片岡鉄哉のアメリカ通信

Vol. XIII, No. 25

  • 「改憲は必要でない」
  • 「靖国例大祭に総理は参拝せよ」
  • 岡崎久彦の提案を分析する

Voiceの3月号で首相の外交問題アドヴァイザーである岡崎久彦が興味ある提 言を発表している。

政局に対する判断として意味深長なので紹介する。どうも彼は首相の政治力に は余り期待していないに見える。


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Vol. XIII, No. 24

  • 「広義と狭義の慰安婦」
  • 安倍が言わんとした事・・・
  • 真実を探る

「日本人の最悪の敵は日本人だ」というコトワザが西洋にある。これは日本 人が自分の行為を説明できないこと、したがって誤解を招くことを指す。これが今回の慰安婦騒ぎの核心だといいたい。安倍総理は嘘をついたのではない。舌足らずだったのだ。彼は何を言わんとしたのかを考えよう。そこに真実が隠れている。


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Vol. XIII, No. 22

  • 慰安婦で総理撤退、側近は護身に汲々
  • タイムズ立腹でブッシュも介入
  • 憲法改正にも影響か

就職したばかりの晋三君は社内研修の最中で、試行錯誤で学習している、といったところだ。

慰安婦問題には『広義の強制性』があったが、『狭義の強制性』はなかったと いう発言で火がついた。つまり、河野洋平(宮沢内閣官房長官)の出した正式謝罪を確認しながら、同時に、拒絶するというのだ。これは全く無作為、無邪気のエラーである。赤子の手をひねられたようなものだ。


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Vol. XIII, No. 21

  • 現状では安倍は負ける
  • だが勝つ方法はある
  • 慰安婦問題の経緯、産経から

慰安婦問題で謝罪と反省を表明した平成5年の河野官房長官談話に対する、 安倍晋三首相と塩崎恭久官房長官の微妙なスタンスの違いが表面化しつつある 。官憲による強制連行を否定、談話の見直しを示唆した首相に対し、塩崎氏は 談話見直し論の火消しに躍起だ。背景には、本来の"安倍らしさ"を取り戻し、 「保守回帰」を強める首相と「歴史認識問題には関心が薄い」(官邸筋)とさ れる塩崎氏のすれ違いがありそうだ。


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Vol. XIII, No. 20

  • 安倍総理に神佑天助あれ
  • 改憲へおも舵いっぱい(右)
  • 平時のレジームチェンジは可能か

なにか起きたなと私は見ていた。スーパー紳士の安倍晋三が国会の審議で声 高に野党の発言を遮ったり、タカ派の中川昭一政調会長が中国を挑発していた からだ。でも、昭一が出れば、秀直幹事長は引っ込むはずだ。そして、やはり 「シーザーはルビコン川を渡った」のだった。 安倍は改憲に向けて不退転の 一歩を踏み出したのだ。総理と祖国に神佑天助をいのる


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Vol. XIII, No. 19

  • なぜ日本人はかくも憎まれたのか
  • イーストウッドの「硫黄島」を見て
  • ポストのジョージ・ウイル

ポストの保守派コラムニスト、ジョージ・ウイルが「同情という硫黄島の教 訓」をしたためた。第二次大戦で日本人は人間以下の動物として蔑まれた。( これはアメリカ人が人間以下の動物に成り下がったからなのか。)感傷を抜き にして、ウイルはこの事実を認める。そしてイーストウッドの硫黄島二部作で 、アメリカ人は日本人を人間として認めたのだと指摘する。


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