片岡鉄哉のアメリカ通信

Vol. XI, No. 106 平成十七年八月二十九日

  • 「敗戦は拒否、だがイラク戦争批判」
  • 政策転換の魔術師、タイムズの使命感
  • 羨ましい自由討論の伝統

イラクの例から、アメリカの戦争の仕方を考えてみよう。地域パワーではあるが世界最強の帝国が生存する秘訣は戦争での勝利だ。私は深い関心をもって、常に答を探っている。戦争は武力で決まらない。軍人が指導するものでもない。

戦争は政治力と知性がなければ勝てない。これがクラウセヴィッツの「戦争論」の大原則であり、ギリシャ哲学の伝統である。アリストテレスはアレキサンダー大王の指南番だった。アメリカでは、ニューヨークタイムズというユダヤの新聞が非常に重要な役を果たしている。

日清、日露の戦争を勝ち抜いた頃の日本には、クラウセヴィッツの原則が機能していたといえる。ところが岡崎久彦は、日本軍で最も優秀なのは下士官だという。「亡国のイージス」という映画にも海上自衛隊の「先任伍長」というのが主役で登場する。しかし戦争のできる政治家が日本にいるだろうか。


アメリカはイラクをいかに終わらせようとしているのか?
戦争は政治力。アメリカを見れば、今の日本に必要なことが見えてくる。
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