靖国神社と皇室典範をイデオロギーに捉われずに考えています。
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靖国問題で、日本は重大な危機に入りつつある。八月十五日の 決着に向けて、秒読みがつづいている。総理の手の内を推理してみよう。
先ず、客観的に如何なる収拾の方途があるのか。岡崎久彦は、 私と基本的に同じ態度だが、「再び時間が治癒してくれるのを待つしかないと 思う」という。[1] このまま突っぱねていれば、中国が疲れて、或いは飽きて 、忘れてくれるだろうというのだ。
つまり、外務省はお手上げなのだろう。私は、そう簡単に問屋 がおろさないと判断する。中国にとって、この問題は余りにジュウシーで美味 しい。食いついたら離さないだろう。・・・・・
[1] 「教科書問題に火をつけた日本国内の人々を非難する」、中央公論、2005 年6月、183頁。
中国にとって何がそんなに美味しいのか?
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