片岡鉄哉のアメリカ通信

Vol. XII, No. 8 平成十八年一月二十六日

  • 「貧乏人は郵便局を心の糧に
  • 郵貯で食え!」
  • 株を「錬金術」と教える残酷さ

ホリエモン事件を契機に、国会とメディアが垂れ流した教訓は、「株はアメリカ式の錬金術だ、マネーゲームだ」「改革は二極社会への原動力だ」ということらしい。野中広務の高笑いが聞こえるではないか。彼は小沢一郎を「悪魔だ、アメリカのスパイだ」と公言。竹中平蔵を「バッジのない学者が二つの大臣を兼ねて、日本のことを考えているのかアメリカのことを考えているのか。公的資金を入れた銀行をハゲタカのように外国資本が買う」[1] と嘯いた。野中の基調演説を、抵抗勢力、民主党、朝日が撒布・放送しているというのが国会の動きだ。貧乏人が学習したことは、「株、ハゲタカ、投資は怖い」ということだ。彼らはますます郵貯とたんす預金というゼロ金利に追い込まれて貧乏になる。哀れなものだ。


本当に保守すべきは何なのか?

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