片岡鉄哉のアメリカ通信

Vol. XI, No. 138 平成十七年十一月十二日

  • 勘は良かったが的外れ
  • 本誌の予告
  • 首相の狙いはイラク撤収だった

私の勘は悪くなかった。最近、総理の対米抵抗が目に見えて強くなってきたのを察知し、何かが起きる前兆と判断したのはアメ通だけだ。しかし、翌日、官邸が発表したのはイラク自衛隊撤収だった。私は、総理の派兵に対する抵抗は手段であり、目的は安保理常任理事国入りだと判断したが、彼にとって派兵反対そのものが目的だった。だが、何かが起きるという勘ぐりは正しかった。


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