片岡鉄哉のアメリカ通信

Vol. XI, No. 147 平成十七年十二月十二日

  • IT戦争第二幕
  • グーグルvs.マイクロソフト
  • なぜ日本は傍観しているのか

バブルと共に「経済大国」が崩壊した時、司令塔にいた竹下登が「日本はアメリカの保護国なのだから、経済的にもアメリカに挑戦しては駄目だ」と言い残した可能性がある。それほど日本は腑抜けた国になった。経済でも競争を避けるのだ。しかしIT戦争が第二幕に入ろうとしており、グーグルとマイクロソフトが中原の鹿を追っている。ところが日本では、ほりえもん、三木谷、村上の三人が初期の目的を諦めて一歩後退している。インターネット無しのテレビは二世代前のものなのに。以下はグーグルに挑戦するマイクロソフトの話だ。[1]


[1] Steve Lohr, “Can This Man Reprogram Microsoft?” the New York Times, December 11, 2005.


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