛盾)をはらんでいる。潜在的に彼ほど「反米的」な総理もいないのである。「日本において彼ら(A級戦犯)が犯罪人であるかといえば、それはそうではないということなんだろう」というのだ。[1] 安倍は小泉よりはずうっと右の端に位置し、筋金入りのナショナリストである。彼がこの矛盾をどう捌いて行くのかが将来を左右するだろうと私は憂慮している。


この続きはコチラから!

08年米・民主党政権が誕生したら・・・
憲法改正を掲げる安倍晋三、分祀論が真の独立実現へのカギとなる
憲法改正への道は国際政治で決まる!

☆Vol. XII, No. 81 平成十八年八月二十六日

  • 四面楚歌で苦戦するブッシュ
  • 日本が唯一の良いニュース

周知のとおり、ブッシュ大統領は四面楚歌で苦戦している。今日の例は、ビーデン上院議員(民主党)による最新のイラク撤退提案であろう。同時に、ブッシュは苦戦すればするほど、小泉の日本が同盟国であることを神に感謝してように見受ける。米紙の論調から証明してみよう。


この続きはコチラから

☆Vol. XII, No. 80 平成十八年八月二十三日

  • 「後世史家の判断に任せる」は温存せよ
  • ただし日米戦争に限って
  • それ以外は勝敗で善悪が決る

戦争に関する歴史の判断は、結果で決る。勝った戦争が良い戦争になる。このポイントを哲学者ヘーゲルに言わせると「力は正義なり(Might is right.)」となる。だが、歴史の判断がヘーゲルの原則を踏み外すことは余りない。「勝てば官軍・負ければ賊軍」が世の常だ。だが日本には大きな例外がある。日米戦争は日本が敗北したが、今でも日本人は「だから悪い戦争だった」「避けるべきだった」とは認めない。しかしアメリカ人の前で「良い戦争だが負けた」とは言えない。そこで「後世史家の判断に任せる」という竹下登の処方箋が登場した。

安倍晋三が竹下登の処方箋を再び登用している。[1] 安倍は、「(戦争責任は)歴史家が判断することではないか」というのだ。祖父である岸伸介が「A級戦犯」容疑者だったからであろう。

私も竹下の処方箋が維持されるべきだ考えている。国家の戦争責任といった問題は、如何なる政府であろうとも、それを一方的に決定して、他国に服従することを要求できない。東京裁判がそうしたのは占領下の特殊事情によるものだ。

戦争責任を討論する、最低限の条件は言論と学問の自由であり、これを私は絶対に放棄できない。わが国の文部科学省に対しても放棄できない。ましてや、中国や韓国の政府にも放棄できない。歴史の判断は、事後的に決るものでない。

歴史の判断は「勝てば官軍、負ければ賊軍」というもので、厳正なものだ。日本人の間には、我々が日中戦争で中国に負けたのだという事実を忘れている者がいる。戦争の是非、大義は勝者が決める。これは日米戦争の例外を除いて、そう悪いことではない。

日中戦争での日本の役割は侵略だった。白馬の騎士になりたければ、勝たねばならない。敗戦国が白馬の騎士になろうとするのは馬鹿げている。これは恐らく日本人だけの特殊な傾向でないのか。肝心の戦争に負けたのに、面子にこだわるのだ。

大事なことは、戦争とは石に噛り付いても勝つために戦うものだという点だ。絶対負けてはならない。即ち、勝てる見込みの無い戦争に突っ込んではならないのだ。日米戦争においては、日本には戦争回避の選択はなかったと思う。だが日中の場合には回避できた。石原莞爾の選択があった。盧溝橋での「挑発」などというのはフィクションである。

ともかく中国人には自国の領土で日本と戦う権利がある。日本が中国の領土で八年間も戦って、それでも侵略でないと言い張るには勝たねばならない。それだけだ。

日本人には恐るべき欠陥がある。日本は米中両国と同時に並行して戦った。真珠湾の時点で、日中戦争は完全に膠着した対峙戦争で、勝つ見込みはなかった。だから中国との戦争をアメリカとの戦争にエスカレートしたのである。だが、勝てない戦争を二つ繋いでも、勝てないのである。

戦争は大義のためにやるのでない。戦争とは勝つためにやるのが目的だ。勝つことが大義である。勝てば何とでも正当化できる。日本人は愚直に過ぎる。アメリカ政府は、ドイツが強敵であることを知っていたので、ソ連に全面的に委託して、大規模な介入を避けている。

独ソを咬みあわせて、双方を疲弊させるのが狙いだった。アメリカは専ら日本とイタリアとの戦争を引き受けている。日・伊がドイツより弱いのを計算の上でだ。アメリカの老獪さと日本の愚直さを比較して欲しい。

この次は必ず勝たねばならない。利口になるのだ。


[1] 「靖国重荷・ポスト小泉の安倍氏・参拝明言せず・A級戦犯否定」、朝日、8・16・06.

岸信介は犯罪人でない。「日本において彼らが犯罪人であるかといえば、それはそうではないということなんだろう」。「(戦争責任は)歴史家が判断することではないか」。


アメリカ通信ご購読はコチラから!

☆Vol. XII, No. 78 平成十八年八月十九日

  • 中韓のヒステリーを操縦する小泉
  • 靖国参拝は総理の目的でない、手段だ
  • 改憲へ向けて国内世論を誘導

靖国参拝に関する小泉総理の理論武装は、一見したところ支離滅裂である。東京裁判とA級犯罪の合法性を認めたり、「特定の人に参拝しない」と放言したり、「心の問題だ」と一蹴したり、全く辻褄があわない。発言がある度に朝日が、片言隻語を顕微鏡で分析して、反論している。そして総理は「総合的に判断します」とうそぶく。でも彼は、裏で高笑いしているのでないだろうか。彼は中韓の反日ヒステリーを操縦して、憲法改正への国内世論を誘導しているというのが真実でないか。


この続きはコチラ!!

☆Vol. XII, No. 79 平成十八年八月十八日

  • ヒズボラ1、イスラエル0
  • 米の調停はオルマートの尻拭い
  • だが休戦は茶番劇

「ヒズボラ(レバノンのシーア派ゲリラ)は今や、第二次大戦における日本軍の描写だけに使われた描写で説明される。『もし君がヒズボラの塹壕から白旗が出るのを待っているとすれば、そんなものは無いと保証できる』、とイスラエル軍陸軍参謀本部のネハシュタン准将は言う。この急転回――イデオロギー的で宗教的な急転回――こそが最近の事態で最も顕著で恐ろしいものである。これで戦いはヨルダン川西岸とかガザのような領土に関するものではなく、イスラエルの生存そのものに関するものとなった。・・・・新しく中東に生れたのは、泣き喚く、かわいい民主主義の赤子でなくて、醜いモンスターだ。彼らが核兵器に手を出すまで待ってみろと言いたい」[1]


この続きはコチラから!

☆Vol. XII, No. 77 平成十八年八月十二日

  • テロで蘇生するブッシュ

政治では「一寸先は闇」といわれる。まさにその通りだ。青息吐息だったブッシュ大統領と共和党は、スコットランドヤードによるテロリスト逮捕の報で蘇生した。テロ問題は民主党に任せるわけにはいかない、というポイントで中間選挙に勝つというのだ。


この続きはコチラから!

☆Vol. XII, No. 76 平成十八年八月九日

  • イラク内戦激化で米軍は撤退する
  • 敵はイランだが軍事介入は不可能
  • パックスアメリカナ崩壊の危機

イラクの内戦が激化していることは、ペンタゴン高官の議会証言で明白となった。

「今退けば、最後の一戦を米本土の近くで戦うことを強いられる」とラムスフェルドは証言した。しかしイラク三派は、既にスン二、シーア、クルドの独立国家を目指して進んでおり、ブッシュ大統領もお手上げの模様だ。イラク内戦激化の背後にも、イランとアーマデニジャッド大統領が糸を引いているのが見える。しかしアメリカには、これ以上の軍事介入を展開するオプションは閉ざされている。丸腰の保安官だ。日本への余波は直ぐやってくるだろう。パックスアメリカナが崩壊すれば、恐ろしいことになる。


このつづきはコチラから

☆Vol. XII, No. 75 平成十八年八月五日

  • 第三次世界大戦前夜の様相
  • イラン+シーア派+中+北鮮vs.米英イ+日
  • 『今退けば水際での戦になる』ラミー

二日、米議会の公聴会でラムスフェルド国防長官は、中東全域に広まった戦争を指して言った。「我々はイラクで辛抱するか、早期に退くかだ。退けば、最後の一戦を米本土の近くで戦うことを強いられるだろう。勘違いしないで欲しい。彼らの現在の要求に譲歩しようが、しまいが、彼らは戦いを放棄しないのだ」[1] これがブッシュ政権の本音だ。


このつづきはコチラから!

☆Vol. XII, No. 74 平成十八年八月三日

  • 谷垣財務相が改憲を支持 [1]
  • ノー・モア・宮澤宏池会
  • 自民党内に改憲反対なし

朝日は曰く。「自民党総裁選に出馬する谷垣財務相は1日、国会内で記者団の質問に答えて『集団的自衛権(の行使)は認めていく必要がある。憲法改正の手続きをきちっと取って、国民の合意形成をしながら進んでいくのが一番オーソドックスな考え方ではないか』と語った。憲法解釈の変更ではなく、憲法改正によって集団的自衛権の行使を認めるべきだという考えをこれまでになく鮮明にした」。

谷垣は、宮澤喜一の宏池会の流れをくむ政治家であることが大事なポイントである。彼は、どこかの時点で大親分と袂を別ったことになる。これは護憲派と宏池会にとって大きな分水嶺だ。


谷垣財務大臣、改憲支持。宮沢喜一と袂を別った!
この続きはコチラから

☆Vol. XII, No. 73 平成十八年八月三日

  • ヒズボラに勝てないイスラエル軍[1]

また負けたペンタゴンに走る衝撃 イスラエル軍(IDF)は世界最強の軍隊という神話を維持してきた。イスラエルを抹殺しようと決意したアラブ諸国は、何度も挑戦したが、その度に惨敗してきた。典型的なのが67年の「六日間戦争」で、エジプト、ヨルダン、イラク、シリアなどが46万の陸軍、3000台の戦車、800の軍用機を動員したが、初日に空軍の大半をIDF先制攻撃によって破壊され、後は制空権なしの戦となったが、砂漠だから勝敗は決まっていた。IDFは20機を失っただけだから、真珠湾攻撃みたいなものだ。しかしIDFの神話は通常兵器による戦争だけに限定されたものに過ぎなかった。更に、米軍装備に依存するものだった。


この続きはコチラから

☆Vol. XII, No. 72 平成十八年七月二十九日

  • 天皇の合祀に対する「不快感」
  • その背後にある重大機密決定
  • 公開論争が語らぬ要素を知れ

昭和天皇が、東条英機の靖国合祀に対して「不快感」を示されたと宮内庁長官がメモしていた。この事実が公開されてから、陛下の単なる「不快感」に懐疑をはさむ人士があるようだ。しかしこの事実の背後には、日本国家のとった重大な機密決定が隠されていて、後者は公開できないものと見える。日本政府は「国体」、つまり万世一系の天皇制を守るためにポツダム宣言を受諾したのであり、靖国神社も国会も、本決定に縛られるものと私は見ている。

SCAP GHQが戦争犯罪容疑者の逮捕を開始した時点で、マッカーサーと日本政府は重大な決定を極秘で下すことを迫られた。それは昭和天皇に immunity(無罪)の地位を与えるために、容疑者の尋問や、答弁が、陛下に対する容疑を示唆したり、強化してはならないという点だった。

これにはキーナン検察官も同意しており、或る日、東条が「陛下の同意なくして我々は如何なる決定も下せなかった」と証言した時に、キーナンが木戸を通じて、巣鴨の東条に注意するように再度促したという。

陛下を庇う決定には、近衛文麿、吉田茂たちが参画していたとダワーは指摘している。[1]

上記の日米合意に対して、その内容が正義に反するものだという議論は可能かもしれない。しかし、この決定を蒸し返すことを望む者は、この日米合意が存在していたという事実をかみしめるべきであろう。「国会が無罪とさえ決議すれば、それに反する全ての前例は無効だ。誰でも無罪だ」という靖国特攻隊の理論は通用しないだろう。


アメリカ通信定期購読はコチラから!

☆Vol. XII, No. 71 平成十八年七月二十七日

  • 然り、イランはトラブルメーカー
  • だがイランを解放したのはブッシュ
  • ネオコンと純正保守の差異

読者は知っているだろうか。ブッシュ41は、ブッシュ43のイラク侵略戦争に公開の場で反対したことを。ブッシュ41の代まで、米国政府の政策は、イランとイラクをサソリとガラガラ蛇と見なし、両者を咬みあわせて地域均衡を図ることにあった。湾岸戦争の時、ブッシュ41は、フセインのイラク軍をクエートから駆逐するだけで、矛を収めて帰国した。バグダッド占領を避けて、弱体化したフセインに生存のチャンスを与えている。息子は、このイラ・イラ均衡を破壊することで、イランを解放したのだ。


ネオコンと純正保守の差異
この続きはこちらから!!

☆Vol. XII, No. 70 平成十八年七月ニ十六日

  • いったいこれは何なのか
  • 日本の対米「屈折感」
  • 朝日の編集員、星浩の例

日本人が対米関係を語る時に屈折感という表現をよく使う。朝日の編集員、星浩が屈折感について書いているので、紹介する。以下は原文のままの摘要である。[1]


日本の対米「屈折感」が日本を誤らせる!?
この続きはコチラから

☆Vol. XII, No. 69 平成十八年七月二十日

  • 中東擾乱の震源地はイラン
  • 核の野望を隠蔽する煙幕
  • シリアが同調か

中東各地で急に擾乱・戦火が広がっている。日本語の解説を聞いていると何がなんだか判らないだろう。震源地はイランだ。イランはペルシャ民族であり、アラブ民族でない。だが、イスラム教のシーア派である。私が入院する前(5月中)にアーマデニジャッド大統領がブッシュに親書を送り、訳の判らない合意を求めていると指摘してある。あれは尻切れトンボになったらしいのだが、イランは今でも米欧による反核兵器の圧力をかわそうと必死だ。この度は、レバノンのヒズボラ(シリアの手下でシーア派の民兵)とパレスチナのハマス(スン二派)を扇動して、イスラエル攻撃を始めた。これがイランの煙幕であり、ブッシュの対イラン先制攻撃をかわそうと必死なのだ。


この続きはコチラから

☆Vol. XII, No. 68 平成十八年七月十四日

日本核武装へのロードマップ・特集

  • 北鮮の核は野放し、イランだけに専心
  • ブッシュの戦略構想
  • 何を考えているのか
  • 昨夜、アメ通速報を送付した。『中国が北朝鮮制裁決議案を安保理で阻止。プーチンはイラン制裁にはG8サミット中は賛成。イラン制裁について、中国はプーチンを支持している』つまり、明らかに中国は北朝鮮の制裁に反対するが、イランの制裁なら受け入れるということらしい。そしてブッシュ大統領も、最後の一線は、北朝鮮でなくイランで引きたいらしいのだ。米国はイランだけに報復攻撃をする用意があるという意味に取れる。何故か。

    先ず、アメ通67号のFour Scenarios, and Not One Ends Happily 四つのシナリオで、ハッピー・エンディングは一つもない[1] をもう一度吟味しよう。


    この続きはコチラから

    ☆Vol. XII, No. 67 平成十八年七月十三日

    • 自衛隊は足止め令か、現在
    • 米軍は希薄なり

    現在、自衛隊の全隊員に対して、defcon 1 (defense condition 1) と同類の足止め令が掛かっているはずである。(米軍には defcon 1~5 があり、defcon 5 は合戦準備の意味である。)これはブッシュが非常に危険な綱渡りをしており、世界中の誰もがそれを意識しているからだ。


    この続きはコチラから

    ☆Vol. XII, No. 66 平成十八年七月十一日

    • 予想できるアメリカの報復措置
    • ポスト小泉の改憲が失敗したら

    まもなく辞任する小泉総理への自民党反乱が始った。最後の骨太の方針は、前例に反して党主導となり、竹中平蔵は棚上げされた。次に、武部幹事長は、総理に対する事実上の反乱宣言を出した。だが、もし自民党が小泉改革の核心である憲法改正を阻止できると思っているのであれば、とんでもない誤算である。

    ブッシュが「集団的自衛権を行使せよ」と日本に呼び掛けたのは00年、大統領選挙の最中だった。小泉はそれに応えて01年の自民党総裁選に挑戦し、憲法改正と自民党「ぶっ壊し」を公約している。ここで日米両国は軍事同盟を建設することで契約を交わしたと見てよい。この契約を自民党が破棄した場合、アメリかが「イエスサー」といって日本の保護を続けることはあり得ない。

    大型の報復が来ることが予測できる。戦後、アメリカと同盟した国の中で、大衝突を一度ならず、二度も経験したのは日本だけだ。最初は、72年のニクソンショックだ。次は、レーガン政権二期目(85-89年)の貿易戦争で、これに敗退した日本はバブルによって崩壊している(第二の敗戦)。 

    日米紛争の火種は不戦憲法であった。そして紛争の度にアメリカは政権転覆をしかけてきた。これほどの酷い仕打ちを受けたことを悲憤慷慨するのもいいだろう。同時に、日本人ほどずぼらで、独りよがりで、歴史を忘却した民族も例がない。この独立忌避の原点はアメリカへの甘えである。60年代、朝日の社説は「負けてよかった」と言っていたが、あれこそが原点なのだ。


    今、改憲に失敗したら日本はどうなる?
    この続きはこちらから!!

    ☆Vol. XII, No. 65 平成十八年七月十一日

    • 最後の骨太は自民主導という怪
    • その途端に竹中は消え武部の裏切り
    • 国民に真実を告げない小泉の弱点

    小泉改革の突破口だった骨太が7日発表された。小泉にとって最後の骨太だ。しかしこれまでの骨太と違う。先ず竹中平蔵は主導権を失って、ぼやいている。朝日は「最後は党主導・首相、課題ほぼまる投げ」[1]と指摘。おかしいと思って調査を始めた今日、武部幹事長の小泉うらぎり宣言が出た。去年の総選挙で「刺客」を送って「暗殺」したはずの反小泉議員は、「改革」に協力するなら復党を許すというのだ。国民に真実を告げない小泉の弱点だ。憲法改正の話も増税の話も怖くて、触れていない。ただかっとなって自分の政治生命を賭けた選挙だった。泡だったのか。


    この続きはコチラから

    ☆Vol. XII, No. 64 平成十八年七月十日

    • テポドンIIには「異常なし」
    • アメリカ側が評価 [1]

    私は指摘しておいた。ロケットは最初から成功するものでない。失敗から大事な飛行データを入手するのが主な狙いであると。今日のタイムズは、「北朝鮮が十回テストして十回失敗したら笑いなさい」という。

    ・・・・・ただ変なのは、どうしてアメリかの旗艦新聞が金正日に対して慈悲深いのかということである。


    この続きを読みたい!という方はコチラから

    ☆Vol. XII, No. 63 平成十八年七月八日

    • やっと解けた謎
    • なぜ昭和天皇は元首として君臨したのか
    • 護憲・改憲の綱引きの焦点

    敗戦後の昭和天皇が事実上の元首として君臨したという事実は異常である。何故そうなったのかを追求してきたが、やっと解答が見つかったので紹介する。先ず、マッカーサーと米国政府が、憲法に関して衝突していた事実がある。マックは護憲、米国政府は改憲だ。吉田の官僚国家が主権者だったが、吉田は護憲一辺倒だった。吉田に影響力を行使できるのは天皇たった一人だった。だから天皇を使って吉田の護憲政策を、引っくり返そうとしたのだ。そのために、天皇を「大元帥陛下」であるかの如くに扱ったのだ。

    先ず証拠物件を提出する。[1]


    「う〜ん、この続きが読みたい!」という方はコチラから!!

    ☆Vol. XII, No. 62 平成十八年七月七日

    • 中国大使に裏切られた首相
    • 靖国で突っぱねた本当の理由
    • でもこれは反発で、政策ではない

    小泉総理が靖国問題で、六年間、中国を突っぱねてきた本当の理由が遂に判明した。01年の8・15参拝が大問題になった時、彼はYKKを招集した。山崎拓、加藤紘一、小泉の三人だ。山拓と加藤が、武大偉中国大使を呼んで相談し、参拝前倒しなら北京が受け入れるというアグレマンをだしたのだ。そして小泉が8・13に前倒し参拝をしたら、中国が裏切ったのだ。

    そこで小泉は、中国を信頼して譲歩すると、相手は図に乗って、更に大きな譲歩を求めるという不信感を強めたのだ。01年8月だから政権初期だ。彼はこの経験を今まで忘れなかったことになる。


    コレが真相!!くわしくはコチラ!!

    ☆Vol. XII, No. 61 平成十八年七月六日

    • 成功だったら今頃は戦争か
    • 失敗したテポドンII、怪我の功名
    • 平壌で責任追及の粛清は必至

    テポドンIIは三発目で、35秒飛んで落下した。これで芽出度し、めでたしに成りそうだ。茶番劇に相応しい大団円か。軌道から判断してアラスカを狙っていた。日本列島に沿って北上するのが米西海岸への最短距離であり、すべてのエアラインが取るコースだ。テポドンが成功していたら、ブッシュはミサイル迎撃ミサイルを発射することを余儀なくされただろう。だが、それが命中していたら、金正日は「あれは偵察衛星の打ち上げだ」と称しであろう。とすると対米宣戦布告を余儀なくされただろう。日本人の大半は、「とんでもない迷惑だ」と尻をまくりながら「非核三原則」を金正日も守って欲しい」と言ったであろう。

    北朝鮮の大陸間弾道弾が失敗するのは笑うに値しない。彼らは貧乏だから高価な実験は何十年に一度だ。日本のロケットは今でも失敗している。初期のアメリカのロケットも失敗している。


    この続きはコチラから!!

    ☆Vol. XII, No. 60 平成十八年六月二十四日

    • 米議会演説を諦めても参拝する気か?
    • 総理、靖国への執念はやぶれかぶれ
    • 再度アメリかが警告

    元ペンタゴン日本部長・ポール・ジアラが、8月15日の靖国参拝について「首相参拝は米国にも損失」という警告を出している。[1] 下院外交委員会のハイド委員長が下院議長に出した手紙を、先ず引用して曰く。


    この続きはコチラから

    ☆Vol. XII, No. 59 平成十八年六月二十三日

  • 「必要ならば撃墜せよ
  • 北鮮のミサイルは許されない」
  • ぺリー前国防長官(摘要)[1]
  • 最後のミサイルは1998年のテポドン発射であり、平壌はこれ以上の実験を避けると公約してきた。アメリカ政府は、テポドンIIの実験を許してはならない。発射が確認されたら、大気圏外の軌道に乗る前に、即座に巡航ミサイルで撃墜すべきである。その最大の理由は北朝鮮が既に6−8発の核弾頭を所有することである。

    アラスカにある対ミサイル・ミサイルは、大気圏外の軌道に乗ったミサイルを捕捉するものであり、命中率が悪い。更に、テポドンIIが軌道に乗れば、北鮮は貴重な飛行テスト・データを入手することになる。これを許すのは危険だ。


    アメリカ通信ご購読はコチラから

    ☆Vol. XII, No. 58 平成十八年六月二十日

    • これは不思議、二つの転向
    • 中国は「親日」、朝日は「反中」へ
    • 米の中国封じ込め移行がカギ

    朝日の転向は私が入院した5月30日頃のマンガで発表された。朝日の重要な論説転換は、マンガを通じて暗示されるのが常だ。この重要なマンガは、あまりに多忙で切り抜きをしなかったのが残念だ。中国の転向については、奥田敬和トヨタ会長の発言を引用しながら、本誌で指摘してある。その理由は、イラク戦争が終結に向かうにつれて、ブッシュ政権が中国封じ込めに方向転換していることだ。これも本誌では指摘してある。最新の情報では、ライス国務長官の下にいた国務次官のゼーリックが遂に辞任したことだろう。彼は親中派として知られていた。

    ゼーリックは中国に “important stakeholder” になれと呼びかけたことで有名だ。ステークホルダーとは利害関係を持つ人という意味だ。つまりアメリかの利害関係を無視するなと言う意味だった。しかし胡錦濤は石油の買占めなどで余りに露骨だったし、北朝鮮を抑止もしなかった。更に、ここでテポドン発射となれば、米中関係は一層緊張する。


    この続きはコチラから!!

    ☆Vol. XII, No. 57 平成十八年六月十八日 退院第一号

    • 固唾をのんで小泉・ブッシュが凝視する男
    • 改憲の成否を決める人は謎の沈黙
    • 反対しても賛成しても小沢には大打撃

    小泉総理はもうすぐワシントンを訪問して、彼の生涯で最高の栄誉礼を受けるところだ。できたらブッシュは国賓待遇の礼砲21発を打ちたいところだ。ただし同時に、ブッシュが “Do’t Cry, Joe” と歌って、小泉を慰めることになる可能性もある。二人が喉から手が出るほど欲しいものは憲法改正であり、集団的自衛権の行使である。01年4月の小泉就任より前から、二人は合意してきたものと見える。だが彼らの欲しい物は小沢の胸中にある。小沢が全てを決める立場にある。そして小沢は改憲に賛成しても反対しても損をする立場にある。さて、どうなるのか。


    この続き、アメリカ通信のご購読はコチラから!!

    ☆Vol. XII, No. 56 平成十八年後六月十四日

    • ザルカウィはスン二派によって裏切られた
    • イラク・アルカイダ暗殺の内幕
    • ブッシュのバグダッド訪問は勝者の凱旋行進

    共和党政府のいたずら指向と悪運の強いことはハリウッドの安物映画クラスだと私は思っている。イラク戦争におけるブッシュは、ハリソン・フォード演ずるインディー・ジョーンズそのものだ。ハラハラさせるが、いつも危機一髪で生き延びて、勝つ。今日の米諜機関は、アル・ザルカウィの暗殺でイラクの反乱が急速に収斂する可能性を強く示唆している。


    この続き、アメリカ通信のご購読はコチラから!!

    ☆Vol. XII, No. 55 平成十八年五月ニ十九日

    • ブッシュ、18ヶ月でイラク撤退開始 [1]
    • イラン大統領との妥協成立か?
    • ワシントンは超流動的

    イラクでは無能なジャアファリ政権が降板して、マリキ政権が成立したばかりだが、その新イラク政権が、隣りのイランの「反米政権」と協力して、イラク・イラン国境をテロが往来するのを阻止する、とタイムズは報じている。昨日送信した54号では、イランのアーマデニジャド大統領が、対ブッシュに接近を切望していると述べた。これは大きな地殻変動を示唆するものだ。ブッシュはイランと手を結んで、イラクから撤退するものと私は推察する。そして中国に専念するのだろう。共和党はローマの軍団なのである。停滞することは拒否するのだ。


    共和党はローマの軍団

    この続きはコチラから

    ☆Vol. XII, No. 54 平成十八年五月二十七日

    • 「敵はジハードでない中国だ」[1]
    • 核先制攻撃とシーレーンで米に挑戦
    • ペンタゴン報告が戦略転換を示唆

    米国防省は中国に関する報告を毎年公開するが、今年のものは異色である。これを米国政府が信じているなら、イラクのジハード(殉教者)との戦いは ”a wrong war at a wrong place” になる。アメリかの本当の敵は中国だということになる。中国の脅威は台湾問題にからんで派生するのだが、二つに絞られる。核の先制攻撃とシーレーンに対する脅威である。これはアメリカにとって伝統的な、戦略的なものだ。ペンタゴンにとっては、伝統的な脅威の方がテロリストよりは御し易いのだろうか。


    この続き、アメリカ通信のご購読はコチラから!!

    ☆Vol. XII, No. 53 平成十八年五月二十二日

    • 対日挑発は逆効果、胡錦濤
    • 靖国たたきの失敗を認める
    • だが油断は禁物

    中国による日本挑発がぴたっと止まった。いささか拍子抜けでさえある。経団連の奥田会長は、日中関係は「のどに小骨が刺さった感じで流れて行き、悪化はしない」「日中両国の首脳間で対話が無いことは不幸だが、経済に不安はない。政治が冷たい関係ならば、経済から政治を温めたい」と言明している。[1] 胡錦濤が譲歩したのだ。去年11月、ブッシュの京都訪問から、米国務省は日中双方に働きかけて、日中歩み寄りを取り付けたのである。小泉が勝ったとはいえないが、負けたともいえない。双方の「歩み寄り」だ。何が起きたのか。


    この続き、アメリカ通信のご購読はコチラから!!

    ☆Vol. XII, No. 52 平成十八年五月十八日

    • 遂に北朝鮮との講和条約交渉に合意
    • ただし日本は外す
    • どこまで後退するのかブッシュ

    03年に北朝鮮の核抜きを図る六者協議が始った時点では、米朝の講和条約を締結することを平壌が要求していた。講和条約で自分の安全をアメリカが認めることを条件にして、核兵器を放棄するというのであった。しかしブッシュは講和条約などはとんでもない、と却下した。先ず北朝鮮が最初に核兵器を放棄しなさいというのだった。18日のタイムズは、遂にブッシュ政権が、米朝講和条約の締結と核抜き交渉を並行して進めることに合意したと伝えている。同時に、六者協議の枠は放棄される模様である。その理由は説明していない。[1]


    この続き、アメリカ通信のご購読はコチラから!!

    ☆Vol. XII, No. 51 平成十八年五月十五日

    • 東は東、西は西
    • 御用金で帝国主義を賄う米国
    • アメリカに貢いで破産した日本

    マーティン・フェルドスタインは、ハーバードでは稀な保守派の経済学者だ。彼は最近十年のアメリカが異常な速度で富裕になったことに注目し、その背後にあるメカニズムを解明している。[1] 最大の関数は「外国からの投資」である。彼は沈黙しているが、これは日本からの投資に他ならない。日本はアメリカに骨までしゃぶられて貧乏になり、「格差社会」になったというのに、当地の善男善女は、小泉の仕業だと勘違いしているのだ。アメリカに贈賄をしたのが経世会である。


    この続き、アメリカ通信のご購読はコチラから!!

    ☆Vol. XII, No. 50 平成十八年五月十四日

    • 東条英機の分祀を明言せよ
    • タイムズが絶叫したら負ける
    • 小泉の素人・蛮勇外交に危惧する

    日米同盟「再編」の立役者、小泉純一郎を褒めたたえる儀式がワシントンで6月に行なわれる。最後の国会は開会中だが、総理は重要法案は通過の目処をたてて、お土産に持参したい。しかしワシントンには彼の敵も待ち構えている。

    総理は、ブッシュがこれまで庇ってくれたので、少しアメリカを甘く見ているのでないか。アメリカの半分は民主党であり、民主党の代弁者はニューヨークタイムズであり、タイムズは朝日と全く同じ波長である。


    この続き、アメリカ通信のご購読はコチラから!!

    ☆Vol. XII, No. 49 平成十八年五月十三日 公開号

    • 象徴・祭司だけの天皇制は消滅する
    • 権力のないカリスマはあり得ない
    • 明治憲法の知恵を再現できるか

    旧皇族竹田家の恒泰氏の講演を聞きに行った。天皇家が何を考えているのか知りたかったからだ。答えは、象徴天皇、祭司天皇に苦情はないらしいことだ。つまり、マッカーサー憲法のままでもいいらしいのだ。この点で、天皇家とナショナリストは合意がある。双方とも、象徴天皇は明治維新より前にあった天皇制本来の姿に戻ったに過ぎないと言う。だが象徴天皇に国家権力はないし、祭司天皇は天皇家特有の宗教の祭司であり、国教会の祭司でない。この現状で60年間維持できたのだから、永遠に維持できると言えるのか。権力のないカリスマは消滅するのでないのか。なぜ天皇元首論を誰も唱えないのか。


    日本が真の独立国たる為に必要なこととは?
    憲法改正後に起こりえる事例から、日本が真の独立国たる為に必要な天皇の権限について。

    この続きはコチラから

    ☆Vol. XII, No. 48 平成十八年五月十日

    • 「自立なき国家の品格とは?」
    • 鷲田小彌太の藤原批判[1] を賞賛する

    鷲田兄

    藤原の書評を読ませて頂きました。実をいうと、小生は「国家の品格」に、びた一文も投じるのを忌避して、買っていません。従って、読んでいません。読んだのは、彼が寵児になってから書いた短い論文です。特に、小生を驚かせたのは、朝日の編集長が「論座」で一席もうけて、藤原をもてなしていることです。これは一種のプレス・キャンペーンです。朝日が売り込んでいる本を買って読む気にならなかったのです。


    鷲田小彌太氏の『国家の品格』書評論文とあわせてこの続きはコチラから!

    ☆Vol. XII, No. 47 平成十八年五月七日

    • 「アメリカを軽視するな」とチェイニーが警告
    • 胡錦濤への無礼は意図されたもの
    • 小泉が失敗したら米の反応は?

    5月4日チェイニー副大統領が、わざわざ旧ソ連圏のリトアニアまで出かけて、ロシア外交に対する警告を出した。米諜機関によると、中国に対しても同様の警告を既に出したのだという。胡錦濤の訪米では、ブッシュ政権は国賓待遇を拒否し、二度に及ぶ無礼を犯したが、あれは意図されたものだった。ブッシュ政権は、自分がイラクの泥沼にはまったことに中・ロ両国がつけいり、膨張するのは危険だと警告しているのだ。これは日本の反小泉陣営が倒閣運動に出たことへの警告とも解釈できる。ブッシュは、どうしても日本による集団的自衛権行使が欲しいのだ。倒閣運動の首謀者である朝日はどう出るのか。


    「う〜ん、この続きが読みたい!」という方、続きはこちら!!

    ☆Vol. XII, No. 46 平成十八年五月四日

    • 日本外交はイスラエル化
    • 小泉・ブッシュvs.日米リベラル連合の構図
    • 靖国問題で浮上

    ユダヤ人の頭脳明晰が先天的なものか、それとも迫害された歴史の過程で学習したものか(下段参照)。それはさておき、米大統領が民主党になると、イスラエルは労働党内閣を選出し、共和党になるとリクード(保守)内閣を選出してきた。かくしてイスラエル政府は、世界の如何なる国よりも米国政府に密着してきた。似たような現象が日本でも始っている。小泉・ブッシュの緊密な関係が、日米に跨ったリベラル連合を呼び起こしているようだ。靖国問題が焦点だ。

    ただし、日本民主党は政権をとったことがないので、アメリカの民主党リベラルから見ると興味がない。そこで、米民主党は自民の保守本流と提携してきた。・・・・


    その米民主党から靖国神社の歴史観に否定的な意見が出てきた。
    つまり、次期大統領選で民主党政権が成立すると・・・

    詳しくはコチラから

    ☆Vol. XII, No. 45 平成十八年五月一日

    • ポルトガル、スペイン、英国に次いで
    • 静かに老衰する日本民族
    • 第二の敗戦の「教訓」は何だったのか

    日本の将来に希望を与えてくれる数少ないものの一つは幼児だ。小学生に語りかけると、ソッポを向いて逃げる。(見知らぬ子供と話したかったら外国に行くしかない。)つまり、日本人の色に染まっていない幼児だけに可能性がある。成人のすべては老人みたいに元気がない。青雲の志を持つ男は松井、野茂、イチローのようにアメリカに賭ける。日本の世論は割れていて団結できない。これが老衰の原因だ。これは景気の回復と関係ない。日本は、国防の是非について二つに割れているのだ。国防を支持する世論もアメリカからの独立は考えていない。これが中国との違いだ。日本人は自分の家にいても居候のような気分なのだ。アメリカが撤退して、自分自身で中国・北朝鮮と対決するまで、日本人の背骨はしゃんとしないのであろう。


    反小泉が問題にする「社会格差」の本当に小泉改革の産物?
    バブル崩壊以後の保守本流の責任を明らかにするこの続きはコチラから!!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 44 平成十八年四月二十八日

    • ブッシュへのお土産は孫子の「兵法」
    • 「ノー」としか言わない覇者・胡錦濤
    • ミニ冷戦の影響うける日、韓、朝

    米中サミットは合意ゼロだった。辛うじて衝突を回避したとも言えるだろう。胡錦濤のブッシュへのお土産は、孫氏の「兵法」だった。「これを読んで中国の戦略を勉強しろ」と言うに等しい。いい度胸だ。朝日のみだしは「『優等生』ソフトさ前面・脅威論払拭へ冗談も連発」だが、これは真っ赤な嘘だ。[1] 事前の折衝で合意ゼロと知っていたホワイトハウスは、「国賓待遇」の晩餐会を拒絶している。この緊張のおかげで、米中の谷間にいる日本、韓国、北朝鮮は二者択一を迫られる。六者協議は失敗するだろう。韓国は北京の衛星国家だから、竹島帝国主義はますます傲慢になる。角栄式の対中宥和も出る幕ではない。安倍晋三にとっては有利だ。


    極東アジアに大きな影響を持つ米中関係の“今”を切り取るこの続きはコチラから!!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 43 平成十八年四月ニ十日

    • 総理に無断で韓国と「戦争」
    • ノンポリの大馬鹿、外務と海保
    • 改革総仕上げは中断

    海上保安庁は長官、局長、課長まで首きりに付すべきだ。彼らには沿岸警備が軍隊の一部であるという意識がない。総理が改革の総仕上げで秒読みに入ったのに、海図作成という名目で韓国との「戦争」をはじめた。海保の大馬鹿の背後に外務がいる。日本海の呼称が「東海」となりそうだということで、海保の後押しをしたのだ。安倍晋三は竹島調査に関わっていない。彼は横田めぐみの件で、韓国人の拉致への関心を高め、韓国政府を抱き込み、韓・朝の間にクサビを打ち込みたい。それを察した盧武鉉が、竹島で騒ぐことで、拉致を相殺しようというのであろう。安倍は外務・海保の暴走に足をすくわれた形だ。


    この続きはコチラから!!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 42 平成十八年四月十七日

    • 総理の後退はつづく
    • 小沢の小道具(靖国)が決め手
    • 小泉生き残り作戦・中間報告

    本誌32号は、靖国問題で「小泉は中国に敗北」と指摘した。その後、政局はますます不利になっている。中国・朝日・読売による「倒閣運動」は跡継ぎ選びに移行し、支持者は膨れ上がっている。藤原正彦のベストセラーも、「倒閣運動」への追い風だ。鳩山由紀夫は改憲の手続き法案は小泉が辞めた後の国会まで延期するという。だが、何といっても小沢が決め手だ。彼は09年選挙を待たずに、9月の自民総裁選に介入する用意だ。私が予告したように、靖国が踏み絵になる。安倍晋三が福田康夫に負ける可能性が出てきた。中国政府が日本の総理を選ぶ日が来たら私は日本市民でありたくない。

    • 総理はどこで誤ったのか
    • これまでの経緯

    (1)発端は、01年自民総裁選で、票稼ぎのために靖国参拝を約束したことだ。女性の票稼ぎのために、女系天皇を支持したのと同じだ。軽率だった。皇室典範は国内問題だから斬り捨てが出来たが、靖国は足かせになった。

    (2)02年春にブッシュが総理応援のために来日した。だが彼は靖国に一緒に参拝することを断り、代わりに明治神宮を訪問した。総理は、ここで東条分祀に踏み切るべきだった。「靖国神社が自主的に決めることだ」などというのは口実にならない。

    総理は嵌められたのである。中国が「止めろ」と怒鳴った時に、参拝は面子の問題となり、止められなくなった。中国の罠に嵌められたのである。総理は前後を考えずにかっと怒ったのだ。参拝継続で、米・中vs.日本の構図ができた。

    (3)それでも総理が勝つことは可能だった。そのためには、国内の世論が100パーセント参拝を支持することが必要だった。だが現実の世論は、五分五分で割れていたのだ。半分が潜在的に中国支持なのだ。

    (4)総理は「止めろ」と怒鳴られて、止める道を封じられた。ここで参拝すれば勝利だ。それにはブッシュと一緒に参拝すればよかったのだ。分祀すればブッシュは喜んで参拝しただろう。これにはレーガン大統領の前例がある。[1]

    (5)昨年8月、ハリケン・カトリナの失態で、ブッシュは劇的に弱体化した。彼は小泉への無条件支持をつづけることは不可能となる。これは単純な軍事問題である。イラク・アフガニスタンで手一杯のブッシュは、他の火種(二正面作戦)が怖いのだ。

    (6)そこで、遂にブッシュは小泉に警告を出した。去年11月に京都訪問するにあたって、言明した。[2] 「米国は、小泉首相の靖国神社参拝による日中、日韓の関係悪化がアジア戦略の阻害要因となり、アジアにおける米国の国益に反する、とみている。大統領は日米関係を例にひきながら、『過去を忘れることは難しいが可能だ』と述べた」

    (7)朝日はブッシュが小泉に引導をわたしたと知るや、読売の渡辺恒夫を雑誌「論座」の座談会に招待して、倒閣運動を始めた。「論座」2月号が今年正月に店頭にでるや、倒閣運動は国会に広まった。

    (8)国会の倒閣運動は「ホリエモン、耐震偽装、牛肉」の三点セットで始った。次に、民主党による「メール疑惑」に飛び火したが、事実無根とわかり、前原民主党代表が辞任した。ここで小沢一郎の登場となる。

    (9)ほとんど同時に藤原正彦の「国家の品格」がベストセラーとして登場したが、朝日は小沢と藤原を褒めそやした。なぜか?反小泉の統一戦線を拡大するのが目的だ。ワタツネ、小沢、藤原は、朝日にとって「敵性人物」だ。だからこそ抱き込むのだ。[3]


    この続きはコチラから!!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 37 平成十八年四月六日 公開号

    • 核の呪縛には驚くほど無関心
    • 靖国特攻隊の隠された顔
    • 所詮、売文に過ぎないのか

    核武装を堂々と提案する国会議員は西村真吾ひとりだった。そして彼は追放された。しかし、こと靖国、歴史に関しては、船頭多くして船山に登るの感がする。なぜ靖国特攻隊は大衆に受けることしか語らないのか。やはり売文なのか。小泉総理が靖国問題で敗北した過程を分析すると、判然とすることがある。彼が靖国で負けたのは、日本が核のタブーに縛られているからなのだ。核のタブーと靖国敗北。この当然すぎる因果関係を無視して、靖国、靖国と騒いでも無益なのである。


    ナショナリストの論客はなぜ『核武装』のタブーに挑戦しないのか

    『核のタブーと靖国敗北』の因果関係、核兵器の二つの効能をわかりやすく解説する この続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 36 平成十八年四月四日

    • これから花開くインターネット
    • 鍵はコンテンツ、ソフトウエア

    不肖ながら、私には、どうしてインターネットの拡散が日本で遅いのか判らなかった。私には盲点があったのだ。私の場合、インターネットは英語を媒体にしている。面白い読み物が山ほどあるからだ。日本語を媒体にしている人のメニューが貧弱であることに気付かなかった。

    鍵はコンテンツ(内容)であり、ソフトウエアである。日本でも、もうすぐ携帯でテレビと映画を見る時代になる。以下、最新のソフトウエア開発に関するタイムズの記事から。

    ・・・中略・・・

    • Internet Injects Sweeping Change Into U.S. Politics インターネットは大きな変革を米国政治に注入する[2]

    アメリカ政治にカネがかかる理由は、全米テレビネットワークに流す選挙運動だ。党大会のようなお祭りは一週間ぶっ続けである。どうして党大会放映が高価になるかは日本人には理解できないだろう。


    竹中平蔵のNHK改革の背後には、朝日・読売の「倒閣運動(立花隆)」に相乗りした公共放送へのしっぺい返しがある。

    この続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 35 平成十八年四月ニ日

    • 靖国を踏み絵にして
    • 中国、後継首相の選択に介入
    • 傲慢なる侮日に沈黙する靖国特攻たち

    朝日のマンガから。[1] 小泉総理が夢を見ている。後継総理を選ぶ自民総裁選で、一票を投じようとして後ろを振り向くと、胡錦濤が背後に並んで、順番を待っているのだ。夢見る小泉が「!?・・・・・まさか」と叫ぶ。この戯画には二つの意味がある。第一に、中国は後継総理の選択に介入していることだ。第二に、朝日は介入を非難しないどころか、それを是認することで媚を売っていることだ。小泉が「豚になった」と激昂した靖国特攻隊は沈黙している。もう飽きたのか。


    朝日、後継総理選択への中国介入を堂々容認。
    合祀維持のまま参拝継続によって自らの首を締めた日本。
    勝つよりは大義に徹して散ることが至上なのか?
    この続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 32 平成十八年三月十六日

    • 中国のガス田挑発に沈黙する意味
    • ニ正面作戦できないブッシュ
    • 京都会談で総理に引導わたす

    ガス田の共同開発を懇願した二階・経産相に対して、北京は春曉の共同開発を拒否し、尖閣列島での共同開発を提案した。つまり日本領で日中の共同開発をするという傲慢な回答だ。3月7日のことだ。それから十一日間、日本政府は今日まで、泣かず飛ばずだ。実は日本は敗北したのだ。発端は去年の京都会談だった。ブッシュ大統領が小泉総理に、ガス田紛争で応援できないと言い渡したのだ。データベースを再度精査して判明した。敗北の遠因は日本が核兵器を拒絶することにある。中南海では笑いが止まらないだろう。断腸の思いで書く。

    • 老獪な中国の謀略
    • これまでの経緯

    この続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 31 平成十八年三月十四日

    • 「女系天皇反対=軍国主義」
    • 女性解放を隠すための詭弁
    • タイムズ・オーニシ記者の侮日

    To Japanese Nationalists, Only the Y Chromosome Counts 日本のナショナリストにとってY染色体だけが大事だ[1]


    侮日記事を連発するニューヨークタイムズ・オーニシ記者の立場、心理を探る。
    この続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 30 平成十八年三月十四日

    • 反撃に転じた小泉・中川・竹中
    • だが北京のガス田攻勢には沈黙

    昨年8月、反戦運動がブッシュ牧場で起きたのを本誌は凝視していた。タイムズが煽っていたからだ。次にハリケン・カトリナが重なって、ブッシュの人気が危険水域まで落ちた。そこで本誌は、小泉も危ないと警戒信号を出した。「ボス」がこけたら、次は「子分」の番だ。案の定、朝日・読売が3点セットに火をつけた。倒閣運動にまで発展したのは、改憲運動が体制化されていないからだ。しかし小泉・中川秀直・竹中は反撃に転じた。内政では行革推進法案、景気対策、後継総理への地ならしだ。だが、タイムズ-朝日-読売の倒閣運動に北京政府が相乗りした。深刻な危機だ。日本も改憲もあぶない。

    ホリエモン、牛肉などで「倒閣運動」(立花隆)火がつき、タイムズ・中国が相乗りするというような事態は、自民党の全盛期にはあり得ないことだ。旧体制はぶっ壊されたが、新体制が固まっていないからだ。読売はともかく、朝日-タイムズ-中国-韓国は「護憲派」である。

    盧武鉉にいたっては、はっきり「憲法を変えるな」と明言している。改憲派は胸突き八丁の登山なのだ。NHKまでが「新撰組」「義経」などで護憲派を応援している。どこの国でも憲法改正は戦争か内戦を前提とする。


    どこの国でも憲法改正は戦争か内戦を前提とする。
    さて、日本は・・・。
    この続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 31 平成十八年三月十四日

    • 「女系天皇反対=軍国主義」
    • 女性解放を隠すための詭弁
    • タイムズ・オーニシ記者の侮日

    To Japanese Nationalists, Only the Y Chromosome Counts 日本のナショナリストにとってY染色体だけが大事だ[1]

    ・・・中略・・・

    解説

    日本に長く住んでいると、日本人が嫌になり、味噌汁が嫌になり、気が狂いそうになる外人がある。タイムズ支局長のノリミツ・オーニシ氏はあの病気にかかったようだ。・・・


    ニューヨークタイムズ、オーニシ氏の侮日記事の背景とその意図を解説。
    続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 29 平成十八年三月十日

    • これは絶好のチャンスだ
    • ブッシュも小泉も危機
    • 靖国参拝と自衛隊派遣で取り引きか

    現時点で小泉とブッシュは危機に立つ。総理は「4点セット」から脱出したら、胡錦濤がガス田で罠をしかけた。大統領はイラクで内戦が始ったので議会が騒ぎ出した。両人は、かなりデスペレートな状態だ。こういう時にでっかいチャンスが来る。二人とも喉から手が出るように欲しいものがある。それを相手が持っている。小泉はブッシュの靖国参拝が必要だ。ブッシュは小泉の自衛隊派遣・延長が不可欠だ。これを交換するのだ。絶好のチャンスだ。恩を売り合うのだ。手に汗を握る駆け引きだ。


    窮地のブッシュ大統領と小泉総理。
    喉から手が出るほどほしいカードは互いが持っている!
    この続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 28 平成十八年三月九日

    • 「共同開発は尖閣で」
    • フーちゃん(胡錦濤)はやり手
    • 弱い海軍でギリギリの突っ張り

    フーちゃんはやり手だ。日本が要求していた春曉ガス田の共同開発は、尖閣列島(日本領土)でやるというのだ。中国人はこちらの弱点は全て叩いて調べる。覚えてますか。尖閣に中国右翼が上陸した時、総理は警察を派遣し、逮捕せずに恐るおそる御退出を願った。次に、最近の内閣改造では中川昭一(故一郎代議士の子息で強硬派)を二階で更迭した。だが、今や中川の持論だった春曉対決に戻ることになるだろう。心配ないですよ、今のところは。

    日本の海上自衛隊は、装備、訓練、破壊力、C&C(コマンド・アンド・コントロール)では米第七艦隊の精鋭部隊に負けない。潜水艦の索敵にいたっては名人芸だ。冷戦時代からソ連の潜水艦を追いかけてきたからだ。

    ・・・中略・・・

    人民解放軍は圧倒的な優勢になるまで対決しない。八路軍・新四軍の時代からの戦法だ。・・・


    つまり、中国を脅威たらしめるのは、軍事ではない。
    中国の強さとは・・・

    この続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 27 平成十八年三月三日

    • ギリシャ・ローマ文明も継承
    • タイムズという新聞の一面

    リベラルに過ぎるきらいはあるものの、タイムズが優れた新聞であることは疑いない。保守系のジャーナルは経済紙であって、幅のひろさで追随できない。タイムズには常連コラムニストのポストが数席あり、その中の一つは札付きの共和党支持者のためにとってある。現在、ディヴッド・ブルックスがお抱えのネオコンである。なぜ彼がネオコンなのかは、ギリシャ・ローマの文明のスポークスマンをすることで判る。アメリカのリベラルはギリシャ・ローマが大嫌いなのである。以下は昨日のコラムから。


    ニューヨークタイムズとは?
    ネオコンとは?
    アメリカとは?

    タイムズ3月2日のコラムから片岡鉄哉があらためて解説した この続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 26 平成十八年三月ニ日

    • 反ブッシュの新戦略を探すタイムズ
    • イラク撤退は不可能と知って

    去年8月に始った反戦運動は、ハリケン・カトリナでの政府失態で弾みがつき、ブッシュ不信任運動に拡張した。背後でタイムズが糸を引いていた。これを真似して、朝日は読売のワタツネと一緒に小泉倒閣運動を展開した。しかしブッシュ不信任の方は立ち消えとなった。イラクで勝てないからといって、撤退は不可能なのだ。アメリカは中東で石油とイスラエルを守る至上命令がある。更に、ユダヤ人は民主党の票田・金づるだ。これで民主党の風船玉が急にしぼんだ。以下は、タイムズの方向転換への手探り。最初は外交面で、次に内政面で。


    「う〜ん、この続きが読みたい!」 という方はこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 25 平成十八年二月二十七日

    • 沖縄の友人へ

    返事がおそくなりました。特に基地問題にくわしいわけではありませんが、メールの二点に答えます。

    (1)「基地をマリーン(海兵隊)の既得権として維持しようとしているのではないでしょうか」

    これはあるかもしれない。有りうるでしょう。しかし、だから海兵隊が大統領や議会より強い、海兵隊がアメリカの外交政策を決定するというのは間違いです。これは「木を見て森を見ない」というものです。

    (2)「日本の属国化が進んでいる、という感が致します」

    これは逆ですね。小泉総理が集団的自衛権と憲法改正に進んでいるのは日本独立への第一歩です。イラク派兵が一種の約束手形です。既に自主性を回復しているのです。だからこそ、牛肉問題で日本がアメリカを苛めているわけです。一昔前だったら、しこたま輸入を強いられたでしょう。


    この続きはこちらに公開しています!

    正規版、定期購読のお申し込みはこちら。

    ☆Vol. XII, No. 24 平成十八年二月二十四日

    • 右往左往する民主国家、日本
    • 自民ぶっ壊れてエスタブリッシメントは空白
    • 改憲派(小泉、前原)狙う朝日の悪行

    9・11総選挙からの日本を見ていて愕然とする。振り子の揺れが異常に激しく、頻繁なことだ。小泉の大勝利は朝日によって「劇場政治」と定義された。国民は芝居にうつつを抜かす馬鹿だというのだ。朝日・読売連合による反撃は年末に企画され、1月4日に「論座、2月号」として店頭に出た。国会が始るや「三点セット」が登場した。そして今や矛先は前原誠司に向かっている。小泉と前原に共通するのは改憲指向である。だが中国の支持で反米・護憲を煽る朝日は、どこに行くつもりなのか。そして、なぜ国民はデマゴーグの笛吹きに追随するのか。

    自民党経世会の腐敗は読者の想像に絶するものである。小泉による「ぶっ壊し」は歴史の必然であり、・・・・・


    小泉VS朝日新聞の構図が見えますか?
    “木を見て森を見ず”にならないための この続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html


    18号はこちらに公開しています。

    ☆Vol. XII, No. 23 平成十八年二月十八日

    • 逆境に立つ首相が二度目の反撃
    • 朝日の陰謀を粉砕できるか
    • 消費税なしの財政再建で起死回生

    昨年9/11の選挙は小泉首相の地すべり的な勝利だった。憲法改正、その他すべての改革は前途洋々だった。ところが年が開けたら事態は逆転した。たった三ヶ月後の話だ。今にして思うと、朝日新聞が小泉改憲阻止の罠をしかけたと言えよう。1月4日、朝日が読売のワタツネと一緒に、「靖国参拝反対」の狼煙をあげた。朝日は、弱体化したブッシュが米中接近を始めたこと、従って中国が傲慢になり、小泉が孤立化していることを知っていたはずだ。ニューヨークタイムズは朝日に同調する社説を出した。これで日・米・中の包囲網ができた。しかし今や小泉は反撃に出ようとしている。去年の選挙と同じパターンだ。彼のウルトラ兵器は、消費税ぬきの財政再建である。インフレと言うなかれ。起死回生にはこれしかないことを説明しよう。


    小泉VS朝日新聞の構図が見えますか?
    この続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html


    18号はこちらに公開しています。

    ☆Vol. XII, No. 22 平成十八年二月十六日

    • 「東京への近道はワシントン経由」、中国高官
    • 米中が小泉おさえこみの協議
    • 統一戦線の手法で小泉孤立を図る

    タイムズの「麻生非難は・・・ブッシュ対中接近の関数」と指摘した21号は正しかった。今朝、確認する情報が入った。「北京は東京の手綱をひきしめるようワシントンの助けを借りている」[1] という。中共中央は、毛沢東選集から「中道派を抱きこみ、頑固派を孤立させる」という統一戦線の戦術を引用している。ただし、小泉、安倍、麻生の三人とも「頑固」なので困っているらしい。少数意見として、靖国参拝継続の現状容認しか選択肢はないというリーダーもあるそうだ。しかし日本では読売の渡部恒夫が「抱きこまれた」。この問題は祖国愛の赤心だけでは解決しない。現状維持か、活路を切り開くか。・・・・・


    日本の活路は?
    この続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html


    18号はこちらに公開しています。

    ☆Vol. XII, No. 21 平成十八年二月十五日

    20号は欠番になります。


    • 朝日が火をつけてタイムズがパンチ
    • 麻生発言の非難は片手落ち
    • ブッシュ対中接近の関数

    2月1日のアメ通(11号)で「『貧富格差』で帳消しになった選挙の大勝利・底辺にある反米とブッシュの弱体化」と指摘したのは正しかったようだ。野党と朝日新聞による小泉攻撃は、小泉の王様(ブッシュ)が裸になり、弱点を補うために北京政府に接近しているという事実の関数だったのである。王様が弱くなると、家来が叩かれるという構図だ。麻生外相は未だにこの事実に気付いていない。最近、彼の反中国発言が目立つ。国際政治の風向きが変わった以上、慎重になることを勧める。


    この問題、祖国愛の赤心だけでは解決しない
    アメリカの方向転換の重大さを伝えるこの続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html


    18号はこちらに公開しています。

    ☆Vol. XII, No. 18 平成十八年二月十一日 特別全文掲載

    • 小泉は靖国で負けた
    • 米中接近で傲慢になる北京
    • 頭脳と理論のない外交の結末

    靖国参拝で小泉首相は胡錦濤に敗退した。「剣士小泉」は瞬発的な衝動において強い。しかし外交は意欲の他に頭脳と理論が不可欠だ。外務省のブレーンを無視しての官邸主導外交は惨めな結末になった。自民党の野田毅に対して唐家セン元外相は「小泉首相にもう期待はしていない」と語った。相手にしないというのだ。この傲慢な態度の背後には、アメリカの覇権放棄に伴う米中接近がある。日本は危ない。


    この続きはこちらに全文公開!

    正規版の お申し込みはこちら

    ☆Vol. XII, No. 17 平成十八年二月十一日

    • アメリカ覇権放棄の宣言
    • ニューヨークタイムズが代弁
    • その意義について

    昨夜、送信したのはアメリカによるパックスアメリカナ放棄の宣言である。ことの重大さに鑑みて、以下の補足説明を提供する。

    あの宣言を発表するについて、タイムズは編集委員会を開き、しかるべき手順を踏んだことは疑いない。パックスアメリカナ放棄宣言に強い反対もあったであろう。あの宣言はタイムズ自身の決断である。

    しかし、そこまで行くについて、タイムズは深い探りを入れて、情報に確信を持っていたのだ。ブッシュのホワイトハウスがあの宣言にOKを出すとは思えないが、タイムズは国務省の最高レベルに探りを入れたことを私は疑わない。

    つまりライス長官の暗黙の同意があったのであろう。それでも、事の重大性に鑑みて、社説でなく、個人のコラムの形式をとったのだ。しかし、あのコラムは今、全世界を駆け巡っており、衝撃波を生み出している。


    パックスアメリカナ放棄が日本に与える衝撃は?
    詳細はこちらへ!!!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 16 平成十八年二月十日

    • Driving Toward Middle East Nukes in Our S.U.V.'s 四輪駆動車で中東の核に向けてドライブする[1]

    「今、世界は非常に危険な分水嶺に立つ。それは冷戦後の世界と冷戦後・後の世界との境界線だ。後者はかなり安定と繁栄と穏健さに欠ける世界になるだろう。


    この続きと 「世界は、大国による勢力均衡に逆戻りを始めた。」 という片岡鉄哉の解説はこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 15 平成十八年二月九日

    • 紀子さま懐妊は総理への反撃
    • 幽閉された天皇家の苦悩

    秋篠宮紀子さまが去年の年の瀬に、懐妊された。第二子の誕生から12年たって、40歳ちかい女性が粗相、偶然、ミステークで妊娠することはあり得ない。これは天皇家、或いは秋篠宮家による小泉総理に対する反撃であろう。私はこの総理を支持しているが、彼は「剣士」であり、「戦略」「構想」に欠ける。誰かに反対されると、それだけの理由で「初志を貫徹する」。だから彼を阻止するには迂回するしかない。天皇家はそれほど無力なのだ。憲法で謳われた自分自身の職責について一言も発言できない。あたかも皇居に幽閉されているかの如し。ハーバードの優等生はそう思っているにちがいない。「人畜無害」と軽蔑されるほど何も言えない。これは人間にとって大きな苦痛なのだ。

    ・・・中略・・・

    ・・・・・・偉大な民族には必ず建国神話がある。これを啓蒙主義的な、合理的な説明で置き換えるのは国家が何かを知らない馬鹿だ。・・・・・・

    ・・・中略・・・

    ・・・・・・日本から神話と司祭を取ったら、残るの者は、他の文明に吸収されるだろう。・・・・・・


    「う〜ん、もっと内容を知りたい!」という方はコチラからどうぞ

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 14 平成十八年二月六日

    13号は7日配信となります。ご迷惑をお掛けします。


    • 小泉の逆襲に成功をいのる
    • 牽引車は4%経済成長=新所得倍増計画
    • 反動朝日の改革阻止は失敗する

    今朝はいつもと変わらぬ冬の朝だった。聞くともなく衆院予算委員会の質疑応答を聞いていた私は、中川秀直政調会長の静かな口舌の裏に鋭いドスを感じた。それから一時間以上、テレビの前に釘付けとなった。小泉大逆襲の幕開けだ。見事な演出だった。中川の基調は、成長率4%で日本丸を浮上させるというものだ。竹中平蔵その他の各大臣に質問して、改革は市場に依存すること、今それろ止めれば国家全体が沈没し、貧富格差は益々広がり、日本は終焉する、という回答をひきだした。この逆襲は成功するだろう。朝日の論説委員の顔が見たい。「貧富格差」で改革阻止に火をつけたのは朝日だからだ。

    ・・・中略・・・

    • 「寛仁さま、黙れ」という朝日
    • この暴論は許されるのか[1]

    2月2日と4日、朝日の社説は皇室典範改正に関して、三笠宮寛仁氏に対して「お前は黙れ」という旨の命令を出した。「ここは冷静な議論を」「寛仁さま発言はもう控えては」が見出しだ。曰く。


    『貧富格差論争』『皇室典範論争』の欺瞞を浮き彫りにするこの続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 12 平成十八年二月三日

    • クリント・イーストウッドが映画化?
    • 「南京陵辱」で日本は窮地に

    クリント・イーストウッドが「南京陵辱」を映画化すると読売が報じた。これで日本は窮地におちいることになる。支那派遣軍が南京で大量「殺戮」を犯したのは事実なのである。ただ、「殺戮」の目的を如何に定義するかによって、合法か非合法化の判断が分かれる。亜細亜大学の東中野修道教授は、この事件についての権威だと私は学者として判断している。彼は合法だと主張する。だが、それは通用しないだろうというのも私の判断である。以下、検証してみよう。読者の意見を聞かせてください。


    誤報を祈りつつこの続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 11 平成十八年二月一日

    • 「貧富の格差は統計に出てない」小泉
    • この一句で帳消しになった選挙の大勝利
    • 底辺にある反米とブッシュの弱体化

    ホリエモン支持とは貧富格差を容認することだと非難された首相は、「統計データからは、所得格差の拡大は、確認されていない」という間抜けた反論をした。この一句で9・11選挙の大勝利がもたらした弾みは一挙に吹っ飛んだ。幸いにも政権は安泰だが、この気紛れさに私は眉をひそめる。民主主義の浅薄なことよ。しかし、ここで吹き出したマグマを探ると、底辺に反米があるようだ。今、世界中でブッシュに「あかんべー」をやる風潮が盛り上がっている。ホリエモンと牛肉に対する異常な反発は反米である。


    軽薄で稚拙な議論を一刀両断この続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    「日本は、お釈迦様の手の平で暴れる孫悟空みたいだ。現実を知ろうとしないのだ。」

    ☆Vol. XII, No. 10 平成十八年一月二十七日

    • 英語とパングリッシュの氾濫
    • 日本語を(日本橋と同時に)浄化しよう

    「民主主義の国では老人が子供の真似をする」とプラトンがいう。昔からそうだったのか、と思う。日本の役所が誇りと襟度を失ってからしばらく経つ。職安が「ハロー・ワーク」になり、旧電電公社(NTT)には「でんぽっぽ」というのがある。これは電報のことだ。


    「民主主義の国では老人が子供の真似をする」
    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 8 平成十八年一月二十六日

    • 「貧乏人は郵便局を心の糧に
    • 郵貯で食え!」
    • 株を「錬金術」と教える残酷さ

    ホリエモン事件を契機に、国会とメディアが垂れ流した教訓は、「株はアメリカ式の錬金術だ、マネーゲームだ」「改革は二極社会への原動力だ」ということらしい。野中広務の高笑いが聞こえるではないか。彼は小沢一郎を「悪魔だ、アメリカのスパイだ」と公言。竹中平蔵を「バッジのない学者が二つの大臣を兼ねて、日本のことを考えているのかアメリカのことを考えているのか。公的資金を入れた銀行をハゲタカのように外国資本が買う」[1] と嘯いた。野中の基調演説を、抵抗勢力、民主党、朝日が撒布・放送しているというのが国会の動きだ。貧乏人が学習したことは、「株、ハゲタカ、投資は怖い」ということだ。彼らはますます郵貯とたんす預金というゼロ金利に追い込まれて貧乏になる。哀れなものだ。


    本当に保守すべきは何なのか?
    「感情論ではない真の議論の為にこの続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 7 平成十八年一月二十一日

    • 小泉の刺客に対する報復か
    • インサイダートレーディングか
    • ライブドア騒動

    ・・・・・・

    ・・・日本の資本主義とは、適当な金儲けを適宜に追及することだ。会計士の資本主義だ。・・・

    ・・・・・・


    日本の抱える本当の問題とは・・・?
    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 6 平成十八年一月二十日

    • これを見よ、ジャーナルが台湾を貶す
    • ライス国務省の意向を反映
    • 小泉政権も対中で後退か
    • Chen Shui-bian's Last Hurrah 「陳水扁の最後の雄叫び」、ジャーナル[1]

    本誌は一月十三日号で「パックスアメリカナの斜陽」と報じたが、正しかったようだ。ジャーナルは共和党支持の保守系大新聞で、ブッシュ政権の政策を正確に反映するが、十九日、台湾の陳水扁総統を貶す社説を掲げた。以下は抜粋。


    身動きが取れないアメリカの隙を突き動く中国。
    ウォールストリートジャーナル紙の記事の背景にあるのは・・・?

    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 4 平成十八年一月十三日

    • 日本をジリ貧に追い込む中国
    • 台湾と北朝鮮問題で
    • パックスアメリカナの斜陽

    一週間ほどスタンフォードに旅をして帰国した。或るCIA高官と話をする機会があり、彼が指摘した。(1)米国の財政赤字は膨大なものとなり、ブッシュ政権とFRB(連邦準備銀行)はドルの平価切下げをする可能性が高い。(2)台湾と北朝鮮の問題について、中国政府は着々と立場を強めており、日本とブッシュはジリ貧に追い込まれている。昨年12月24日(151号)、私は指摘した。「『日本を真珠湾攻撃に追い込め』・春曉ガス田で中国の謀略は狡猾・交渉拒否して実力行使(生産)開始」。最も大事なポイントは、中国が政治的に勝利をおさめていることだ。中国が台湾上陸作戦をやってくれれば、日本もブッシュも無視できない。しかし「話し合いで統一せよ」というのがブッシュの政策であり、今や話し合いの統一が視野に入ってきたのだ。ブッシュの政策が成功しているのだ。


    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 3 平成十八年一月七日

    • 読者からの便り

    年頭の第一号で、いささか過激なことを書いた。「平和主義というのは、動物としての命の安全が全ての価値に優先するという発想だ。卑しいものだ。従って、日本は戦争の火中に巻き込まれることで、命を賭けても守るに値する価値を再発見するのだ」と。

    そうしたら或る名門校の教授が賛同してくださった。嬉しかった。ここに彼の便りを再録する。

    Subject: Re: 片岡鉄哉のアメリカ通信【Vol. XII, No. 1】
    明けましておめでとうございます。
      昨年はたいへんな年でした。とりあえず祖国は危機を脱したようです。

    しかし、「聖なるもの」(=先生の「正義」)をもたない国家は、構造的な危うさを抱えつづける、と思われます。そのために生きるもの、それによって少年たちが自分の欲動を乗り超える価値はどこにあるのか?自由も民主主義も、すでにそれを持ってしまった人々にとっては、そのために命をかけるほどの聖なる価値の輝きはもはや含まれていません。むしろ、その価値の名によって卑怯とエゴイズムが正当化されるのが落ちです。


    この続きはコチラからご覧になれます

    購読申込は⇒ http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 2 平成十八年一月三日

    • 「ものすごい剣士の勘」
    • 屋山太郎の小泉論[1]
    • 内政はこれでいいが外交は?

    「小泉さんはものすごく勘がいいから、○X式に回答する試験だったら、七、八十点とれる。だけど、小論文形式だと答が書けない。つまり、なぜ○なのか、或いはXなのかが説明できないんですね。靖国神社参拝も含めてあらゆる問題で、説明が足りない。結果オーライが多いですね。・・・・・・


    [1] 「新国策」、1・1・06。


    長年、小泉総理と付き合ってきた屋山太郎氏の小泉論。対する片岡鉄哉のコメント。
    う〜ん、この続きが読みたい!」という方はコチラから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XII, No. 1 平成十八年一月元旦

    • 社会学的に見た日本問題
    • 元旦に思う

    元旦早々から、またもや朝日に挑発された。「日本人よ、カワイイ民族になれ」というのだ。朝日の挑発に乗るほど、はしたない自分だとは思わない。ただ話しの入り口に使うことにする。先ず記事の紹介から。

    ・・・・中略・・・・

    • 岐路に立つ日本

    今、日本は岐路に立っている。朝日が描くのは一つの行く手だ。小子化、老齢化、国民総生産の減少、平和主義の疾患、犯罪の増加、教育の荒廃で、日本が売れるものはアニメと子供のファッションくらいになる。「カワイイ国家日本」だ。他国に好かれるために「日本を『弱い』と示す」。中国や韓国に媚を売れば仲良しになれるというのだ。

    もう一つの道は、小泉純一郎がいささか危なげではあるが、日本をひっぱろうとしている道だ。私は躊躇なしに小泉の道を選ぶ。これ以外に選択はない。その理由は、平和主義の基本的な誤謬にある。

    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 151 平成十七年十二月二十四日

    東シナ海で最大の危機  総理、情報管制を解きなさい

    • 「日本を真珠湾攻撃に追い込め」
    • 春曉ガス田・中国の謀略は狡猾
    • 交渉拒否して実力行使(生産)開始

    日本は小泉就任いらい最大の危機に直面している。相手は中国だ。東シナ海のガス田・白樺(中国名は春曉)で生産が始っているらしい。日本政府は、話し合いによる共同開発を提案してきた。これ自体がかなりの譲歩である。ところが中国政府は、総理の靖国参拝を口実にして全ての折衝・接触を断ち切ってしまった。だから生産開始は実力行使である。問題は小泉の対応だ。中国は小泉を真珠湾攻撃に追い込みたいのだ。小泉が武力行使に出れば、「日本鬼子(グイズ)」がまた真珠湾をやった」と宣伝して、プロパガンダ戦争で勝ち、それを背景に戦争を受けて立つ。小泉が臆病になって無為無策でいれば、白樺は事実上中国のものになる。日本に選択肢はない。袋小路だ。


    小泉を袋小路に追い込もうとする中国
    総理の緊急の課題は、この事実を国民に語りかけることでないか。

    「う〜ん、この続きっ!」という方はコチラから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 150 平成十七年十二月二十二日

    • 07年が天王山か
    • 改憲の成否を決める参院選
    • 争点を改憲に据えるべし、総理

    総理の最近の動きを見ていると、獲物をねらっている野獣のようだ。彼の究極の目的は憲法改正である。憲法改正が戦略目標で、そこに到達する手段が政治戦術である。戦術には野獣的な本能が不可欠だ。でかい仕事師は必ず半分くらいがポリティカル・アニマルである。小泉総理は次の参院選で何かを仕掛けるのだろう。現状では三分の二はとても取れそうもないからだ。小泉は衆議院しか掌握していない。どうしても参議院が欲しい。


    常に周りをあっと言わせる小泉戦術、今後のシナリオは?
    現状整理してみると見えてくるのは・・・。
    「う〜ん、この続きを読みたい!!」という方は、コチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 149 平成十七年十二月二十日

    • 戦争の評価は結果で決まる
    • 今となっては撤退できない米国
    •  

    ブッシュ大統領が今置かれている苦しい立場を三年前に予測できたら、戦争は避けたであろうと思われる。当時の彼はアメリカの力を過信し、イラクとアラブ人を蔑視していた。しかし、歴史では振り出しに戻ることはできない。フセイン政権をぶっ壊してしまったという既成事実から前へ進むしか道はない。ブッシュを憎悪する民主党は、来年撤退しろと言うのだが、これも振り出しに戻る話だ。ブッシュがあると保証していた大量破壊兵器は無かった。だが、撤退すればイラクは過激なイスラム教国家になり、世界を脅かすテロの巣窟になる。アメリカに代わって中国が中東の石油を掌握することになる。撤退は日本の国益に反する。アメリカは否応無しに「勝つ」まで戦う以外に出口はない。

    • 大量破壊兵器よりユダヤのため
    •  

    ブッシュは大量破壊兵器だけが理由で戦争を始めたのではない。・・・・・


    民主党のイラク戦争批判に迫力が欠ける理由も・・
    そして、イラク戦争で日本が得るものは、中国に対する・・・・!
    「う〜ん、この続きが読みたい」という方はコチラから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 148 平成十七年十二月十四日

    • 農村を切り捨てる小泉革命
    • 民主党が緊縮財政を支持する理由はこれだ
    • 政界地図に大変動
    • Japan Loves Its Little Villages, but Wants Fewer of Them 「日本は小さい村を愛するが、数を減らしたい」[1]

    私は自民党代議士の選挙応援を数回経験した。車で村から村へ移動する。着いたところでは県会議員、村会議員が「先生」を待っている。陳情と公約の内容は唯一つ。道路、公民館、橋、灌漑用水などをつくる話だけだ。自民の地方政治は、クリスマスツリーに箱物のプレゼントをぶら下げることだ。首相と財務省は、これを断とうとしている。
    十年以内に日本の政界地図と経済エコロジーは引っくり返るだろう。しかし日本の新聞は小泉が怖くて、この記事は書けないらしいのだ。以下はタイムズから。


    [1] James Brooke, the New York Times, December 13, 2005.


    日本のマスコミが書けない地方の実情と日本の近未来。
    地方を取材したNYタイムズの記事を元に解説。
    みなさんには小泉改革の構想が見えていますか?
    日本のヴィジョンが見えてくる『アメリカ通信』この続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 147 平成十七年十二月十二日

    • IT戦争第二幕
    • グーグルvs.マイクロソフト
    • なぜ日本は傍観しているのか

    バブルと共に「経済大国」が崩壊した時、司令塔にいた竹下登が「日本はアメリカの保護国なのだから、経済的にもアメリカに挑戦しては駄目だ」と言い残した可能性がある。それほど日本は腑抜けた国になった。経済でも競争を避けるのだ。しかしIT戦争が第二幕に入ろうとしており、グーグルとマイクロソフトが中原の鹿を追っている。ところが日本では、ほりえもん、三木谷、村上の三人が初期の目的を諦めて一歩後退している。インターネット無しのテレビは二世代前のものなのに。以下はグーグルに挑戦するマイクロソフトの話だ。[1]


    [1] Steve Lohr, “Can This Man Reprogram Microsoft?” the New York Times, December 11, 2005.


    「う〜ん、この続きが読みたい!」という方はこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 146 平成十七年十二月十日

    • 小泉とは何か
    • 対米駆け引きの先を占う

    産経の古森義久氏が小泉総理を批判している。[1]「(首相が)自主的に決めて外に向かって約束したことを・・・・破ろうとして、相手から脅かされ、結果としては同じ約束どおりに戻るのは・・・・・自主性のなさである」。彼は、首相が沖縄の普天間基地の移転に合意しながら、交渉を引き延ばしたという事実を批判しているのだ。これは、私の解釈と正反対である。私は、首相は故意に引き延ばしを図って、駆け引きをしていると読んだ。ここでは私の解釈を敷衍してみよう。[2]

    小泉という男は一筋縄でいかない男だ。これまでも、ブッシュ糞喰らえ式の造反をしてきた。第一次訪朝が良い例である。あれは外務省の田中均をつかって実施された。ホワイトハウスは動顚して、自制しながらも最大限の不興ぶりを見せた。

    今度の場合は、基地、牛肉、イラク派兵で、駄々をこねた。私は、首相が何かを手に入れるために駆け引きをしていると読んだ。おそらく国連安保理の常任理事国が欲しいのだろうと推察した。最初のトライでは外務省の助言に従って、ドイツのシュレーダーと組んだ。これが間違いだった(外務省は素人みたいだね。)

    今度の場合、沖縄と横須賀の基地が駄々をこねている。沖縄の稲嶺知事は凄い反対だ。横須賀は原子力空母に反対。しかし、これは小泉が脚本を書いた芝居だと思う。

    稲嶺は千両役者なのだろう。

    その証拠は、31ある特別会計だ。・・・・・・


    [1] 「危なかった日米安保関係」、Voice、05年12月、94-99頁。

    [2] 敷衍(ふえん)。意味を展開する。詳しく説明する。


    小泉総理の徹底した抵抗勢力つぶしは何処まで行く?
    そしてその先にある目的とは?
    「う〜ん、この続きを読みたい!!」という方はこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 145 平成十七年十二月七日

    • 遂に到来した核野放しの時代
    • イスラエル、イラン先制攻撃を放棄
    • イラク戦争でテヘランの助けを乞う米

    2005年は外交史で大事な節目になるだろう。米・イ両国は、イランのウラン濃縮を容認し、先制攻撃による非核化を放棄した。米国はイラク戦争終結についてテヘランの協力を求め、イスラエルは報復攻撃能力を高めるためにドイツ潜水艦を購入している。核兵器のばなしの時代の到来だ。これを理由にアメリカがパックスアメリカナを放棄するとは考えられないが、世界が変わることは疑いない。イランが野放しなら北朝鮮も同じだ。読者には、日本、TBS、フジテレビの共通点が見えるだろうか。日本人はボロボロの現状を取り繕って変化を拒否しているのだ。

    12月6日、国際原子力機構のエルバラデイ事務局長は、イランの核問題のすべてが来年解決するだろうと言明した。イラン政府は、ウラン濃縮プログラムをロシア政府に委託するというのだが、これが何を意味するかは、米国政府の政策転換を見るのが前提だ。


    アメリカの政策転換とは?
    そして、それを読み解く鍵について・・・。
    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 144 平成十七年十ニ月三日

    • 正しかった本誌の推理
    • 137号(11/9/05)を振り返る

    「ブッシュに反抗する小泉・京都会談・駆け引きへの布石か・狙うのは  安保理での昇格


    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 143 平成十七年十一月二十九日

    • 「イラク人の、アメリカ人による、イラク人のための占領」
    • Occupation of the (Iraqi) people, by the (American) people and for the (Iraqi) people shall perish next year?

    これはリンカン大統領が、南北戦争の激戦場、ゲティスバーグで行った有名な演説――「人民の、人民による、人民のための政府」――をもじったものだ。しかし、このジョークがぴったりくるというのがイラク戦争の実情である。つまり、ブッシュ政権は、イラクの失態を取り繕うために、イラク人自身の利益に訴えて、安定政権の誕生が早ければ早いほど米軍占領が終結すると公言している。今日のタイムズは、12月15日選挙の結果、イラク政府が撤退を要求すれば、アメリカはそれに従うだろうと示唆している。


    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 142 平成上七年十一月二十六日

    • イラク反戦運動の第一波は撃退
    • 「本音を語れ」と共和党の基礎票
    • ブッシュは正面突破を放棄せず

    ブッシュの問題はイラク戦争について、胸襟を開いて、本音をぶっつけていないことだ。だが、反戦運動が高まったので、共和党の基礎票の中からも「本音を語れ」という声が出てきた。反戦運動は議会の票決で敗退したが、討論は次の段階に入りそうだ。アメリカの世論形成の過程は、波乱万丈で面白いことこの上ない。山場は来年の中間選挙であり、タイムズは一方で反戦をけしかけるが、他方では火消しもやる。角栄のいう「マッチポンプ」だ。ブッシュが語るべき「本音」は三つある。


    窮地のブッシュに起死回生の方策がある!?
    ズバリこの続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 141 平成十七年十一月二十二日

    • 永遠に変わらない熊の「露助君」
    • ブッシュへの仇を日本に返す
    • 古典的勢力均衡で生きる皇帝プーチン

    プーチンが何の目的で日本訪問まで踏み込んだのかは不可解だ。北方領土に対する回答が「ニェット」であることは事前に決まっていた。ひょっとすると、森嘉郎あたりが、点数稼ぎのために「ともかく来てくれ」と泣き込んだのか。古い日本では、ロシアは「熊」或いは「露助」と呼ばれた。熊はかなりの「善人」で、間が抜けている。しかし怒ると怖い。プーチンはこの範疇を出ていない。古典的な勢力均衡だ。

    プーチンは国内で着々と独裁者の地位を築いている。ホドルコフスキーという、若いユダヤの超富豪をいかさま裁判で投獄し、次に反対派の拠点だった州知事たちを、選挙法改正で骨抜きにした。だから「国内世論が領土の譲歩を許さない」というのは真実でない。

    彼がやっていることは、ブッシュへの仇を日本に返すことだ。国際関係にはヒエラルキー(上下の序列)がある。・・・・・・・


    「う〜ん、この続きが読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 140 平成十七年十一月十七日

    • 政府財投なしで景気を良くする方法
    • 村上ファンド社長の語録

    村上ファンド社長の語録から、政府財投なしで景気を良くする方法を解説した この続き。
    「う〜ん、読みたい!」という方は コチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 139 平成十七年十一月十六日

    • イラク放棄に傾く米民主党
    • 再建は自己保存本能に訴える
    • イスラエル・中東の将来は無視
    • 超党派外交は完全に崩壊

    米民主党は、07年末までにイラクを放棄する案に傾斜しており、タイムズ・コラムニストのニコラス・クリストフを代弁者に使って観測気球をあげた。[1]この案が大当たりとなれば、来年の中間選挙、08年の大統領選挙で票が稼げる。このリベラル集団はそれ以外には関心がないようだ。ブッシュに密着して、中国と紛争する小泉ニッポンは、民主党政権にとっていいカモになりそうだ。日本は慎重な自主外交傾斜に舵をとらざるを得ない。イラク自衛隊撤収が一例だ。


    外交が政争になってしまったアメリカの行く末は?
    このまま親中の米・民主党が政権をとった時、日本はどうなる?
    「う〜ん、この続きは?」という方はこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 138 平成十七年十一月十二日

    • 勘は良かったが的外れ
    • 本誌の予告
    • 首相の狙いはイラク撤収だった

    私の勘は悪くなかった。最近、総理の対米抵抗が目に見えて強くなってきたのを察知し、何かが起きる前兆と判断したのはアメ通だけだ。しかし、翌日、官邸が発表したのはイラク自衛隊撤収だった。私は、総理の派兵に対する抵抗は手段であり、目的は安保理常任理事国入りだと判断したが、彼にとって派兵反対そのものが目的だった。だが、何かが起きるという勘ぐりは正しかった。


    「う〜ん、このつづきが読みたい!」という方は コチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 137 平成十七年十一月十日

    • ブッシュに反抗する小泉
    • 京都会談・駆け引きへの布石か
    • 狙うのは安保理での昇格
      前号で、最近の小泉首相が、目に見えてブッシュに反抗するようになったことを指摘しておいた。イラク派兵、普天間の移転、牛肉輸入などである。これは巧みに仕組まれた布石である可能性がある。京都会談で何かデカイ取り引きをするのでないか.
    「う〜ん、この続きは?」という方は コチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 136 平成十七年十一月十日

    • 日本独立への第一歩
    • 「米軍再編」で米軍は日韓から撤退
    • 中国・北朝鮮は日米共同責任

    普天間の基地移転が決着し、ワシントンで2プラス2会合が終わって、日本は独立への第一歩を歩み始めた。荘厳な儀式が欲しいが、文句はいうまい。ドイツのコール首相が湾岸戦争の直後に成し遂げた改革が、十五年遅れて日本で動き始めた。おめでとうといいたい。

    米軍再編成という概念が日本の独立を意味することは本誌が誰より早く指摘してきた。朝日は、これで日本はアメリカのいうなりになるなどと戯言を吐いているが、在韓・在日の米戦闘部隊が夫々半減することの意味が見えないのだ。


    東アジア情勢はこれを期に激変する!?
    「米軍再編」の真の意味を詳解するこの続きは、 コチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 135 平成十七年十一月六日

    • 総理、超党派で国立追悼施設を推進
    • 信長の比叡山延暦寺やきうちに類似
    • 頑固な靖国宮司に分祀を呑ませる脅しか?

    一週間、スタンフォードへ旅をする間に、靖国神社を骨抜きにする動きが出てきた。総理の盟友、山崎拓が公明、民主を抱きこんで国立追悼施設の推進を始めた。これは総理の差し金だ。実現すれば、靖国神社はお終いである。頑固な宮司は、相手が織田信長だということに無知なのだ。東条分祀を拒絶すれば、必ず追悼施設になるという理の当然が見えないのだ。しかし待てよ。小泉信長は、比叡山延暦寺の焼き討ちという脅しをかけて、東条分祀を呑ませることを狙っている可能性がある。この「信長」の戦略的機動性は図抜けている。レヴァイアサン(怪獣)級だ。


    『国立追悼施設の推進』は小泉の戦略か?!
    詳しくはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 134 平成十七年十一月三日

    • ブッシュ(日本も)危うし
    • ゲリラ戦争二度目の敗北は致命傷
    • 「米軍再編成」の隠された目標

    ブッシュは国内政治で危険水域にある。問題の本質はその背後にある。アメリカはベトナムというゲリラ戦争で敗れた。「今度は勝つ」というのがイラク戦争の目的だった。二度負けると、パックスアメリカナへの致命傷になる。世界で日本ほどアメリカに依存している国は、イスラエルだけだ。「早く核武装しなさい」というニクソンとブッシュの助言を断ったことを後悔する日が来るかもしれない。


    『パックスアメリカナの危機』の解説については、 コチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 132 平成十七年十月二十三日

    • 再び靖国について
    • アリストテレスと日本の理論
    • 今朝のNHK日曜討論を見て

    私がシカゴ大学でギリシャ古典哲学の勉強を始めた時に、アリストテレスの「修辞学」を読まされた。これはレトリックであり、雄弁術とも訳される。修辞学では詭弁というものも教えてくれる。政治の場では詭弁の方が多いからだ。詭弁とは相手を騙す議論だ。「白馬は馬にあらず」といった類だ。それを詭弁として見抜く法則がある。それを「非撞着性の法則(the law of noncontradiction)」と呼ぶ。「Aは、同時にAであり非Aであることはできない」というのだ。

    簡単で常識的な法則である。しかし、この法則に従うと、一つの大前提からは唯一つの結論しか出て来ない。つまり理論(ロジック)には自然科学のような鉄則があって、それを曲げたり、無視したら、結論に信憑性がない。笑いものになる。


    『「非撞着性の法則」と日本式理論の対立』について解説したこの続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 131 平成十七年十月二十一日

    靖国特攻隊よ。本当の売国奴は誰なのか!

    • 9月選挙への軍事干渉が前例に
    • 中国の次の手はこれだ
    • 日米選挙の度に参拝反対の干渉

    中国は先の総選挙で、岡田克也の参拝反対に呼応して軍事干渉を試みた。総理は選挙中の参拝を避けることで勝ち、秋季例大祭に参拝することで一矢を報いた。次に、前原誠司とタイムズが参拝反対の意志表示をした。これからは日米両国の選挙の度に中国の軍事干渉が予期される事態となった。日本は危ない。


    ここに来て出てきたニューヨークタイムズの小泉参拝批判
    その背景にある国際情勢の変化、日本の危機とは?
    「う〜ん・・・、この続きを読みたい!!」という方はこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 129 平成十七年十月十八日

    ※130号は128号の前に配信されています。

    Pointless Provocation in Tokyo 「東京の無意味な挑発」、タイムズ社説[1]

    「彼を近代化の改革者として賞め讃えた選挙が終わったばかりなのに、日本の小泉純一郎首相は、日本の軍国主義の最悪の伝統を公共の場で意図的に抱擁した。昨日、彼は靖国神社と呼ばれる追悼施設にテレビ放送されながら訪問した。しかし、靖国は日本の二百五千万人の戦死者への単なる追悼碑ではない。

    「この神社と隣接する博物館は二十世紀初頭における日本の、残虐さに傷ついた、朝鮮、中国、東南アジアへの暴走に関する反省なき史観を推進している。ここで、今週の秋季例大祭で、神として追悼・参拝されている霊魂には十四人のA級戦犯がいる。彼らは断罪と処刑を受けている」。

    • これで完成した、米中vs.日本の対立構図
    • 思慮にかけるタイムズと小泉首相
    • だが負けるのは日本

    [1] October 18, 2005.


    タイムズ社説の意味するものは・・・
    「う〜ん、この続きが読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 128 平成十七年十月十七日

    • 岡崎提案も拒絶、中国
    • 靖国参拝の将来を考える

    例大祭への参拝なら中国は受け入れるかもしれないという私の希望は水泡に帰した。私が岡崎提案を受け入れた理由は、次の一節にある。

    「過去の経緯を遡(さかのぼ)ってみると靖国問題が紛糾した原因は、一つは三木首相の私的参拝、もう一つは戦後の総決算を呼号した中曽根総理の参拝であり、いずれも八月十五日である。それぞれ意図するところは正反対であっても、政治的意図が絡んだ参拝であった。他の総理たちの春秋の例大祭への粛々たる公式参拝が中国などから問題として取り上げられた例はない」[1]

    岡崎氏が根回しをしてあることを示唆したので、中国の合意があるものと思ったが、駄目だった。では、日本はどうすればいいのか。


    [1] 岡崎久彦、「例大祭を靖国問題幕ひきの好機に」、産経新聞、9・29・05。


    日本はどうすればよい?
    この続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 130 平成十七年十月十七日

    • 中国が沈黙すれば小泉の勝ち
    • 今日、靖国例大祭に参拝

    今日、小泉総理は靖国神社の秋季例大祭に参拝する。見所は中国が反発するか否かだ。アメ通125号で、岡崎久彦が産経に書いた論文を掲載し、これが日中間の妥協案であることを指摘しておいた。妥協案では、総理は八月十五日の参拝は避けるが、例大祭には参拝するとなっている。中国は今日の参拝に沈黙することで、妥協に合意するであろう。これが私の賭けだ。


    この続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 127 平成十七年十月十五日

    • ブッシュは九死に一生、II
    • カール・ローヴは大陪審の告訴なし[1]
    • 国内外の問題は当面、沈静化へ

    「(大陪審)の特別検察官はローヴ氏に、彼が捜索の対象でないと伝えた」とローヴの顧問弁護士は言明した。これでブッシュの内政危機は終わったようだ。イラクでの憲法づくりが一応前進していることと相まって、ブッシュは当面の危機を脱出したようである。


    [1] “Top Bush adviser Rove testifies again on CIA leak,” Breitbart.com, October 14, 2005.


    この続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 127 平成十七年十月十五日

    • ブッシュは九死に一生、II
    • カール・ローヴは大陪審の告訴なし[1]
    • 国内外の問題は当面、沈静化へ

    「(大陪審)の特別検察官はローヴ氏に、彼が捜索の対象でないと伝えた」とローヴの顧問弁護士は言明した。これでブッシュの内政危機は終わったようだ。イラクでの憲法づくりが一応前進していることと相まって、ブッシュは当面の危機を脱出したようである。


    [1] “Top Bush adviser Rove testifies again on CIA leak,” Breitbart.com, October 14, 2005.


    この続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 126 平成十七年十月十四日

    • スン二派、イラク憲法支持に傾斜
    • 九死に一生を得たのかブッシュ
    • タイムズ社説も見直し[1]

    ブッシュの前途が絶望的だった理由は、イラク戦争を正当化する大義名分――

    米国を(1)テロ攻撃から守る、(2)大量破壊兵器から守る――が消滅したからだった。従って、(3)間違った理由で始めた戦争だが、アメリカはイラクを安定した国家に作り直す義務があるというのが、現在の大義名分である。そして昨日、ブッシュは暗いトンネルの先に出口を見出したようである。反乱軍が政治に参加するらしい。


    [1] “A Flicker of Hope in Iraq,” the New York Times, October 13, 2005.


    この続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, 125 平成十七年十月十一日

    以下は、岡崎久彦氏が産経新聞に書いた論文の殆ど全文である。

    • 「例大祭を靖国問題幕ひきの好機に
    • 首相の公式参拝に環境整った秋

    「私はもともと、八月十五日よりも、例大祭参拝を主張してきた。八月十五日の参拝そのものが悪いとは言っていない。ただ、その日だと参拝の動機が複雑になるのである。国のための尊い犠牲者の冥福(めいふく)を祈り、祈る方も国を守る決意を表明して、英霊に安心して眠っていただくという本来の参拝の趣旨を貫くのならばそれで良い。

    「しかし戦後史観、占領史観に決着がついていない現在では政治家としてはそこまで割り切った発言はできない。三木総理の場合は反戦の誓いをするためであった。「心ならずも亡くなった方」という小泉総理の発言もそうである。それでは英霊の尊い犠牲に感謝したことにならない。


    岡崎久彦氏支持と問題の本質を解説。
    そしてさらに一歩踏み込んだ解決策を提示
    のこの続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 124 平成十七年十月十日

    • 「財政赤字700兆円」は
    •   真実なのか、嘘なのか
    • 政府は国民に告げる義務

    政府は言う。「日本政府の財政赤字は700兆円だ。そこへ毎年35兆円強の借金が増え続ける。金利がゼロなら痛くないが、上昇したら日本崩壊だ。だから減税を廃止し、消費税を19%まで上げ、年金の給付を削減し、医療費の負担を上げ、・・・・・」


    「財政赤字700兆円」の真実とは?
    この続きはこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 123 平成十七年十月五日

    • 崖っぷちのブッシュ、与党の基礎票だけが頼り
    • イラク、カトリナ、石油高、迫る不況
    • 次期米政権の反日は疑いなし

    ブッシュが危ない。この事実を端的に物語るのが、小泉首相によるイラク特措法の一年延長だ。二年延長を半分に値切ることで、ブッシュから後ずさりしている。ワシントンはいうに及ばず世界中で、鮫の群れが血を嗅ぎつけて騒いでいる。乱世の予感がする。ブッシュに対する反動として、次期米政権が民主党となり、反日になることは先ず疑う余地がない。


    「う〜ん、この続きは?」
    こちらです!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 122 平成十七年十月二日

    日本の危機:特集

    • 置いてきぼりの平和ぼけ日本、六者協議で
    • 日本の核抜きが中国仲介の動機
    • 米中大戦略の真相 [1]

    北朝鮮の核抜きを目指す六者協議の枠組みが明らかになった。北朝鮮に圧力をかけ得るのは中国だけである。中国を動かすインセンティヴとして、ブッシュ政権は「北朝鮮を核抜きにしないと日本が核武装する」と説得していたことが判明した。更に驚嘆させるのは、ブッシュの意を受けて中国が北朝鮮を脅迫する軍事演習を行ったことだ。中国の至上命令は日米離間だ。その老獪さと日本の幼稚なことに戦慄を覚える。


    [1] Charles Krauthammer, “China’s Moment,” the Washington Post, September 23, 2005.

    ハリケン・カトリナでブッシュの人気はどん底に落ちた。イランの核開発に対しても、彼は譲歩している。ガソリンの値段が暴騰している時に、産油国イランと紛争に入ると、石油は更に暴騰する。それを恐れて、イランを野放しにしたと言われる。 Jim Hoagland, “Two Perfect Storms For Iran and N. Korea,” the Washington Post, September 25, 2005.


    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 121 平成十七年九月二十三日

    • 靖国参拝すれば岡田が勝つ
    • 中国の選挙干渉を封じ込め
    • 小泉「郵政」戦略の真実
    • (「世界日報」より転載)

    小泉首相が衆議院の三分の二を席巻する大勝利をおさめた。この選挙の分析では、国内政治を対象とするものしかないのが事実だ。「木を見て森を見ず」なのである。首相の再選に対する最大の脅威は、中国の靖国参拝反対であり、この選挙干渉を封じ込めるために、彼は涙をのんで参拝を中止し、郵政一点張りの争点を辛うじて守ったのだ。その後、民主党が前原誠司を党代表に決めたのも、中国の干渉を招くような岡田克也の危険性を感知したからであったと推察する。

    選挙分析の主流となったのは、東大の蒲島教授と朝日の共同研究であろう。教授は「当初、郵政民営化は支配的な争点になり得ないと思っていた。・・・だが、小泉首相は『民営化にイエスかノーか』だけしか話さないことで有権者の関心を高め、・・・『刺客』騒動を通じて、・・・争点化に成功した」。

    日本の都市には自民党嫌いの無党派層が多くて、自民の勝ち味は少なかったのだが、「小泉劇場」のおかげで、年金や財政という大問題から衆目を逸らし、勝利を手にしたというのだ。馬鹿な国民が芝居にうつつを抜かした隙につけこんだといわんばかりだが、これは誤解もはなはだしい。


    う〜ん、この続き・・・読みたい方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 120 平成十七年九月二十日

    119号は欠番です。


    • 読者からの便り

    「今回の『民主党大敗北』の原因は外交政策にあったはずなのに、どこのマスコミも報道しません。先生の情報・分析が頼りです。今後ともご指導下さい」。

    X社のY氏とは長いつきあいだ。X社の対米輸出が日米貿易戦争の焦点になったのはクリントン政権の時だった。当時、毎晩のように全米ネットワークに呼ばれて、アメリカ政府を批判したものだ。

    PBSという公共テレビのアンカーマン(司会者)に、なぜ私を頻繁に呼ぶのかを聞いたことがある。「我々は日本人の顔が欲しいのだが、日本人でクリントンを真っ向から批判するのは教授だけだ」という答えだった。

    「『民主党大敗北』の原因は外交政策にあったはずなのに、どこのマスコミも報道しません」と聞いて驚いた。不肖ながら私は英語で読むものが山ほどあって、日本紙の方は押さえている。だから、この問題を分析したのは「アメ通」だけだったとは初耳だった。


    さらに、中国政府が選挙に干渉をしてきたことも報じてきたアメリカ通信。
    そんなアメリカ通信、「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 118 平成十七年九月十九日

    • 北鮮、核放棄に合意 六者協議で
    • 仲介の中国が大勝利
    • カトリナでどん底のブッシュに助け舟

    今日の午前中、北京での六者協議において、北朝鮮は「全ての核兵器および核のプログラムを放棄し、可及的に早く核不拡散条約に戻り、査察を受け入れることを約束する」という合意に到達した。[1]

    他の五カ国は、引き換えに、援助、外交の正常化、北朝鮮の安全に対する保証を約束した。


    [1] Joseph Kahn, “North Korea Says It Will Abandon Nuclear Efforts,” the New York Times, September 19, 2005.


    6者協議、ブッシュに借りをつくった中国の勝利!
    ・・・となると、日米中の三角関係は?日朝の進展は?
    「ん〜、この続きを読みたいっ!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 117 平成十七年九月十八日

    • 「大統領としての私に責任」
    • ハリケン難民百万人の存在気付かず
    • 二千億ドルのばらまき、黒人に厚く

    ブッシュは、江戸の仇(イラクの失敗)を長崎でとられたという形だ。八月初旬に始まったテキサス州自宅での反戦デモを、戦争支持のデモで中和したかと思いきや、カトリナに襲われた。避難民は、ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマの三州にわたって百万人を超える。被災地はインドネシアの津波と全く同じ状態だ。

    ブッシュは被害の超甚大なことを認知するのが遅れたと認めた。・・・・・


    アメリカ世論はブッシュをどう見る?
    「う〜ん、この続きをっ!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 116 平成十七年九月十七日

    • 小泉大勝利の余震つづく
    • 北朝鮮、民主党、大勲位の子息

    政治の世界では、結論は必ず是か非かの二つに一つだ。ところが、日本は「コンセンサス方式」で、是非をぼかしてきた。小泉がその陋習を破壊したことで、余震が続いている。北朝鮮は拉致の協議に応じた。民主党の党首えらびでは前原誠司が登場した。郵政法案に反対した中曽根弘文が、寝返ったら朝日の総攻撃をうけた。これで上首尾だ。

    • 民主党なしで日本は良くならない

    民主党が健全でなければ、政権交代が起きない。政権交代のないことが、自民独裁と腐敗を許したのだ。だから民主党に自浄の能力がないのであれば、外からやる必要がある。・・・・・・


    小泉大勝利!経済再建など幾つか問題は残るが、政治改革こそ全てに優先される!
    民主党は反米と社会主義を切れるか?
    う〜ん。。この続きはこちらから!!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 115 平成十七年十三日

    • どぶ板民主主義IIの幕開け
    • 新しい日本政治を考える

    どぶ板民主主義IIという新時代が開幕した。民主主義過剰の時代だ。利権で動いてきた日本が、シンボルという風で動くことになる。だからブレが大きくなる。二二六事件で軍部を鎮圧した天皇は不在だ。エリート官僚は官邸から外されて無力だ。農村と土建屋に根をおろした利権集団は破壊された。「良識の府」としての参議院は衆議院の奴隷になった。これからは都市に吹く風が主権者になる。うつり気で、低俗で、近視眼で、涙っぽい群衆政治(mass politics)の時代だ。マック憲法の「主権在民」が最 悪の形で具現されたといえる。

    戦後政治は三段階に分類できる。(1)吉田とマッカーサーが提携して、天皇陛下と新憲法を守ったことで、官僚国家の時代が生まれた。大日本帝国の官僚は世襲制ではなかったが、本当の意味でエリートだった。国益を優先させたからだ。(2)しかし憲法には「官僚国家」とは書いてない、「主権在民」と書いてある。これをテコにして、田中角栄が佐藤栄作を追放し、どぶ板民主主義Iの時代を築いた。彼は霞ヶ関と土建屋を駆使して、裏日本、農村、庶民に利権をばらまいて、集票組織をつくった。利権の政治は、バラまきが続くかぎり安定する。(3)これを「ぶっ壊した」のが小泉純一郎であり、どぶ板民主主義IIが誕生した。

    • 日本の政治は不安定になる

    アメリカと比べてみよう。・・・・・


    う〜ん、この続きはこちらから!!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 114 平成十七年九月十二日

    • 改憲可能で膨らむ夢と日本の威信
    • 三分の二という地すべり勝利
    • 愚かな選挙介入に失敗した胡錦濤

    選挙介入はテロでなくて、胡錦濤だった。投票前の九日から、中国の軍艦が春曉ガス田の周囲を徘徊していたことが、タイムズの報道で判った。[1] 五隻も派遣するのは明らかな反小泉の挑発・介入である。総理官邸は情報管制をしたらしいが、無用だったと思う。

    胡錦濤がこれほど愚かだったとすると、靖国介入もやったであろう。総理が8月15日に参拝すると、反日デモを仕掛ける。そこで苦戦している岡田が飛びついて、参拝に反対する。これで争点は「郵政」から「靖国・外交」に一転し、小泉が負けるというシナリオだ。


    [1] Norimitsu Onishi and Howard W. French, “Japan’s Rivalry With China Is Stirring a Crowded Sea,” the New York Times, September 12, 2005.


    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 113 平成十七年九月九日

    今号は特別公開!!

    • 水面下で「黒船、鳥羽伏見」もあった
    • 小泉の無血革命の真相を探る
    • 反米憲法のもたらした病気は治るか

    9・11選挙の争点は郵政でない。小泉を信任するか否かである。彼の目的はレジーム・チェンジ、憲法改正、日本の独立である。憲法改正に託された目的の一つには反米病の治癒もある。これは大型の無血革命だ。「黒船」も「鳥羽伏見の戦い」も国民の知らないところで既に起きている。この革命の全体像を把握して、小泉に投票してほしい。これが最後のチャンスだ。小泉が失敗すれば次にくるのは暴力革命だろう。1000兆円の財政赤字が爆発するからだ。

    • 体制を守る三つの要件

    1990年、バブルの崩壊と冷戦の終焉がいっしょにやってきた。日本が巨大な不良債権を背負い、放置すれば膨れ上がって命取りになることを宮沢喜一は知っていた。日本が地域戦争の脅威に曝されることも米国政府が警告していた。しかし守旧派が時計の針を押し留めたのである。守旧派は現状維持しか出来ないのだった。


    この続きはこちらに大公開

    http://www.tkataoka.com/2005/09/09.html

    ☆Vol. XI, No. 112 平成十七年九月六日

    • 「小泉は来年やめるな」
    • 増税と改革はこれからだ
    • 新しい争点を朝日が提示[1]

    朝日の社説が正論をのべている。傾聴に値するものだ。ひょっとすると、これが選挙の新しい争点となるかもしれない。「増税と改革はこれからだ。安倍晋三では少し頼りない。小泉よ、来年やめないで、続投せよ」というのだ。


    [1] 「社説・自民優勢・『あと一年』で選ぶのか」、朝日、9・6・05。


    橋本派崩壊で“あの”朝日新聞が敗戦時に次ぐ大転換?!
    この続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 111 平成十七年九月五日

    • ブッシュ 0、カトリナ 1
    • 無為無策で失った信任
    • 政治の堤防も決壊
    • 08年選挙、ヒラリーの勝利確定

    下記は、タイムズの常連コラムニスト、ブルックスだ。彼はネオコンの敗退と共に更迭されたサファイアの後釜になったばかりだ。これがポイントだ。彼は保守派なのだ。ブルックスの非難は、シーザーを暗殺した親友ブルータスの一刺しと酷似している。


    カトリーナクライシスが日本、そして小泉総理に与える影響は?!
    この続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 110 平成十七年九月三日

    • エネルギー被害は史上最大
    • 調査までは数ヶ月
    • パラダイムシフトは独立から多角化へ[1]

    「レギュラーの1ガロン$5.87」というと20ガロンの満タンで$117.40。つまり 1万3000円。トヨタのハイブリッドは、注文してから64週間待ち。ニューオルリーンズの黒人市長はヒステリックで、godamn, fuck, frig(自慰行為)などの連発だ。ここでエネルギー被害アセスメントで最も権威のあるものを紹介する。史上最大らしい。


    [1] Daniel Yergin, “The Katrina Crisis,” the Wall Street Journal, September 2, 2005.


    カトリーナクライシス!!
    この続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 109 平成十七年九月二日

    • 投票直前の日本にテロ攻撃か
    • マドリッド・テロの前例踏襲
    • 「世界日報」から転載

    9月11日、投票の直前に、日本に対するテロ攻撃が起きる可能性が急浮上した。8月以降、急速に反戦運動の火がひろまり、ブッシュ大統領の人気が落ちはじめた。彼に最大のダメージを与えるには、「第二のマドリッド」で小泉落選を図るのがアルカイダの狙いであろう。劇的な効果を得るには、9・11投票日の前の7,8,9日あたりが標的になるだろう。


    注)マドリッド効果
      2004年3月11日に起こったスペイン同時列車爆破テロ事件で、200人死亡。
      14日投票日の選挙中であったため、アメリカ支持の与党惨敗、野党勝利の 逆転現象がおこった。


    この続きはこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 108 平成十七年八月三十一日

    • 投票直前にテロ攻撃か
    • 自衛隊イラク撤退でブッシュに大打撃
    • マドリッド効果を狙うアルカイダ

    投票直前に、テロ攻撃が起きる可能性が急浮上した。ブッシュ 大統領は反戦運動で苦戦しており、彼に最大のダメージを与えるには、「第二 のマドリッド」で小泉落選を図るのがアルカイダの狙いであると米諜機関が指 摘する。劇的な効果を求めるので、9・11投票日の前の7,8,9日あたりが 標的になるだろう。


    注)マドリッド効果
      2004年3月11日に起こったスペイン同時列車爆破テロ事件で、200人死亡。
      14日投票日の選挙中であったため、アメリカ支持の与党惨敗、野党勝利の 逆転現象がおこった。


    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 107 平成十七年八月三十日

    • 「一年で世論はブッシュを見放す」
    • フォーリンアフェアズ
    • 中間選挙はイラクに関する国民投票か

    フォーリンアフェアズの最新号は、巻頭論文で、あと一年でアメリカの世論は、イラク戦争に対する不満から、ブッシュを見放すだろうと指摘している。あと一年すると中間選挙になる。イラクの憲法草案をスン二派が拒絶したばかりであり、泥沼化の可能性はあり得る。

    私は、ブッシュが上手に操縦すれば、右派のクリスチャン愛国主義を動員して、左派を中和できるとは思っているが、この雑誌を無視することはできないので、報告しておく。・・・・・


    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 106 平成十七年八月二十九日

    • 「敗戦は拒否、だがイラク戦争批判」
    • 政策転換の魔術師、タイムズの使命感
    • 羨ましい自由討論の伝統

    イラクの例から、アメリカの戦争の仕方を考えてみよう。地域パワーではあるが世界最強の帝国が生存する秘訣は戦争での勝利だ。私は深い関心をもって、常に答を探っている。戦争は武力で決まらない。軍人が指導するものでもない。

    戦争は政治力と知性がなければ勝てない。これがクラウセヴィッツの「戦争論」の大原則であり、ギリシャ哲学の伝統である。アリストテレスはアレキサンダー大王の指南番だった。アメリカでは、ニューヨークタイムズというユダヤの新聞が非常に重要な役を果たしている。

    日清、日露の戦争を勝ち抜いた頃の日本には、クラウセヴィッツの原則が機能していたといえる。ところが岡崎久彦は、日本軍で最も優秀なのは下士官だという。「亡国のイージス」という映画にも海上自衛隊の「先任伍長」というのが主役で登場する。しかし戦争のできる政治家が日本にいるだろうか。


    アメリカはイラクをいかに終わらせようとしているのか?
    戦争は政治力。アメリカを見れば、今の日本に必要なことが見えてくる。
    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 105 平成十七年八月二十六日

    • 胡錦濤、譲歩で日本懐柔をねらう
    • 総理、一難去ってまた一難
    • 風でうごく民主主義

    小泉総理に参拝断行を請う議論の一つは、「ここで譲歩すると、胡錦濤が図に乗って、次から次へと難題をふっかけてくる」だ。しかし結果は逆になった。胡錦濤は、小泉に譲歩を始めた。これは中道・左派を懐柔して、小泉を孤立させる狙いだ。

    総理の参拝中止は中国の選挙介入を封じ込める布石だった。もし参拝していたら、中国は反日デモに訴えただろう。この場合岡田克也が中国に同調して、争点を「郵政」から「靖国・外交」に切り替える。これで「郵政選挙」は総崩れだ。


    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 104 平成十七年八月二十五日

    • 日本の武力恫喝No. 1が成功
    • 中国、ガス田協議に応じる[1]
    • 本当の平和は勢力均衡でつくられる

    日中両国政府は24日、外務省で西田恒夫外務審議官、武大偉外務次官らによる次官級協議を開き、東シナ海のガス田開発問題について、エネルギー政策当局者も含めた局長級会議を早期に再開することで一致した。

    経産省が帝国石油に試掘を許可したら、「主権の侵害だ」と中国は脅していたのを覚えていますか。武力の恫喝は国際政治の普通のあり方なのである。話し合いは武力が背景にないと不毛な場合が多いのだ。


    [1] 「ガス田協議再開で一致・日中次官級対話」、朝日、8・25・05。


    これまでの首相と小泉総理との大きな違いは?
    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 103 平成十七年八月二十五日

    • 米朝交渉にブッシュは乗り気
    • 核の代替エネルギーを提供

    「選挙に勝っても引退する」という総理の不可解な宣言の背景を私は探っている。米大新聞の東京特派員(複数)と連絡していると、彼らがソールに出張していることを発見した。東京の劇場政治に貼り付けになっていると思ったので驚いた。米朝協議は進展している。平壌に平和的エネルギーを提供することでブッシュ政権が妥協を求めているのだ。


    総選挙一色の日本。そのとき世界は?
    世界の大きな動きを見据えた国益にかなう戦略をもっているのは?
    あなたは選択する目を持っていますか? 『片岡鉄哉のアメリカ通信』この続きはこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 102 平成十七年八月二十三日

    • 口にする寓話は戦国の武将
    • だから忘れぬ合理的な計算
    • 小泉純一郎の人格断片

    リベラルは、歴史における個人の役割を軽視して、「社会構造」を重視する。マルクスが「階級闘争」を進歩の歯車と定義したのが起源である。しかし私は個人の果たす役割が重大だと思う。余りに重大なので悲劇的だとさえ言える。

    日中戦争における近衛文麿の役割。ミッドウエー海戦における南雲忠一と山口多門の采配。第二次大戦におけるFDR。ニクソンショックにおける田中角栄の存在。私は、今でも小泉純一郎の人格を探っている。彼の寓話を二つ。


    エピソードから探る政治家、小泉純一郎。
    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 101 平成十七年八月二十日

    • 来年9月退陣の表明、総理[1]
    • 手綱を緩めるのか
    • 郵政も改憲も通りませんよ

    総理は昨日、来年9月に退陣すると表明した。これは、来る選挙で与党が過半数をとることを前提に自民党内で浮上した任期延長論を否定したものだ。勝っても辞任するとは何事か。即座に取り消すべきであろう。さもなくば郵政も改憲も危ない。


    [1] 「選挙勝利でも来年9月退陣・首相が表明」、朝日、8・20・05。


    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 100 平成十七年八月十七日

    • 「参拝したら中国と岡田に攻撃される」
    • 謝罪で中国介入を封じ込め
    • 小泉戦術は成功

    総理が参拝を避け、中国に「痛切な反省と心からのお詫び」をした理由が判明した。彼が参拝をすれば、北京政府が反小泉キャンペーンを展開し、日本の左翼メディアと一緒になって、岡田民主党を勝利に誘導することを恐れたのだ。

    総理が恐れたのは反米・親中国に傾いた岡田民主党の存在だった。・・・


    政治は勝たねばならない!
    もし、仮に小泉自民が負けて改革が頓挫するなんて事が起こると・・・。
    「う〜ん、この続きは?!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 99 平成十七年八月十四日

    • 流血なしのレジーム・チェンジ
    • 例外はあり得るのか
    •  
    • 売文ナショナリズムに血惑うな

    小泉純一郎が狙っているのは憲法改正であり、レジーム・チェンジであり、体制転覆である。改定するのは第九条だけのように見える。しかし、これは現行憲法の魂であり、これだけを変えても国家の人格を変えることになる。

    しかし草案起草の過程を見ていると、これが米国からの圧力――集団的自衛権の行使と「米軍再編成」の要求――をかわすための最低限の努力ということらしい。これは改憲が戦争を伴わないことも関係がある。近代史において、戦争を伴わない改憲の前例を私はしらない。


    成るか戦争なしの改憲
    前例は無いが、類似例はある!!
    シャルル・ドゴールの例から『流血なしのレジーム・チェンジ』を考察するこの続きはこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 98 平成十七年八月十日

    • 総理、選挙戦術として参拝放棄か
    • 放棄の戦術をさぐる
    • だが、靖国からの夜逃げは許されない

    八月十五日の総理参拝があやしくなってきた。もしも参拝を中止するような事態となれば、小泉総理には国民に対する説明責任があることを指摘しておきたい。黙って夜逃げをすることは許されない。それは日本の威信を損なうこと甚大であろう。

    先ず、参拝放棄が選挙戦術と如何なる関係にあるのかを考えてみる。7月29日、山崎拓は「選挙するなら今しかない」と指摘し、「年金も靖国神社も中国もない。靖国神社を争点にしたら、(選挙が)曖昧になる」と吐き出すように発言した。[1] 更に、衆議院解散の翌日、官邸は「公明党に配慮して靖国を争点にしない」と言明した。[2]


    [1] 「選挙するなら今しかない・山崎拓前自民党副総裁」、朝日、7・30・05。
    [2] 「衆院解散9・11総選挙・首相「自公半数割れば退陣」、朝日、8・9・05。


    参拝放棄と選挙戦術との関係とは?
    国家の尊厳(靖国)に対する説明責任、小泉総理のなすべきスピーチとは?
    「ぅ〜・・・この続き読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    日本の21世紀を確実に左右する今回の総選挙、その本当の意味を知りたいという方に!

    ☆Vol. XI, No. 97 平成十七年八月九日

    • 米大新聞、日本認知を開始
    • 小泉の宣戦布告で見直し

    アメリカの大新聞が踝をそろえて日本認知を始めた。西欧の視点から見ると、01年に就任してからの小泉は、口先はともかく、腰砕けだった。それで米国の大新聞は「いわんこっちゃないさ」として、ビッグブラザー・リトル・ブラザーの関係に戻ったのだ。

    一例をあげよう。01年8月13日に総理は靖国参拝の約束を破って、前倒し参拝で妥協した。タイムズは「できないことを約束しない方が賢明だね」という態度で、宮沢喜一、加藤紘一を再確認し、ジョゼフ・ナイの「シビリアン・パワー」を推薦している。

    今度は違う。小泉の宣戦布告は、西欧型二大政党の対決方式そのものだ。退きたくても退けない。ここに至って即座にアメリカに変化が起きた。


    争点は、「改憲で日米共同」か、「護憲で米中に封じ込められるか?」
    アメリカの変化、そしてその意図とは?
    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 96 平成十七年八月八日

    • ねじれ摘出選挙は改憲への助走
    • 「郵政改革」で浮動票を小泉がとる
    • ピント外れの靖国至上主義

    改革は否決され、総選挙に入る。靖国は戦略問題でない。改憲・同盟が戦略で、それ以外は戦術だと指摘してきた。小泉の勝敗が焦点なのだ。従って、靖国至上主義はピント外れになった。私は正しかった。「問題は小泉だよ、阿呆」と言いたい。


    戦術に拘ると国益を損なう! この選挙の重大さを伝える『アメリカ通信』この続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html


    ☆Vol. XI, No. 95 平成十七年八月六日

    • 小泉、胡錦濤、ブッシュと三正面衝突
    • 中西輝政の靖国至上主義
    • 国益無視のナショナリズムと「美意識」

    中西輝政氏がVoice八月号で「醜い豚になった日本人」を攻撃した。これは小泉総理が靖国問題に対して弱腰だという意味だ。しかし靖国は、日米離間を図る中国の罠である。東シナ海での日中衝突や憲法改正を目の前にして、中西氏は日米同盟を割ろうというのか。そんなに狭い視野でオピニオン・リーダーになれるのか。

    我々日本の首相が、中国、韓国、北朝鮮、郵政反対派を相手に、伸るか反るかの闘いをしている最中に、背後から狙い撃ちすることは利敵・売国行為である。先ず、この命題を実証してみる。


    どうして中国が「A級戦犯」に拘るのか?
    その意図を読み損なうことこそ国益を損なう!
    真の保守派必読のこの続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 94 平成十七年八月四日

    • 政治のシンボル、読み方指南
    • 「全ての政治は地方政治だ」

    米民主党の古だぬきにティップ・オニールという下院議長がいた。”All politics is local.”と喝破したのは彼だ。政治は理論でない実践だ、とアリストテレスはいう。地方政治の内情を知らない理論家が政治をやると、イラク占領みたいな結果になる。

    政治の火中にある小泉総理の情報は、傍観している評論家などの批判できるものでない。彼の判断には、彼の政治生命が賭けてある。責任は彼がとるのだ。我々の情報と判断より優れている。実践は理論に優先するのだ。


    政治の本質とは?
    政治の読み方を伝える『アメリカ通信』
    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html


    ※93号は欠番となります。

    ☆Vol. XI, No. 92 平成十七年七月三十日

    • 小泉と改憲があぶない
    • 郵政騒動のモデルは60年安保
    • 建前は郵政、本音は護憲

    憲法とは国家の人格である。DNAだと思っていいだろう。しかし人間の人格は、DNAの他に体験が刷り込まれる。憲法にも、運用の過程で起きた大事件が、体験として刷り込まれる。

    マック憲法の大事な体験の一つは1960年の安保騒動だった。・・・・・


    郵政反対の本当の狙いは護憲
    憲法に刷り込まれた体験「安保騒動」から「郵政騒動」を解く!
    「う〜、読みたい!」という方はこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 91 平成十七年七月二十八日

    • 中国が異常な熱意、六カ国協議に
    • 狙いは日本・北鮮の同時核抜きか

    中国政府が、この度の六カ国協議に異常な熱意を見せている。胡錦濤主席までが、訪朝して金正日を説得しようとしたほどだ。日本、北朝鮮、台湾を同時に非核化するというリーチャード・ハース・米外交評議会理事長の提案に誘惑されたものと推察する。


    マスコミ、論壇が話題に出さないハース論文。
    本当に重要な問題をいち早く伝える『片岡鉄哉のアメリカ通信』はこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 90 平成十七年七月二十七日

    • 遂に朝日を動かしたハース論文
    • 投書欄に核武装論が登場
    • 「米の傘から離れよう」[1]

    朝日の声欄の投書に核武装論が初めて登場した。何が朝日を動かしたのか。答えは米外交評議会理事長・リチャード・ハースが「フォーリンアフェアズ」誌上で発表した論文だ。彼は、日・韓・台の三国を永遠に核抜きにしようと提案した。

    朝日は7月20日に、中曽根康弘の「核武装必要なし」を掲載したが、これに対する反論として、三井田正水(無職、東京都国分寺市59歳)の投書で「私が中曽根氏と異なるのは、日本は将来的に米国の『核の傘』から離れるべきだと考える点だ」といわせた。

    朝日が音頭をとれば、他の新聞もタブーを破棄するだろう。


    [1] 声、朝日、7・26・05。


    朝日が核武装のタブーを?
    「う〜〜ん、この続きを読みたい!!」という方はこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 89 平成十七年七月二十六日

    • 小泉は分裂選挙でも勝てる
    • 中国との戦争で岡田は逃げる
    • 8月のビックリ箱・最新の予測

    郵政論争のだらしないことに飽き飽きした国民は多いはずだ。「総理の説明が丁寧でない」などという苦情で反対になるのか。暑気を吹っ飛ばすようなクリーンヒットを求める世論に応えて、小泉総理が九死に一生の大勝利を手にするシナリオを書いてみよう。・・・・・


    単に国内問題ではすまない重大局面!
    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 88 平成十七年七月二十五日

    • 如何に朝鮮戦争が恐ろしかったか
    • 潰走する海兵隊員の顔 [1]

    「それは1950年12月初頭の夜明けだった。気温は氷点下40度で、雪まじりの嵐が満州から鴨緑江を渡ってナイフのように切りつけていた。前方で中国人民義勇軍の大部隊が突撃ラッパを吹き鳴らし、潰走する海兵隊を全滅できると思っていた。海兵隊の行く手には別の中国部隊が逃げ道を遮っていたからだ。我々はそれを突破して山道を駆け下り、海岸線で待っている国連軍海軍の救援船舶で逃げるのだった」

    米国陸軍の書いた戦史のなかで、朝鮮戦争は常に救いようのない、陰鬱で、絶望的な戦争として提示される。・・・・・


    [1]David Douglas Duncan, “Uniform Sacrifice,” the New York Times, July 25, 2005.


    「う〜ん、この続きが読みたい!」という方はコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 86 平成十七年七月二十四日

    ※87号と86号は発行日が前後しています。
    87号はカレンダー7月21日をご覧下さい。

    • 自民党は如何にして小澤改革を潰したのか
    • 血涙でつづる平野議員の糾弾
    • 自公腐敗の記録は必読

    平野貞夫の「公明党・創価学会の真実」を読むと、小澤一郎ひきいる同士たちと一緒に戦った日々の思い出が走馬灯のように浮かんでは消えていく。・・・・


    小沢改革はどうして失敗したのか?小泉改革は小沢改革と何が違うのか?をあらためてレポートしたこの続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 87 平成十七年七月二十一日 

    ※87号と86号は発行日が前後しています。

    • 日本よ、台湾(米中の谷間の三等国)になるのか
    • 外堀が埋められているのに
    • 後ろ向きの国民

    アメリカという巨大なタンカーがゆっくり、ゆっくり方向転換をつづけている。ブッシュはカウボーイだと日本人は思っているが、レームダック[1]になるにつれて、「成熟」している。 最高裁にロバーツという中道寄りの判事を指名したばかりだ。

    ブッシュは、タイムズと中国が望む方向に軌道修正を始めている。内心では口惜しがっているのだが、なんと言っても中国は軍事的な超大国だ。核を持てば必ずそうなる。核は民主化、平等化(equalizer)の武器だ。米国は通常兵器に関してのみ超大国なのだ。

    同時に、後ろ向きの日本は台湾化している。・・・・・


    [1] レームダックは、びっこのあひる。任期終了が近づいて権力喪失した大統領


    内向きで後ろ向きの日本が直面している真に重大な問題を提示する『アメリカ通信』この続きはコチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 85 平成十七年七月十七日

    • 小泉総理、三つのAugust surprises
    • これで憲法改正は成就するか
    • 「世界日報」より転載

    小泉総理は郵政改革法案が否決された場合には、解散総選挙に訴えるだろう。投票の直前に「ビックリ箱」を開いて、大きな賭けに出る。そして起死回生の勝利を手に入れる。それが何かを考えてみよう。


    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方は コチラから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 84 平成十七年七月十六日

    • 日中領土紛争も郵政戦争に組み込む
    • 「これは合戦」と小泉総理
    • 米第七艦隊の応援準備は完了か

    東シナ海でのガス田をめぐる日中の紛争も、郵政戦争に組み込まれた。経産省は14日、帝国石油に三箇所の試掘権を与えた。中国外務省は「中国の主権と権益への重大な侵害だ」と抗議。海自とCINCPACはdefcon 1か2に入っている と推定する。[1]

    こうして見ると、複数のAugust surprisesが仕組まれていることが判る。総理の工程表を見よう。


    [1] CINCPAC: Commander-in-chief Pacific, Hawaii. defcon: defense condition, 1~5


    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方は こちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 83 平成十七年七月十五日

    • 郵政反対派、政界再編成を主導か
    • 石原と岡田が協力して小泉倒閣のシナリオ
    • 解散阻止のブラフか、それとも?!

    ここ一昼夜で政局逆転の動きが出てきた。自民党の郵政反対派が、参議院で小泉の法案を阻止できなければ、党を割って分裂し、石原慎太郎を総理にかつぐというのだ。これが単なる解散阻止のブラフなのか、本物なのかは定かでない。


    「う〜ん、この続きを読みたい!」という方は こちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 82 平成十七年七月十一日

    • 売文ナショナリズムに溺れる雑誌集団
    • 合祀・参拝の一点張り
    • 分祀・参拝の総理を捨てるのか

    総合雑誌も週刊誌も、ナショナリズム狂想曲で一色だ。文春を例にとると。

    • 「靖国参拝の何が悪いというのだ」[1]
    • 「竹島は絶対に我々の領土だ」
    • 「胡錦濤『靖国非難』は世界の非常識」
    • 「金正日の『核』vs.安倍晋三総理」

    この論調は編集者の責任である。執筆者は編集者の奴隷なのだ。文春は感情に訴えている。他誌は推して知るべし。無論、これはこれで構わない。ただし小泉が文春路線を走っているのならばのことだ。・・・・・・


    05年8月号。


    誰よりも『靖国参拝の重要さ』を知る片岡鉄哉が敢て伝える靖国強硬派の落とし穴。
    国家存亡に関わる判断になると忠告する片岡レポートはこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 81 平成十七年七月九日

    • イスラエル、ブレアにテロ襲撃を予告か
    • 責任問題に発展

    AP通信と米諜機関によると、ブレア首相はイスラエル諜報機関からテロ攻撃を予告する情報を受けながら、信憑性が少ないとして無視していたといわれる。これで彼の個人的な政治責任問題が起きている。・・・・


    ロンドン同時爆破テロがアメリカ、ヨーロッパ、そして日本に与える影響は?
    「う〜ん、この続きが読みたい!」という方はこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 80 平成十七年七月八日

    • 小泉純一郎、ソクラテス、中西輝政

    前号で、八月十五日に小泉総理が「A級戦犯」について対外譲歩をするだろうと予告した。これは私が総理を支持することを意味する。これについて私に不満な読者があるようなので、説明させてもらう。

    • 対中譲歩の先鞭は角栄

    歴史認識問題について、日本が中国に対して与えた譲歩には長い歴史がある。ここでは二つだけ指摘する。第一回は、佐藤栄作が繊維問題についてニクソンに対して出した約束手形を破った時に起きた。・・・・・


    『理論(哲学)』『実践(政治)』をわかりやすく解説した国民必読のレポート
    この続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 79 平成十七年七月六日

    • 日本は勝った、小泉は勝った
    • ブッシュは靖国に行く、天皇陛下と?胡錦濤と?
    • 推理の理論

    ブッシュ大統領は八月十五日に靖国神社に参拝する。残る問題は、ブッシュの他に誰が同伴するかだ。胡錦濤も参加する可能性がある。日本と小泉総理は勝ったのである。ここでは私の推理の理論を説明する。・・・・・


    片岡鉄哉の『推理の理論』こちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 78 平成十七年七月三日

    • ハースの米中コンドミニアム構想
    • これがブッシュの介入だ

    かねてから私は次のことを予告してきた。

    1)小泉総理の郵政改革は、日本再構築の一環であること。抵抗勢力も、この点を意識して抵抗していること。

    2)総理の日本再構築の山場が8月15日にくるであろうこと。

    3)それに備えてブッシュ大統領が、日本政治に介入するであろうこと。

    4)そしてこの介入は核武装に関するものであろうということ。上記の予告は、世界日報(六月二十日)とアメリカ通信74号で公開してある。

    私の予告は正しかったようだ。・・・・・


    77号で紹介したフォーリンアフェアズ誌、リチャード・ハースの論文。
    実はこれこそが・・・!
    この続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 77 平成十七年七月二日
    【超重要レポート】

    • 日本永久占領構想
    • 米中の北朝鮮非核化が入り口
    • フォーリンアフェアズ誌が討議

    日本を永久に米中の軍事管理のもとに置くという構想が、最新のフォーリンアフェアズ誌において提案されている。・・・・


    えっ?!とっ、とりあえずこちらに一部公開・・・です!!

    http://www.tkataoka.com/2005/07/02.html

    ☆Vol. XI, No. 76 平成十七年七月二日

    • 「オネスト・ブローカー」となったブッシュ
    • イラク内戦の調停をするアメリカ
    • 軍事的失敗から政治決着へ

    6月28日、ノースカロライナ州フォート・ブラッグにおけるブッシュの戦争演説は、いささか悲壮なものだった。「我々はイラクで彼らと戦う、我々は世界中で彼らと戦う、我々は勝つまで戦う」というのがメッセージだ。

    彼の聴衆は陸軍特殊部隊の兵士だったが、恒例の足踏み、口笛、拍手、合の手などはホワイトハウスの指示で「ご法度」とされた。兵隊たちはお通夜のように静粛だった。この悲壮さは演出された芝居だったようだ。・・・・・


    この悲壮さの演出って何のため?
    イラク内戦収束に向けた戦略と中東、アジア情勢から浮かび上がるアメリカの実像をレポートしたこの続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 75 平成十七年六月三十日

    • Unocal乗っ取りを狙う中国
    • アメリカを震撼させた地政学戦略
    • 「これはビジネスでない、代替戦争だ」

    私がスタンフォードに一週間滞在中に、全米を震撼させた事件が起きた。中国の China National Offshore Oil Corporation(中国国営沿海石油コーポレー ション、CNOOC、略称チヌーク)がUnocal(ユノカル)という米国の石油会社を乗っ取るために185億ドルの現金をずしりと置いたのだ。

    ユノカルのTOB[1]にはシェヴロンという米国石油企業も競争入札したが、負けて引き下がった。現時点でのアメリカが、中国をどのように見ているのかについて、またとない手引きとなる事態だ。・・・・・


    [1] TOB: takeover bid:経営権を取得するために競り値をつけること。競売で、最高の値段で手に入れること。


    15年前、日本が無邪気にアメリカを買いまくったときとは、根本的に違う今回の中国の行動。
    アメリカはどう見ている?そして、片岡鉄哉の見解、解説は?
    うぅ〜ん、『世界がいかに戦略的であるかを知り、日本の将来に活かしたい』と考える日本人必読の続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 74 平成十七年六月二十五日

    • 靖国で譲歩し、改憲で勝つ小泉総理
    • 「世界日報」から転載

    靖国問題について小泉総理が何を考え、どこに行くつもりなのか。私は、解決策は東京裁判の胴元であり、総理の「戦友」である米国大統領にあると思う。・・・・・


    小泉総理にどんな戦略がありえるのか?最良のシナリオとは?
    う〜ん、この続きが読みたい!」という方はこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 73 平成十七年六月二十一日

    • 朝鮮人民族性の断片[1]

    「実は、オーノがオリンピックで再びスターになるについて、 最大の障壁は、彼が02年に(ソールトレークで)韓国人の間に引き起こした憎 悪かも知れない。


    [1] Lynn Zinser, “One Olympian Hopes a Return to ‘Nothing’ Will Bri ng a Return to Glory,” The New York Times, June 21, 2005.


    「う〜ん。この続きが読みたい!」という方はこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 72 平成十七年六月二十一日

    • 大赦とは撤退への準備
    • 敗色濃いブッシュとイラク戦争
    • 小泉への影響を恐れる

    前号で、ブッシュ政権がスン二派ゲリラの大赦を考慮している と報じたが、これが非常に悲観的な意義をもつことが判った。大赦とは、いっ てみれば、「後は野となれ山となれ」といって米軍が撤退することらしい。総 理への影響が心配だ。

    Choose: More Troops in Iraq Will (Help) (Hurt)[1] 「どれかを選びなさい:イラク兵員の増強は(役に立つ)(立たない)」

    この不可解な見出しの意味は、どちらも役に立たないということだ。 以下は、核心部分の全文翻訳。これは長文の報道の最後尾に隠されている。・・・・・


    [1] John F. Burns, The New York Times, June 19, 2005.


    「うぅ〜む・・・、この続きは?」という方はこちらへ。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 71 平成十七年六月十八日

    • スン二派ゲリラに大赦の噂
    • (喜んだ?)ブッシュは揉み消さず
    • 噂の主も報復を受けず

    これまでもゲリラを大赦する案はイラク暫定政権から提案されたが、 ブッシュ政権によって即座にもみ消されてきた。この度の提案は観測気球とし て流布することを許された。更に噂の主も、ゲリラによる報復処刑を免れてい る・・・・・


    「う〜ん。この続きが読みたい!」という方はこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 70 平成十七年六月十七日

    • 「内外での対決ひとつに収斂・伸るか反るかの山場をつくる総理 [1]

    今、小泉総理はフーディーニのトリックを仕掛けている・・・ ・・靖国と郵政が合流して、一つの山場に向かっている。・・・・・二つの対 決を一挙に解決する目論見だ。靖国という外交問題を主軸に解決を図るのだ。 綿貫は吹きとばされる」

    上記は本誌61号からの摘要である。五月末の予言は当たっていた ようだ。靖国の解決は8・15に August surprise というパッケージに入ってや って来る。・・・・


    [1] 本誌61号、五月二十六日。


    「う〜ん。この続きが読みたい!」という方はこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 69 平成十七年六月十三日

    • 靖国では勝つ手なし
    • 総理の戦略を推理する
    • だが勝たねばならぬ何かで

    靖国問題で、日本は重大な危機に入りつつある。八月十五日の 決着に向けて、秒読みがつづいている。総理の手の内を推理してみよう。

    先ず、客観的に如何なる収拾の方途があるのか。岡崎久彦は、 私と基本的に同じ態度だが、「再び時間が治癒してくれるのを待つしかないと 思う」という。[1] このまま突っぱねていれば、中国が疲れて、或いは飽きて 、忘れてくれるだろうというのだ。

    つまり、外務省はお手上げなのだろう。私は、そう簡単に問屋 がおろさないと判断する。中国にとって、この問題は余りにジュウシーで美味 しい。食いついたら離さないだろう。・・・・・


    [1] 「教科書問題に火をつけた日本国内の人々を非難する」、中央公論、2005 年6月、183頁。


    中国にとって何がそんなに美味しいのか?
    アメリカが鍵を握るこの続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 68 平成十七年六月十日

    • 戦争準備の背景説明

    日本政府が戦争準備をしている。その背景には、ブッシュ政権 が六者協議から国連制裁へ動きだした事実がある。

    • その一
    • ブッシュ夫人がヒラリーの対抗馬に
    • 08年選挙

    67号戦争準備(全文公開)につづき、今回はさらに突っ込んだ背景説明。
    ・・・で、その一が「ブッシュ夫人・・・対抗馬」・・・??
    権謀術数の国際政治に「ォオー!!」と唸ること間違いなしの68号はこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html

    ☆Vol. XI, No. 67 平成十七年六月八日【緊急全文掲載!!】

    • 「合戦準備!」日米同盟軍
    • 北朝鮮に先制攻撃の準備
    • 政府ワクチンの準備を急ぐ

    「対日攻撃の対処策検討・朝鮮半島有事・政府ワクチン準備など」は 今日の朝日の見出しだ。[1] 日米同盟軍は、米軍の北朝鮮に対する先制攻撃と、それに対する北朝鮮の報復攻撃への準備を開始した。これは本物である。・・・・・・


    戦争!?・・・・・とにかく続きはこちらで!

    全文掲載です!!

    http://www.tkataoka.com/2005/06/08.html

    ☆Vol. XI, No. 66 平成十七年六月七日

    • 裏切りとAugust surprise
    • 名誉の分祀と屈辱の分祀

    戦後の日米間には東京裁判とA級戦犯について紳士協定ができ ていた。双方ともこの話は避けて、曖昧にしておくことに決まっていた。アメ リカで日米開戦の真実を公の場で語れば反逆者になる。しかし裏では語ってい た。

    日本では自由だったが、現職の閣僚だけが緘口令を厳守してい た。戦後の総理は竹下登のように「後世史家の判断にまかせる」という妥協の 処方箋を踏襲していた。「A級戦犯」は犯罪者でないという意味だった。....


    片岡鉄哉が学者として敢えて「東京裁判」「A級戦犯」の真実を告げる。そしてその意図とは・・・?
    続きを知りたい方はこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 65 平成十七年六月二日

    • 今度は「私的参拝」と総理
    • 止めどない逃げ回り
    • 旗印のない戦は勝てない

    黒澤明の「七人のさむらい」で、頭となった志村喬が「戦をす るには旗印が要るんだ」と三船俊夫に教える。そして幟に七つのマルを書き入 れる。経験のない三船はいぶかしげに見守る。小泉の戦いの比喩になりそうだ 。・・・・・


    「う〜ん・・・この続きが読みたい!」という方はこちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 64 平成十七年五月三十日

    • タイムズ、朝日が反中援日キャンパーン
    • 小泉が軟化した途端に、すかさず
    • 背後に誰がいるのか?

    小泉総理と細田官房長官が26日、靖国問題で軟化したと指摘し た。ところが総理の「軟化」を補うように、タイムズと朝日が反中援日キャン ペーンを始めたのだ。先ず、経緯をおさらいしよう。・・・・・


    一転“援日”のタイムズ、朝日の追従。その背景にあるのは?

    日米中の動向の裏側をいち早く分析、即時配信の『アメリカ通信』
    続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    「日米中についてアメ通は誰にも負けません」 片岡鉄哉

    ☆Vol. XI, No. 64 平成十七年五月三十日

    • タイムズ、朝日が反中援日キャンパーン
    • 小泉が軟化した途端に、すかさず
    • 背後に誰がいるのか?

    小泉総理と細田官房長官が26日、靖国問題で軟化したと指摘し た。ところが総理の「軟化」を補うように、タイムズと朝日が反中援日キャン ペーンを始めたのだ。先ず、経緯をおさらいしよう。・・・・・


    一転“援日”のタイムズ、朝日の追従。その背景にあるのは?

    日米中の動向の裏側をいち早く分析、即時配信の『アメリカ通信』
    続きはこちらから!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    「日米中についてアメ通は誰にも負けません」 片岡鉄哉

    ☆Vol. XI, No. 63 平成十七年五月二十九日

    • もう次のバブルが無いアメリカ[1]
    • 不動産が暴落したら長期不況
    • グリーンスパンを誘惑した日本のゼロ金利

    アメリカは物凄い不動産バブルだ。七年前、私がスタンフォー ドを退職した時はインターネット・バブルが終わりつつあった。ストックオプ ションで、ヴェンチャー企業の秘書やスタンフォードの四年生が百万長者にな っていた。

    プールつきだが、比較的つつましいコンド (condominium, 五 、六軒から成る高級集合住宅)を四万ドルで売った私はホクホクしていた。と ころが今では六万に近い値段だ。臍をかむ思いである。まさか次のバブルが来 るとは思わなかったのだ。・・・・


    [1] Paul Krugman, “Running Out of Bubbles,” the New York Times, May 27, 2005.


    アメリカ不動産バブルが日本政治に与える影響は?
    日本が『普通の国家』になる為のタイムリミットが近づく?!
    「待ったなし!!」日本の進むべき道を真剣に考えている方はこちらへ!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 62 平成十七年五月二十八日

    • 靖国で総理が突然の軟化[1]
    • 何が齟齬かは不明
    • 全面撤退の恐れ

    先ず事実関係。その一は朝日。
    ・・・・・・


    [1]「『A級戦犯、罪人ではない』・森岡厚労政務官」、朝日、5/27/05。


    情勢の変化、新情報により、61号および【LITE版】にて告知した、小泉戦略の全貌予測は、保留、延期となりました。
    情勢は刻々と変化しています!
    大局を見抜く視点を提示する『アメリカ通信』この続きを読みたい方はこちらへ!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 61 平成十七年五月二十六日

    • 内外での対決ひとつに収斂
    • 伸るか反るかの山場をつくる総理
    • 一攫千金・一網打尽の大賭博

    フーディーニという魔術師がアメリカにいた。エスケープ・ア ーティストと呼ばれた。手錠をかけて川に飛び込んだり、錠をかけた箱に入っ て水中に沈む。しかし奇跡的に脱出するのだ。

    今、小泉総理はフーディーニのトリックを仕掛けている、とい うのが私の読みだ。中国の副首相がドタキャンの無礼をはたらいても、「キャ ンセルした方に聞いてください」と嘯いている。仕掛けているのは彼なのだ。 郵政改革も彼が仕掛けたのだ。・・・・


    政治が見えると、世界が見えてくる!
    世界が見えると日本の進むべき道が見えてくる!!
    「政治優先」の大原則に従えば日々のニュースの意味が見えてくる!!!

    そんな政治のダイナミズムを感じたい方はこちらへ。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 60 平成十七年五月二十二日

    • 分祀でブッシュと胡錦濤を靖国招待か
    • 総理の劇場政治と戦略的機動性
    • 岡田は中国追従で行ったり来たり、失脚

    どうも小泉総理は「A級戦犯」分祀で問題の決着にすすんでいる模様だ。一見、「足して二で割る」式の政治決着のように見える。しかし、これは元々一代目の官房長官福田康夫のアイデアで、長い伏線と熟考があったのだと察する。私は留保つきで支持する。・・・・・


    「えっ、分祀で決着?!」
    就任以来“何が変わったか”を丹念に検証すれば、小泉総理の恐るべき戦略が見えてくる?!
    政治の本質が見えてくるこの続きを「読みたい!」という方は是非こちらへ!

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 59 平成十七年五月十九日

    • 米中との戦争は共産主義者・近衛の陰謀
    • 初めて暴露された開戦責任の核心部分
    • 中川八洋の容赦ない修正主義

    戦後初めての巨視的・決定的な修正主義だ。「大東亜戦争と『 開戦責任』」の著者である中川教授は、体制派が守ってきたオーソドキシーを 転覆する新説を展開する。近衛文麿は隠れた反逆者であり、日本を中国の泥沼 と真珠湾へ誘導したというのだ。

    この研究の学術的な貢献は、近衛文麿の国家社会主義的な陰謀 を完膚なきまでに暴いたことである。中川氏は日中戦争と日米戦争を一体とみ なすのだが、盧溝橋事件が意図的に大戦争に拡大されたことを証明するのに成 功した。・・・・・


    腑に落ちない点も多い昭和史の靄を晴らす「大東亜戦争と『開戦責任』」は下記。
    この意義、功績について解説した『アメリカ通信』の続きはこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 58 平成十七年五月十五日

  • Some Sunnis Hint at Peace Terms in Iraq, U.S. Says 「スン二派の一部、 和平条件を示唆」[1]
  • 転換点は一月選挙でのシーア派勝利
  • シーア派協力で反乱鎮圧が成功
  • 「選挙ボイコットは誤算だった」・スン二派
  • イラク戦争は一月の選挙におけるシーア派の勝利で終わった、 と本誌は指摘した。基本的に、戦争は政争に変わったのだ。人口の60%を占め るシーア派は、着々と政府の権力を掌握した。同時に、反乱鎮圧に肩入れを始 めた。

    スン二派反乱の敵は米軍でなく、イラク人になった・・・・・


    『戦争は政争に変わった』『反乱の敵は米軍でなく、イラク人になった』
    ・・・つまり、世界はどう動く?
    「この続きを読みたい!」という方はこちらから。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 57 平成十七年五月十四日

    • 由々しき大事
    • 靖国について「日中紳士協定」?

    やく みつる、「『首相、外相、官房長官は靖国参拝せず』― ―日中紳士協定は存在した?」。外相、首相、官房長官の三人の猿が並び、「 存在セザル・在り得ベカラザル・承知セザル」と発言する。背景に「王毅駐日 大使」。・・・・


    『片岡鉄哉のアメリカ通信』お申込はこちらから

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 56 平成十七年五月十二日

    How Do Japanese Dump Trash? Let Us Count the Myriad Ways 「日本人は如 何様にごみを捨てるか:無数の仕方を数えてみよう」、タイムズ[1]

    「ゴミを減らし再利用を増やすために、日本はゴミのカテゴリ ーを目の眩むような高所に押し上げている。横浜市が最近、ゴミのカテゴリー を倍増して、10と決めた時、市役所は住民に27頁の小冊子を配り、如何様にゴ ミを分別するかのノー・ハウを教えた。

    「口紅は燃えるゴミ。口紅のケースで中身が空であればプラス ティックに入れる。湯沸しを捨てる前に物差しで長さを測定しなさい。もし12 インチ以下であれば、小さい金属に。それ以上は粗大ゴミに。

    「ソックスだって?片ちんばなら燃えるゴミ。一組なら古着。 ただし破れていないもので組になっている場合に限る」

    「日本人はケツの穴が小さい」

    だが何故ケツの穴のサイズを測るのか・・・・・

    [1] Norimitsu Onishi, the New York Times, May 12, 2005.


    タイムズのこんな記事にも意図がある?
    この続きを知りたい方は こちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 55 平成十七年五月十一日

    養老孟司、「検定」より[1]

    「教科書の検定は、もはやほとんど定着したようである。これをやっているかぎり、日本の学問はいわゆる世界水準に達しないだろう。そう私は思う。しかもその責任は誰も取るまい。なぜって、検定している側、つまりお国には、その必用もないからである」

    私が検定の廃止について読者のアンケートを取ったのは、養老と同じ理由からであった。現在の偏向を是正するのはいいだろう。しかし役人に歴史を書かせるのが恐ろしかったのだ。東大の先生たち、例えば北岡伸一(国連大使)が、東大法の同窓生が検定した歴史に異を唱えるだろうか。

    先日、岡崎久彦を引用した。アメリカの将官、ドイツの将校、日本の下士官を組み合わせると最強の軍隊ができるというのだ。しかし、優れた下士官しか育たないとすると、日本はアメリカの補助軍になる他にないのでないか。・・・・


    [1] 諸君!、6月号。


    「日本の学問は世界水準に達しない」、「優れた下士官しか育たない」 ・・・・その意味するところは?
    「続きを読みたい!!」という方はこちらへ。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 54 平成十七年五月九日

    • 「北朝鮮への先制攻撃は不可」
    • 日本政府と盧武鉉がブッシュに
    • 安倍晋三訪米の目的か

    日本政府は、ブッシュ政権に対して北朝鮮への先制攻撃には絶 対反対だと通告してあるはずだ。韓国の盧武鉉は既に一方的に通告したと公表 している。日本の場合は、安倍晋三の訪米の隠された目的である可能性がある 。

    韓国政府では金泳三が、公開反対をした最初の大統領だ。これ は1994年、日本の羽田政権の時、金日成がNPT(核不拡散条約)を一方的に 脱退すると発表して、クリントン大統領が先制攻撃を考慮したことに反対した ものだ。

    これは核兵器を持たない国としては絶対不可避の立場である。・・・・・


    北朝鮮への先制攻撃には絶対反対の日本政府
    その心は?
    「う〜ん、知りたい!!」という方は、 こちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 53 平成十七年五月八日

    • 体制転覆が隠された目標
    • 小泉・緊縮財政の謎を解く
    • 帳尻あわせは財務省の相乗り

    最近の私は、リチャード・クーの「良い財政赤字、悪い財政赤字」など一連の本に惑わされていたことを先ず告白する。政治経済の深層をさぐるのは、一発勝負でいかない。必ず試行錯誤をくり返すものだ。やっと謎解きができた。・・・・


    「この続きを読みたい!」という方は、 こちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 52 平成十七年五月七日

    重大ニュース

    • タイムズが小泉と靖国参拝を拒否
    • 「右翼のナショナリズム」
    • 中国に千万人の援軍

    遂に私が恐れていたものが来た。01年の靖国参拝騒動から沈黙 していたタイムズが、社説で再び小泉・靖国攻撃を始めたのである。この新聞 はアメリカ民主党の意向を反映するから、アメリカの世論を割った事になる。 中南海ではシャンパンを開けただろう。[1]・・・・・


    [1] 中南海は北京にある故宮別荘で、中共の指導者が執務・居住につかう。
    “A Rising China,” The New York Times, May 6, 2005.
    http://www.nytimes.com/2005/05/06/opinion/06fri1.html?pagewanted=print


     

    これは重大ニュースです!!この解説を是非読みたい!!と思いませんか?
    「国際情勢をしっかり把握して、日本の将来を本気で考えたい!」という方はこちらへ。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 51 平成十七年五月六日

    • 独、対米独立で中国へ接近
    • 戦後初の地政学的地すべり
    • 対日冷淡、東欧「民主化」反対に

    米諜機関の報じるところでは、ドイツが対米独立路線を歩み始 めた。現時点では、公式声明などが無いのは勿論だ。ただしアメリカの推進す る東欧「民主化」にEUの反対が始まっている。・・・・


    この続きは、ドイツの対米独立路線の根拠とその原因を解説しています。
    原因は、EUがアメリカと共に支持したウクライナの「民主化」にある。・・・・
    「この続きを読みたい!!」という方はこちらへ。

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 50 平成十七年五月四日

    • 「俺はやらない」という「小泉改革」
    • これは無責任でないか
    • 朝日の批判に重さ

    重要な問題を提起するコラムが朝日に出たので分析する。根本 清樹・編集委員によると、小泉総理は「日本21世紀ビジョン」と称する報告を 提示することで、実は本当の改革を阻止しているというのだ。[1]

    美辞麗句の裏にある本質は?


    [1] 根本清樹(編集委員)、「『改革のバイブル』の夢心地」、朝日、5/3/05 。


    「この続きを読みたい!」という方はこちら。

    ☆Vol. XI, No. 49 平成十七年五月一日(2)

    • 郵政改革の失敗は文明問題か
    • 手がかりの(1)
    • 「校長先生、駐在さん、郵便配達が村」

    今朝は片岡鉄哉が日本再発見をした朝だった。・・・・


    • 手がかりの(2)
    • 「カネは悪、株は不労所得」
    • 「発明の利潤は会社のもの」
    • 手がかりの(3)
    • 民主化の過剰、指導者の欠如が日本病
    • 民主化は米国の敵に対する制裁

    ・・・と手がかりをあげて郵政改革失敗の原因を考察。

    日本が抱える問題の本質が見えてくるこの論文を「読みたい!!」という方はこちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 48 平成十七年五月一日

    • プーチン、「民主化」で米にごますり
    • 石油企業ユーコス国有化を放棄か
    • ロシアも対中包囲網に参加
    • ユダヤとアメリカの力

    ブッシュとEUは「オレンジ革命」と称する「民主化」をウクライナに押し付けることで、ウクライナをロシア勢力圏から奪ってしまった。「民主化」の矛を突きつけられたプーチン大統領は、遂に白旗を掲げて全面的に投降した。驚くべき事態である。・・・・・


    “プーチン大統領の白旗”に到る舞台裏と、それによるアジアの勢力地図への影響は?!
    「う〜ん、知りたい!!」という方は、 こちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 47 平成十七年四月三十日

    • コップの中の嵐、「ないよりは益し」
    • 郵政改革で深まる小泉の謎
    • 泉抵連立というマッチポンプ

    「ないよりは益し」とは郵政改革に対する朝日の社説だ。内容は脚注に提示してあるように酷いものだ。なぜこれが「改革の本丸」なのか。それは小泉改革が「コップの中の嵐」で終わったからだ。改革をけしかけて、梯子を外すからだ。・・・・


    「このつづきを読みたい!」「知りたい!!」という方は、 こちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, 46 平成十七年四月二十五日

    • 「抑圧は江沢民より酷い」・胡[1]
    • 冷たい臆病、組織の鋳型そのもの
    • 小泉応援の意図を行間に示唆・ポスト
    • Hu Tightens Party’s Grip on Power 「胡、党の権力掌握を強化」
    • Chinese Leader Seen As Limiting Freedoms 「中国領袖は自由抑圧者との評 価」

    「就任から二年、彼の政治思想は不明であったが、中国の胡錦 濤主席の輪郭が浮上しつつある。彼は、中国共産党の権力独裁の防衛について 誰にも譲らぬ決意を持ち、この目的のために言論その他の市民自由に新しい制 約を加える決意である。これが党の高官、ジャーナリスト、分析者たちの評価 だ。

    「ゆくゆくは党をより解放的な方向に引っ張るだろうと指摘する者も ある。しかし、政府内外で形成されつつあるコンセンサスによると、62歳の元 エンジニアは、伝統的な統治のメカニズムに頼って党の指導を強化すべきだと 信じており、民主的な改革を導入する気は毛頭ない」。

    • 江沢民は今回は無罪

    ・・・・・


    [1] Philip P. Pan, The Washington Post, April 24, 2005.


    つづきはこちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 45 平成十七年四月二十四日

    • 行けば中国、行かねば日本が爆発
    • 小泉を待つ二つの罠
    • 靖国劇場を作った男の決裁は?
    • China and Japan Leaders Pledge to Improve Relations[1] 「中国と日本のリーダー、関係改善を誓う」、 タイムズ

    「もし彼が靖国神社に今年参拝すれば、それは中国の怒りを招く。現 在、両国の関係は、日中国交が1972年に正常化されてから最悪の状態にある。 しかし、もし参拝を避ければ自民党を支持する保守派の怒りを招くだろう。更 に、一般の有権者も彼が屈服したと判断するであろう」

    これは巨大な、どえらい劇場政治だ。開幕は8月15日だろう。 靖国に参拝すれば中国が爆発する。行かなければ自民党と国民が爆発する。二 つに一つだ。どっちを取っても大あらしになる。・・・・


    自ら道を閉ざしたかに見える小泉首相に第3の選択肢は・・・・?!
    「知りたい!!」という方は、 こちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 44 平成十七年四月二十四日

    • GDPは下降、借金は膨張
    • でも政府も民主党も知らぬ顔
    • なぜ景気拡大の夢を売らないのか

    下記の表をみてほしい。小泉総理の在任中に、経済は縮小して いる。同時に、政府の財政赤字は増加している。毎年、借金で辛うじて生き延 びながら、景気回復を待っている。だが何もしない。バブル崩壊以来続いてい る無為無策だ。・・・・・


    「この続きを見たい!」という方は、 こちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 43 平成十七年四月二十一日

    • 靖国・歴史問題
    • なぜ中国は食いついたら離さないのか
    • 総理が矛盾しているから

    中国の反日デモは、日本の国連常任理入りに対する反対として 始まった。しかし、これはダブル・スタンダードだ。中国が入っているのに、 日本は駄目だというのでは正当性がない。これに気付いた中国は、やはり靖国 ・歴史認識問題に戻った。

    歴史認識が日中懸案の核心である。歴史認識の核心は、A級戦 争犯罪である。これは中国のスターリニストにとって、血が滴る肉塊のように 、ジューシーで、美味しいものであり、一度食いついたら絶対離さない。どう すればいいのかを考える。・・・・・


    アメリカを味方につけた事で、 対中国において圧倒的に有利な外交政策を展開できるはずの小泉首相。 しかし、その一方で自ら相手のつけ入る隙を作っている。 当然の如くそこを衝いてくる中国。 そして、この外交において勝者となるための秘策提示したこの続きを「見たい!」という方は、 こちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 42 平成十七年四月二十日

    • 読者の世論調査に答えて下さい。
    • 1)教科書検定をつづける。2)検定を廃止する。3)その理由。

    中国・韓国が、日本の「歴史認識」を問題にする理由は二つあ る。一つは小泉首相の靖国神社参拝だ。もう一つは政府・文科省が教科書の内 容を検定することだ。これは官僚による許認可である。これを自由化してしま えば、誰も何も言えない。・・・・

    ☆Vol. XI, No. 41 平成十七年四月十六日

    • 競争から封じ込めへ・特集

    • ブッシュvs.中国の対決は戦略的
    • 「四度目の二正面戦争は許さない」

    ここ二、三日のワシントンの動きから判断して、ブッシュ政権の中国との対決は戦略的であり、「小泉応援」とか「教科書問題」などという戦術的なものでないことが判明した。これは正真正銘の封じ込めであり、広範囲にわたる。

    現時点での問題点。(1)EUが天安門事件から実施してきた武器禁輸の継続。(2)人民票とドルとの為替レートを、固定性から変動制に移行させる圧力。(3)中国・インド間の反米協商への応対。(4)町村外相訪中にひっかけて、中国の反日デモの停止要請。

    (5)その外に、北朝鮮が中国から保護を受けながら、アメリカに二正面作戦を強いてきたので、平壌・北京関係に対する新しい政策を考慮しているだろう。六者協議で中国を使って北朝鮮に圧力をかける政策は破綻している。代わりは何か。

    転換は何時始まり、何が理由か
    ・・・・・・・

    『競争』から『封じ込め』へ!!
    「この続きを見たい!」という方は、 こちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 40 平成十七年四月十五日

    • これは有り難い!!
    • タイムズが反中親日の応援団に
    • 胡錦濤の独裁と民族主義デマゴーグを批判
    • China Pushing and Scripting Japan Protests[1]「反日抗議を後押し、演出 する中国」 (町村外相がんばれ?)

    今週末、北京に単身のりこむ町村外相に強力な援軍が登場した 。ニューヨークタイムズが、品はいいが鋭い口調で、全面的に胡錦濤と中国政 府の民族主義デマゴーグ批判の火ぶたをきって落とした。これは百万の援軍に 値する。・・・・


    [1] Joseph Khan, The New York Times, April 15, 2005.


    中国、韓国の行動を世界はどう見る?!
    「この続きを見たい!」という方は、 こちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 39 平成十七年四月十二日

    • これでは中国に勝てない
    • A級戦犯だけでなくBC級戦犯も
    • 53年の衆議院決議で「名誉回復」

    講和条約が発効した翌年に、衆議院が全会一致で「戦争犯罪者 の名誉回復決議」を採択し、A、B、C級の全ての戦犯について「名誉回復」を 行っていたことを知った。私が本問題の調査に手間取っているのは、ディジタ ル化したデータベースが1980年代からのみだからだ。・・・・


    「この続きを見たい!」という方は、 こちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 37 平成十七年四月十日 ※38号と前後しております。

    アメ通37号が38号の後になりました。お詫びします。

    • 日本との正面衝突は避ける
    • 中国・韓国反日デモの狙い
    • 常任理・竹島攻撃はガスぬき

    中国と韓国で反日デモがかまびすしい。デモの「大義」は、中国の場 合は日本の国連常任理事国入り、韓国の場合は竹島問題だ。だが、これはガス ぬきだ。日本との正面衝突を回避するために、本音を言うのを避けたのだ。小 泉は勝っているのだ。

    中韓が本当に反対したいのは2プラス2が掲げた日米「戦略目標」で あると私は指摘した。また「戦略目標」の狙いは現状維持だとも指摘しておい た。・・・・・


    この“遠まわしの反対”の理由とは?
    「この続きを見たい!」という方は、 こちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 38 平成十七年四月九日 ※No.37と前後いたします。

    • 「日本を普通の国として認証する」
    • 三月の全人代で北京政府が転換
    • 小泉の対中政策は大成功
    • 北京への招待も遠くない

    小泉総理の新しい対中政策を一言でいうと、「日本を普通の国 として認証しろ」となる。或いは「従前の現状維持 (status quo ante) に戻 りなさい」とも定義できる。中国政府がこれを受け入れていることが判明した 。総理は大成功である。偉い男だ。

    「中国では反日デモやするボイコットがあるじゃないか」とい う人は、街頭の群集だけを見て、北京政府が何をしているかを無視しているの だ。・・・・


    北京政府が何をしているか?
    「この続きを見たい!」という方は、 こちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 36 平成十七年四月五日

    • 一転、総理は苦境に落ちる
    • つぶされた郵政改革
    • 改憲の骨抜きが究極の目標・保守本流
    • 小泉の戦術的エラー

    私は、総理に「ぶっ壊された」抵抗勢力がもう一度旗揚げをす ることを恐れてきた。前例があるからだ。・・・・


    小泉総理は正しい目標を追及したが、戦術を誤った。
    その戦術的エラーが招いたピンチについて詳述したアメリカ通信【Vol. XI, No. 36】は こちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 35 平成十七年四月四日

    • イラク戦争は終わった
    • 本誌の読者には旧聞ですが

    このニュースは、本誌の読者には今年の1月26日号で既に伝えてあるが、一部を再録する。・・・・・


    世界で一番早くイラク戦争終結と宣言した片岡鉄哉が、いかにしてその結論に達したのかを解説したアメリカ通信【Vol. XI, No. 35】
    「片岡鉄哉の鋭い分析の秘密を知りたい!」と思われた方はこちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 34 平成十七年四月二日

    • 「鬼のいない間に洗濯」
    • 盧武鉉の反日ヒステリー
    • 中国に攻めず退けずのブッシュが鬼

    島根県議会の竹島決議に対して、盧武鉉大統領は「生理的」と も言えるほどの過剰反応だ。誰も理由が読めない。それほどの奇行だ。しかし 新聞は何かの説明をせねば商売にならない。以下、朝日[1]、産経[2]の解説を 紹介してから真相を指摘する。・・・・


    盧武鉉大統領の過剰反応の意図、南北朝鮮のトップ二人に「共通の軸足」についてズバリ指摘している今号、
    「読みたい!」と思った方はこちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 33 平成十七年四月一日

    • 中国人二千二百万が反対署名[1]
    • 国連常任理事、米は初めて加盟支持
    • 共産と社民はこれで崩壊

    中国政府の暗黙の支援をうけて、中国インターネットが二千二 百万人の署名を集めた。「日本は、中国を含むアジア人たちの間で信頼を築く ために、日本は歴史に対して責任ある態度をとるべきだ」とは政府スポークス マン。

    ブッシュ政権は、小泉改憲の目処がたったので、日本の加盟支 持に切り替えたのだ。・・・・


    [1] Joseph Kahn, “22 Million Chinese Seek to Block Japan’s Bid to Jo in U.N. Council,” The New York Times, March 31, 2005.


    “ライス国務長官の新たな驚異的発言”“盧武鉉大統領の仰天発言”など、アジアに地殻変動を起こしている重大発言について解説しているこの続きを読んでみたいと思いませんか?
    「読みたい!」と思った方はこちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    ☆Vol. XI, No. 32 平成十七年三月二十八日
    ※ 【Vol. XI, No. 31】は欠番です。

    • 「べたなぎ国会」、その理由は
    • 改憲と消費税のとりひき
    • だが、なぜ沈黙するのか

    「べたなぎ国会・予算は成立したけれど」は24日、朝日の社説だ。「べたなぎ」の本当の理由は、改憲(自民)と消費税(民主)の取り引きが成立したからである。最大の懸案は解決したのだ。喋ることがない。

    朝日がそれを知っていることは疑いない。しかし口に出さないで、他の理由を挙げる。総理の答弁が不親切だから。民主党の攻め方が下手だからというのだ。これは偽りである。なぜ改憲と消費税の取り引きが成立したと公開しないのだろうか。

    証拠がないから推測するしかない。おそらく、・・・・


    「う〜ん。」この続き読みたいと思いませんか?
    「読みたい!」と思った方はこちら

    http://www.tkataoka.com/order/order.html#orderform

    【Vol. XI, No. 31】は欠番です。

    ☆Vol. XI, No. 30 平成十七年三月十七日

    • 日本は既に普通の国だ
    • 今日の参院予算委員会をみて
    • 「王様(日本)は裸だ」鶴の一声の威力

    今日の参議院・予算委員会の質疑を見て実感するのは、既に日本 は普通の国だということだ。国の安全や領土への関心が質疑を圧倒している。 国を愛することが、議員の誇りになったのである。

    自民党の世耕弘成は北朝鮮のミサイルについて質疑。ミサイル 命中率の目処であるCEP(circular error probable)の話をした。同じく 自民の有村治子は北方領土の話。二人とも若い。世代が交代している。

    普通の国への脱皮の背後には、・・・・


    ・・・う〜ん、この続きですか?
    この続き「読みたい!」と思った方はこちらへお願いします!

    ☆Vol. XI, No. 29 平成十七年三月十四日

    • 民主は改憲を受諾か
    • 自民との駆け引き成立
    • 年金改革で自民が譲歩

    断っておくが、ここに書くことは現在進行形の問題で、最終判 断ではない。しかし現在、日本の政治が水面下で大きく動いているのは疑えな い。今日のNHK「日曜討論」で、こんなことが起きた。

    自民党と民主党の政調会長が登場して年金改革を討議していた 。与謝野馨と仙谷由人だ。司会者が「消費税の増税で支出をまかなうという話 ですが、その前に無駄使いを削減するべきでないですか」と仙谷に聞いた。

    そうしたら仙谷がむっとして、まくし立てた。「国の借金が今 年は42兆だ。どこを削るのか。危機意識が足りない!」。[1]これを自民の与 謝野が満面笑みを浮かべて満足そうに見守っていた。大福様のようだった。・・・・


    “満面笑みの理由とは・・・” 
    「う〜ん、この続きを読みたい!!」 と思った方はこちら


    [1] 仙谷の理論は倒錯している。42兆円の借金があるから、無駄の削減が要 るのだが・・。

    ☆Vol. XI, No. 28 平成十七年三月十三日

    • アメ通がワシントンタイムズより一歩先
    • ライス08年出馬の下馬評
    • 2008 run, abortion engage her politically By Bill Sammon March 12, 2005 THE WASHINGTON TIMES「08年出馬と堕胎が彼女の政治的関心」

    誰よりもアメ通が早かった。WTは世界日報の姉妹紙で保守系 。ニューヨークタイムズと区別するために、the Other Timesと自称する。「 コンドリーサ・ライス国務長官は、昨日、2008年の大統領選挙に出馬すること の否定を意識的に回避した・・・」とある。 ・・・・


    う〜ん。この続きを読みたいと思いませんか?
    「読みたい!」と思った方はこちら

    ☆Vol. XI, No. 27 平成十七年三月十一日

    • ワッハッハ、これは愉快だ!!
    • 総理とブッシュ・国際電話で掛け合い漫才
    • 牛肉ロビーを蹴飛ばす

    タイムズは曰く。「昨日、ドルが下落し米国債の金利が上昇し た。この原因は日本の総理大臣の発言である。彼は日銀が保持する巨大な外貨 準備の一部を、ドルと米国債以外の資産に投資することを示唆した。直後に日 本の財務省は如何なる変更も無いと、総理を否定した」

    • ジャパン・バッシングは過去の話し
    • 軍事同盟が全てに優先

    うまいもんだねー。これは芝居ですよ。二人は示し合わせて芝 居をうったのだ。・・・・


    う〜ん。この続きを読みたいと思いませんか?
    「読みたい!」と思った方はこちら

    ☆Vol. XI, No. 26 平成十七年三月八日

    • 日本は北朝鮮を制裁できるか

    • 自己完結が単独制裁の前提

    • 米の救いを乞うわけにいかぬ

    日本が単独で北朝鮮を制裁せよという世論が盛り上がっている 。これに対して、アーミテージ元国務副長官が、遠まわしな表現で、反対して いる。アメ通24号で、彼を引用してある。

    『「北朝鮮への制裁、慎重を求める・米前国務副長官」[1] リ チャード・アーミテージが25日東京で講演した。「発動するより、ちらつかせ る方が効果的だ。歴史的に見ると、一方的な制裁は必ずしも効果的ではなか った」。「北朝鮮の口先の瀬戸際主義に惑わされ、目標を見失ってはならない 」というのだ』

    最初に指摘したいことは、相手は名うての「ならず者」であり 、無頼漢であることだ。その無頼漢が、制裁は戦争行為であると警告している 。これを甘く解釈するのは危険だ。・・・・


    [1]朝日、2・26・05。


    う〜ん。この続きを読みたいと思いませんか?
    「読みたい!」と思った方はこちら

    ☆Vol. XI, No. 25 平成十七年三月五日

    • 必ず実現する
    • 小泉とブッシュの靖国参拝
    • シナリオを考える

    私にとって、小泉純一郎は未だに謎だ。深い思想や思考はない。直情径行のタイプだが、同時に非常にプライヴェートな人間だ。彼の日本再軍備が「2プラス2」で一段落するまでの過程は私に読めた。しかし、その後また不透明になった。

    朝日も彼の将来が読めていない。必死になって探っているのだろうが読めていない。恐らく彼自身も知らないのであろう。今は郵政だけだ。憲法は自民改憲草案までだ。その先どうするのかは読めない。小泉の謎は深まっている。

    しかし一つだけ私に読めるものがある。それは・・・・

    ☆Vol. XI, No. 24 平成十七年三月二日

    • 中国が怖いアメリカ
    • マッカーサー証言が金科玉条
    • 「地上戦争に勝てない」

    ☆Vol. XI, No. 23 平成十七年三月一日

    • ネオコンの夢成るか、はたまた幻影か
    • 中東に流動性の兆し
    • タイムズとポストの観測

    まったく偶然だが、タイムズとポストの常連コラムニストが、中東は分岐点にあるかも知れないと指摘している。トム・フリードマンとリチャード・コーエンだ。

    ☆Vol. XI, No. 22 平成十七年二月二十八日

    • 「一生懸命やんなさい」
    • 宮沢がライブドア応援の本音
    • サンケイ改憲新聞をつぶしなさい?

    産経vs.堀江貴文・ライブドア社長の争いに関する宮沢語録。「気持ちには抵抗があるが、何とか頑張って一生懸命やんなさいと言ってやりたい」。両社の対立は「若い人が年寄りに挑戦」と解釈。

    ☆Vol. XI, No. 21 平成十七年二月二十七日

    • 中国は冷静を装い、退きの姿勢
    • 2プラス2宣言は日本の勝利
    • 「日本は突出」というNHKの馬鹿

    ☆Vol. XI, No. 20 平成十七年二月二十一日

    最新情報のモンタージュ

    • (1)火元はブッシュと小泉だった
    •    「2プラス2」の声明は控えめの極まり
    •    二正面戦争を恐れて

    ☆Vol. XI, No. 19 平成十七年二月二十日

    • 日米新機軸を無視するタイムズ
    • ワシントン交渉はどこ吹く風
    • 小泉・ブッシュへの反対の意味は?

    ☆Vol. XI, 18 平成十七年二月十九日

    • 駐日大使はトム・シーファー
    • ブッシュの親友・同じ球団のオーナー
    • 日本重視の布石

    ☆Vol. XI, No. 17 平成十七年二月十八日

    • 日本再軍備構想の狙いは何か
    • ニクソンとブッシュの比較
    • ブッシュの方が控えめ

    ☆Vol. XI, No. 16 平成十七年二月十六日

    • 北朝鮮封鎖に歩み寄る日米
    • 軍事オプションは無い
    • でも政権変革スレスレまで「締め上げる」

    ☆Vol. XI, No. 14 平成十七年二月十二日

    問題の一:争点:

    • 「核兵器は完成した。米朝協議で我が政権を承認すれば放棄する」・北鮮、10日
    • 「米朝の二者協議は拒否する」・米、11日
    • 「ブッシュさん、制裁する振りをするよ」・日本政府

    ☆Vol. XI, No. 13 平成十七年二月十日

    「ブッシュが舌を咬んだ」

    中国が北朝鮮に関して緘口令

    核問題は「没法子」

    ☆Vol. XI, No. 11 平成十七年二月八日

    「二正面戦争と小泉総理の決断」

    昨年、四月四日のことだ。それまでイラク戦争に対して局外中立を保っていたシーア派が、スン二派のゲリラと合流した。戦争はスン二三角形からイラク全土に拡大し、米軍は苦戦に陥った。この新局面は、おそらく台湾海峡での米中緊張にひっかけて、二正面作戦を米国に挑んで漁夫の利を占めようという大胆なものだった。イラクでの地域紛争が一挙に戦略的危機となってブッシュ政権を直撃した。

    ☆Vol. XI, No. 10 平成十七年一月二十六日

    イラク戦争は終結

    スン二派が政治参加を要求

    投票はできないが憲法は起草したい

    ☆Vol. XI, No. 9 平成十七年一月二十六日

    遂にドル暴落が到来・今年中

    米中相互依存の崩壊が起因

    米諜機関の予告

    ☆Vol. XI, No. 8 平成十七年一月二十四日

    「西欧の反ブッシュは正気なのか」

    タイムズのコラムより

    ☆Vol. XI, No. 7 平成十七年一月二十日

    「日中のシチューは甘酸っぱい」、ノリミツ・オーニシ東京支局長

    朝日新聞、転向の証しは社説

    ライス国務長官の踏み絵

    ☆Vol. XI, No. 6 平成十七年一月十八日

    江戸の仇を長崎で討つのか

    郵政改革は天王山

    改憲完了を恨む護憲派の報復

    ☆Vol. XI, No. 5 平成十七年一月十八日

    「イラクから逃げよう」の大合唱

    本気で突っ放せば正気に戻る?

    ☆Vol. XI, No. 4 平成十七年一月八日

    兵員不足で米軍は「壊れた軍隊」

    予備役司令官が内部告発、リーク

    ラミーの首切りは不可避か

    ☆Vol. XI, No. 3 平成十七年一月五日

    戦況不利でブッシュが大幅妥協

    イラクはシーア派に委託

    イランの核問題は当面棚上げ

    ☆Vol. XI, No. 1 平成十七年一月三日

    「アメリカにやられた」は根拠なし

    田中角栄のロッキード疑獄

    徳本栄一郎が実証的に証明

    ☆Vol. X, No. 152 平成十六年十二月二十九日

    台湾で米に二正面作戦をしかける中国

    イラク釘付けのブッシュが応援を要請

    李登輝招待で応援受諾した小泉

    「米軍再編成」の本当の理由

    ☆Vol. X, No. 151 平成十六年十二月二十八日

    ジャーナルが米紙として初めて

    日本の対中強硬路線を紹介・支持

    日米の利害は完全に一致

    ☆Vol. X, No. 150 平成十六年十二月二十七日

    生きる?死ぬ?破綻するまで先送り?

    「財政再建」の小田原評定

    財務省まかせの政治

    ☆Vol. X, No. 149 平成十六年十二月二十三日

    Fighting On Is the Only Option, Americans Say

    戦いつづけるのが唯一つの選択肢だとアメリカ人は言う

     

    ☆Vol. X, No. 148 平成十六年十二月二十日

    或るニュースレターに依頼された論文が爆発的な人気なので転載する。本誌の読者には古い話の焼き直しで失礼だが。

    憲法改正は実質的に既に完了した

    ☆Vol. X, No. 147 平成十六年十二月十八日

    「東京の国旗法は誇らしい愛国主義か押しつけか」

    タイムズの反日主義は朝日の援軍

    ☆Vol. X, No. 146 平成十六年十二月十六日

    九条改正、実質的に完了

    新大綱によって

    聞こますか、アーミテージの高笑い

    ☆Vol. X, No. 145 平成十六年十二月十三日

    見えてきた小泉・ブッシュ同盟

    ウオール街が日本株買い支え

    小泉は1300億ドル投資で答礼

    ☆アメ通 別冊

    米軍は四年以内にイラク撤退

    ラムスフェルド国防長官が言明

    ☆Vol. X, No. 144 平成十六年十二月三日

    「もはや護憲派はほとんどいない」

    残る摩擦は利権だけ

    小泉改憲中間報告

    ☆Vol. X, No. 143 平成十六年十二月二日

    Signs That Japan's Economic Recovery Is Fading The bright lights of Tokyo's Ginza area belie economic problems facing the nation.

    東京銀座の明るい照明はこの国が直面する問題を隠している。

    「日本の景気回復が消える兆候」、The New York Times, 12/1/04

    ☆Vol. X, No. 142 平成十六年十一月三十日

    耐え難い堂々巡りの連続

    増税でも破局、借金でも破局

    民主平和主義にみる日本の痴呆性

    ☆Vol. X, No. 141 平成十六年十一月二十九日

    靖国も原潜侵入も黙殺

    何故なのか外国のメディア

    ☆ Vo. X, No. 140 平成十六年十一月二十七日

    1ドル50円の時代が来る

    開き直ったブッシュ

    避けられないものは美化される

    ☆Vol. X, No. 139 平成十六年十一月二十五日

    ウクライナ選挙は米ロの覇権争い

    国際関係はジャングル

    ☆Vol. X, No. 138 平成十六年十一月二十三日

    やってくれた総理

    中・ロ両国を蹴飛ばしたサミット

    米軍撤退の真空を埋める

    ☆Vol. X, No. 137 平成十六年十一月二十三日

    朝日が不思議な沈黙、この数日

    社内の意見が靖国で割れたのか

    ☆Vol. X, No. 136 平成十六年十一月十六日

    改憲不履行で報復がくるのか

    ニクソンショックIIを考える

    ☆Vol. X, No. 135 平成十六年十一月十五日

    日本のアラファト像は日本赤軍のもの

    米占領に対する怨恨とダブらせる

    だが敗者の実像を見よ

    ☆Vol. X, No. 134 平成十六年十一月十三日

    対米核攻撃を予告・アルカイダ www.alm2sda.net を参照

    ジェームズタウン財団が公表

    「オサマが最新のオーディオ・テープで、アメリカ国民に極道ブッシュを選出するなと警告した。・・・・警告の拒絶は、神の怒りを彼らの頭上に下すことを正当化する。・・・・・核・原子製造は十字軍や西欧の独占でない」

    ☆Vol. X, No. 133 平成十六年十一月十日

    「総理の強気にかげり、躊躇い・原因不明」・アメ通124号

    原因は外務省チャイナ・スクール

    ☆Vol. X, No. 132 平成十六年十一月九日

    小泉改憲工作・中間報告

    なぜ米紙は沈黙しているのか

    小泉総理の改憲工作でふしぎな点が一つある。それはアメリカのメディアが全部黙殺していることだ。大新聞は必死になって探っている。特に、タイムズは改憲・靖国反対だから探っている。

    ☆Vol. X, No. 131 平成十六年十一月八日

    中国礼賛は平均週一回

    日本には無視と哀れみ

    タイムズの論調

    NOVEMBER 7, 2004


    TODAY'S EDITORIALS 今日の社説

    New Standards for Elections

    ☆Vol. X, No. 130 平成十六年十一月七日

    改憲失敗ならニクソンショックが来る

    世界日報への寄稿論文

    ☆Vol. X, No. 129 平成十六年十一月七日

    迫るファルージャの決闘

    ブッシュは未だ勝っていない

    「天王山」になるのか

    ファルージャの町は包囲され、米海兵隊部隊の数千人が攻撃開始の命令を待っている。二次的被害を抑えるために、空爆や砲撃は極力避けて、純粋の市街戦を戦う訓練が現地で行われてきた。

    マン・ツー・マンだから、土地勘のある反乱軍は有利だ。海兵たちは従軍宣教師のミサに群れをなして出席している。彼らはアメリカの赤い州、つまりブッシュが票を稼いだ中西部のオハイオ州のような田舎の出身だ。同性愛結婚に反対する社会層だ。

    ☆Vol. X, No. 128 平成十六年十一月六日

    敗戦のポストモーテム(検死)

    ケリーの尻馬に乗って敗北したリベラル達。その総元締めであるタイムズは切歯扼腕、じだんだ踏んで口惜しがっている。

    OP-ED CONTRIBUTOR (寄稿コラムニスト)

    Why We Lost (なぜ我々はまけたのか) By ANDREI CHERNY

    The overarching problem Democrats have today is the lack of a clear sense of what the party stands for. 

    民主党が今日直面する最大の問題は、党が何をしたいのかという目標を失ったことだ。

    Why They Won (なぜ彼らは勝ったのか) By THOMAS FRANK

    Democrats must confront the cultural populism of the wedge issues with genuine economic populism. 

    民主党は文化ポピュリズムの切り口に対して、純粋の経済ポピュリズムで対決しなければならない。(10月4日のタイムズから。)

    ☆Vol. X, No. 127 平成十六年十一月四日

    二期目のブッシュは何をするのか

    レガシー(遺産)を残すために

    三つの課題・予告

    第一に、イラクを「解決」する。シスタニ師とサドル師の率いるシーア派とクルド族(スンニ派)に全面的に、大胆に主権を委譲する。旧フセイン政権のスンニ派の処置は相手の対応にまかせる。

    ただし、米軍の一個師団ほどはイラクに駐留する。これはサウジアラビア、シリア、イランに睨みをきかせるため。更に、アメリカの復興資金の支払いをつづける。

    ☆Vol. X, No. 126 平成十六年十月三十一日

    デッドヒート: 48% vs. 48%

    ブッシュが危ない、小泉も危ない。総理が弱気になった理由か

    歴史上まれな激戦だ。今日のポストの調査では、48% vs. 48%。デッドヒート(白熱)だ。

    タイムズによると、共和・民主両党の判断では、フロリダ、ペンシルヴァニア、オハイオの三州で結論が出るだろうと言う。大都市であるシカゴ、ダラス、ニューヨーク、ロサンゼルスは遠くから傍観していると言う。更に言う。

    「究極的には、政治のプロが『地上戦闘』と呼ぶもので勝敗が決まるだろう。つまり、両党の組織が、どれほど効率的に支持者を投票所まで連れて行くかだ」

    オサマ・ビンラーデンの脅迫放送も、香田証生の惨殺も、ブッシュと小泉の政治生命を絶とうとする謀略である。

    ☆Vol. X, No. 125  平成十六年十一月一日

    神よ、ブッシュを祝福し給え

    日本改憲の鍵を握る男

    「接戦だ、接戦だ」とアメリカのメディアは叫んでいる。接戦だから勝敗の決着は法廷闘争に持ち込まれる、とも言う。数ヶ月間、決着がつかないだろうとも言われる。私は、なんでも構わない。ブッシュが勝てばいい。それほど日本にとって大事な男だ。

    だが、アメリカがテロとの戦争に勝つことも日本にとって大事である。ケリーが選挙に勝てば、アメリカは戦争に負けることになる。彼は必ず体裁をつくろって逃げる。アメリカは一度逃げたことがある。ベトナムから逃げた経験がある。あの二の舞をやると、日本は中国によって翻弄されるだろう。